
今回は、80年代アイドルの中では群を抜いて綺麗で可愛かった、ビジュアル系アイドルです。
39 吉田真里子
1970年11月19日生
1987年 第6回ミスマガジン特別賞
1988年 『とまどい』でアイドルデビュー
デビュー曲から4枚連続でオリコン30位以内を記録して、それなりのスマッシュヒットをしましたが、なかなかシングルナンバーに食い込むだけの大ヒットがありませんでした。
但し、彼女の場合、バラエティも殆ど出演することがなく、CMも1.2本のみで、後は雑誌のグラビア程度。
もっぱら歌一本で闘ってた正統派でした。
1988年と言えば、87年に解散した
『おニャン子クラブ』
の生き残りVSその他アイドルの図式が顕著になっていた時代。
松田聖子や中森明菜の推進力も急ブレーキ、また当時のアイドル四天王もバラエティに頼りがち・・・そんな『90年代アイドル氷河期の入口』でした。
更に時代はアイドル時代からバンドブームへと変革を遂げようとしていました。
世相は、大学生のにわか作りのインスタントアイドルに飽きてきた頃だった訳です。
だから、尚更本物思考が強くなり、アイドルでも本質をしっかり持った自他共に認める正統派アイドルを推す傾向がありました。
88年は、80年代アイドル晩年でアイドルは住みにくかったとは言えます。
しかし、その中でも実力を兼ね備え、息長く活躍したアイドルがたくさんデビューしてます。
西田ひかる、坂上香織、中山忍、宮沢りえ、藤谷美紀等は現在でも大活躍しています。
WINK 、CoCo、相川恵里、中村知夏などの実力のあるヒットメーカーも輩出していました。
今から考えれば、88年は間違いなくアイドル当たり年でした。
その中では、吉田真里子ちゃんは群を抜いて、清楚で可愛いアイドルでした。
歌唱力も、バラエティで乱出していたインスタントアイドルより、何倍も上手かったと思います。
長めのフリルスカートにレースを散りばめたワンピースなど、まるで育ちの良いお嬢様の様なイメージがありましたね。
吉田真里子ちゃんは、ミスマガジン出身ということもありましたが、ビジュアルは抜群で、ルックスや雰囲気で唄う正統派アイドルとしは間違いなく本物でした。
なので、その筋の関係者には評価が高かったみたいです。
歌も流石にCBSソニーだけあって、しっかり作り込んだサウンドで、彼女のルックスとの組み合わせならミリオンヒットも・・・と期待されましたが、結局ヒットに恵まれずに尻窄み。
原因はやはりバラエティ等での露出度の低さにあったのでしょう。
当時も現在と同じ様に、視聴率の取れるバラエティでの露出は、かなりの宣伝効果がありました。
その類いに殆ど出なかったのは、ある意味全くアドバンテージを持たなかった訳ですね。
その背景には、彼女の持つ清楚で正統なイメージを固持するあまり、事務所側が仕事を選んでいた傾向がありました。
彼女にして、その売り込み方は間違ってはいなかったと思いますが、彼女の実績や知名度を見るに、どうしても売り込み方の難しさを感じます。
シングル8枚、アルバム5枚
どれも、ホワ~ンと暖かくなる様な曲調で、かなり心地よいです。
メゾソプラノボイスは、無理なハイトーンがない分おしとやかさを感じます。
どの曲も当時のアイドルによくあった哀愁や悲壮感は全くなく、透明感ある御嬢様サウンドです。
CDは中古店でよく見かけます。
価格もこなれていて、お買い得感抜群です。
聴くか聴かないかは、あなた次第!
80年代B級アイドル度・・・61%
彼女は、CBSソニーと契約解除後も、インディーズレーベルを立ち上げ2000年位まで唄っていました。
あまりヒットはしませんでしたが、本物のアイドル歌手のひとりだったのは間違いありません。
それにしても、可愛い~!
おわり
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80年代アイドル | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2018/05/23 09:41:30