
今回は、名前はド派手でしたがやや個性不足か?
没個性故に色々なアイドルと何処か被ってた、そんな正統派アイドルです。
30 姫乃樹リカ
1971年10月6日生 (46歳)
大分県出身
1986年 雑誌『Momoco』に掲載される。
同年 テレビ『モモコクラブ』のレギュラーとしてデビュー。
1988年 映画『めぞん一刻 完結編』の主題歌
『硝子のキッス』
でアイドルデビュー。
モモコクラブの時から、一定のファンがあった彼女ですが、番組内ではまわりの有名処のアイドルに囲まれては、流石に押しも派手さも足りなかったですね。
デビューする際、本名の『西村』では同じモモコクラブの『西村知美』と被るからと芸名に変更。
但し、何故ド派手で超個性的な
『姫乃樹』
にしたのかは不明(笑)。
事務所側も、うっすら彼女のキャラクターにいまいちインパクトが無いと感じていたのか・・・。
ファニーなルックスに元気印な女の子の姫乃樹リカちゃん。
私は最近になって、どうも『麻田華子』とキャラクターが被って仕方ありません(笑)・・・何故だ?
(麻田華子)
唄を歌わせると、声は以外としっかりしています。当たりを柔らかくした田中律子の声色を彷彿とさせ、曲調は浅香唯の様なポップなアップテンポで、全く嫌味がありません。
ただ、ヤッパリ彼女だと言う何かがない気がします。
彼女は滑舌も良く、声にも張りがあったからなのか、地元大分県ではラジオのパーソナリティとしてかなり有名だった様です。
人気パーソナリティ全国第4位に入った事があった程ほどなら、もう少しテレビでも目立って良かったかも(笑)
実際に歌謡番組やバラエティ番組の出演本数は、当時のアイドルの中では極端に少ないです。
・・・と言うより、私はリアルタイムに彼女が歌番組で歌っていた記憶がありません(笑)
・・・何故だ?
逆にそれでいて、これだけ知名度があるのは流石と言うべきでしょうか。
その後、1993年に突如『西邑理香』に改名して、
『西邑理香Wiht Coming Soon 』を結成し、アイドルからポップロック路線に舵をとりますが、これといったヒットはありませんでした。
これもまた『モモコクラブ』故、菊池桃子の御乱心『ラムー』に似ています。
1995年、結婚を機に引退状態になります。
名前といいバンドといい、何か彼女の個性やインパクトを高めたい戦略が見え見えな処が、逆に彼女の個性の無さをさらけ出してしまった様でとても残念です。
事務所が小さかった事もあり、宣伝マネーの縛りや業界の繋がりの細さも影響していたかも知れません。
私個人の感想になりますが、不思議な可愛さがあったので惜しい気がします。
シングル7枚、アルバム2枚
(姫乃樹リカの名前としてのリリース)
唄はかなり上手い方です。
ロック調のサウンドも、メルヘンチックな曲調もそれなりにこなしていますので、器用だったと思います。
ただ当時、『歌が下手なアイドル』がバラエティ番組で闊歩し出した時期でした。
そんな即席アイドル達が、歌の下手さを自虐的個性として宣伝材料にされてしまうと、彼女が正統派アイドルであるが故に、どうしてもインパクトの弱さは否めませんでした。
当時のCDは、中古CD店で時折見つかります。
また、復刻版でゴールデンベストが出ており、比較的低価格で入手可能です。
聴くか聴かないかはあなた次第!
80年代B級アイドル度・・・88%
間違いなく彼女は正当派アイドルです。
しかし、何かが欠けていた様な・・・。
それは事務所の力・・・彼女の個性・・・露出度・・・タイミング・・・いやいや、その全てかも知れません。
彼女から学んだ事は、売れるアイドルはそれら全てを充たしているはず・・・と言う事です。
おわり
Posted at 2018/03/18 21:33:43 | |
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