
ひさしぶりの今回は、80年代後半の中でも絶世の美少女が、大人になった途端にやさぐれ感バリバリのヤンネェになった、任侠ものVシネマの名優。
55 坂上香織
1974年7月29日生 (44歳)
長崎県出身
1986年、当時爆発的人気アイドル『荻野目洋子』のコンサート会場でスカウトを受けるというミラクルなスタートでした。
1987年、TBSドラマ『ガキ大将がやってきた』で女優デビュー。
1988年、『レースのカーディガン』でアイドル歌手デビューします。
これは、テレビアニメ『キテレツ大百科』のオープニングソングに起用されました。
あどけなく均整の取れた顔立ちと、お嬢さんの様な清楚な雰囲気は1988年デビューアイドルの中では、群を抜いていました。
当時は、『第2のゴクミ』とも言われていましたね。
唄は、稚拙な面が逆に素人ぽくて良い方向に向いていましたが、振り付けは学芸会のレベルで、ステップすらぎこちない有り様で、決してステージうけするアイドルではありませんでした。
それでも、歌手活動はなかなか挑戦的で、3ndシングル『プラトニックをつらぬいて』は、テレビアニメ
『らんま1/ 2』のエンディングに起用されたり、
2ndアルバムの『夏休み』は、
吉田拓郎の名曲『夏休み』や、甲斐バンドのデビューシングル『バス通り』など、ニューミュージックの名曲のカバーに挑戦するなど、当時の定番アイドル路線を敢えて外したプロデュースが目立ちました。
しかし、レコードの売り上げは好転せず、1990年に発売した、ビデオシングルディスク(VSD)を最後に、アイドル歌手活動を終了します。
そして、暫くの充電期間を経て1993年、『週刊プレイボーイ』で、大胆な●ードを披露。
清純系アイドルが大人に、いきなりの大胆なイメージチェンジを果たします。
その後は、Vシネマの任侠シリーズや時代劇など、かなり大人の雰囲気を振り撒き大活躍します。
特にNHK大河ドラマ『独眼竜正宗』などの演技などは、巧くアイドルを脱皮した素敵な女優として、好評価を獲得しています。
しかし、アイドル時代のあのお嬢さんは何処へやら、なかなかのやさぐれ感は、インパクト大でした。
特にVシネマでシリーズ化した、
『ヤンママトラッカー』シリーズは、1999年~2003年まで続いた人気作になりました。
その後の活躍は2008まで・・・、2009年以降の出演はなく、実質引退したと思われます。
シングル5枚、アルバム4枚(ベスト1枚)
唄は、平凡なメゾソプラノボイスで決して上手くはありませんが、彼女なりの上手く唄う努力がうかがえ、何処か拾ってあげたくなる不思議な憂鬱さを持ってます。
中古アルバムCDは比較的見つけ易く、値段も手頃で、80年代B級アイドルのCDとしてはお薦めです。
聴くか聴かないかはあなた次第!
80年代B級アイドル度・・・60%
デビュー時と晩年のギャップは、あの『杉浦 幸』を遥かに越えてます。
現在は結婚されて名古屋で生活されてるとか。
果たして現在の彼女は、あの清純なアイドルなのか、やさぐれたヤンネェなのか・・・、興味津々です。
おわり
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80年代アイドル | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2018/10/19 21:11:35