
今回は、女優としては超有名ですが、子役やアイドル歌手では知名度激低。
所謂大映ドラマアイドルです。
47 伊藤かずえ
1966年12月7生 (51歳)
神奈川県横浜市出身
小学生から東映児童演劇研究所に席をおいており、子役(特撮ヒーローなどのちょい役)などて色々見掛けました。
そして1978年、本人12歳の時に、『神奈かずえ』として歌手デビューしますが、まぁどう転んでも売れる要素は全く無かったですね(笑)
その後1981年、映画『燃える勇者』で、真田広之とダブル主演に抜擢、注目を集めます。
翌1982年、『哀愁のプロフィール』でアイドル歌手として再デビューします。
所謂彼女も『花の82年組』なんですが、恐らく誰もアイドル歌手では印象に残ってないでしょうね。
私もかなり印象が薄いです(笑)
しかし、今と違って容姿は清純そのもの、綺麗で素敵なお嬢さんです!
アイドルとして肝心な唄は泣かず飛ばすでしたが、1984年、あの大映ドラマ
『不良少女とよばれて』
の不良役で女優としての脚光を浴びて、ここから彼女の大映ドラマ中心の大女優への道が開けます。
ざっとこれだけ出演してます!!
・高校聖夫婦
・少女が大人になるとき~その細き道~
・スクール★ウォーズ
・乳姉妹
・ポニーテールはふり向かない(主演)
・花嫁衣裳は誰が着る
・ザ・スクールコップ
等々、大映のビッグタイトルドラマに連続出演して、売れないアイドルから一気に一流女優への転換を成功させます。
この転換が上手く出来るか出来ないかが、芸能界で永く活躍する大きなポイントになるのは、昔も今も変わりませんね。
また、その後も色々なシチュエーションの隙間を埋めるように大映ドラマ以外にも、
『スケバン刑事Ⅲ TVスペシャル』などの学園ドラマを中心に数多くゲスト出演を果たすなど、テレビドラマならいつでも見掛ける様になり、当時の認知度はかなりのものでした。
彼女はヌ○ド以外は仕事を選ばない傾向があった様です。
人気絶頂の頃の1991年フジテレビ放送の、
『もう誰も愛さない』
では、最終話に弁護士町田玲子役の伊藤かずえちゃんが絞殺され、死体をバラバラにされてゴミ集積場に棄てられるというショッキングな殺され役を演じています。
まぁ、この作品は未曾のクライムサスペンスで、しかも展開が早すぎるジェットコースタードラマとしてマニアにはかなり支持されていて、ドラマの内容はともかく、あれこれと記憶に残っている方も多いと思います。
因みに、アイドル出身で、サスペンス等で殺され役を経験するケースはかなりあります。
例えば、
・芳本美代子
・川上麻衣子
・仁藤優子
・若林志穂
・三原じゅん子
・大西結花
等々、かなりの数に上りますが、どの方もアイドル歌手やアイドル女優として、ピークが過ぎた頃に演じています。
(または、売れずにやむ無く女優転向後・・・)
しかし、伊藤かずえちゃんは女優としての絶頂期に前記の様に悲惨な殺され役を演じたので、当時のファンからテレビ局にクレームの電話が殺到したそうです。
しかし、凄いシーンでした(汗)
・・・その後も彼女の女優としての活躍は現在まで変わりません。
相変わらずのクールな目付きと、太めのダーティボイスで影のある演技は今でも定評がありますね。
でも良いか悪いか、彼女がアイドルでしかも花の82年組だった面影は全くありませんが・・・(笑)
シングル14枚、アルバム9枚
かなりの数をリリースしてます。
意外や意外、ロック調の歌が多く如何にもバブルを通りすぎたという感じのサウンドは、なかなか良い雰囲気で聴けます。
唄も決して下手ではありませんが、女優である程の特徴がなく、彼女の女優としてのイメージに直結していないのが残念です。
復刻版のベストも出ています。
また、昨年新たにゴールデン⭐ベストが出て、新品を購入することができます。
かなりお薦めです!
聴くか聴かないかはあなた次第!

(現在の伊藤かずえさん)
80年代B級アイドル度・・・77%
女優としては一級品ですが、ことアイドル歌手としては、どうにも寂しい82年代組のひとりです。
・・・とは言え、今でも芸能界で活躍されているのは立派です。
・・・でもって彼女、初代日産シーマの大ファン(現オーナー)でも有名ですね。
おわり
ブログ一覧 |
80年代アイドル | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2018/07/22 18:52:43