今回の練習はGWという事もあり、drz乗りでC1の選手も来て下さって具体的な話やその方の時間の使い方も見ることができ 内容の濃い練習になったと思う。
スラローム区間は、今回路面温度も上がり、前にも増してバンクできてたんではないかと思う。この調子で少しずつ精度を上げたい。
RX03は減ってきてるけどそれでもかなりグリップがあるよう。
ただやはり速度乗った後にブレーキングしつつの旋回だとアクセルオフのタイミング、フロントの握り方などまだまだ何となくで走っており詰める余地が多くあると思った。
突っ込むならもっとはっきり突っ込んでガツっと減速すべきだし、手前手前で準備して立ち上がりをきっちり開けようとするならそれももっとはっきりさせるべきかなと
後半のテクニカルセクションも速度さえある程度乗っていれば寝かしたまま小回りしていたし、速度、バンクが重なってハンドル切れ角の少ない状態での旋回はそれなりにまとまった物になってきてると思う。
ただ、そこからフロント握って減速させ舵角をつけて走らせる、又は切り返すとなるとやはり怖さを感じてゆっくりした動きに、ハンドルも突っ張る形になってしまう。
勢いが生きてる状態ならばせめて、もっとフロントを信用して握ってやって、上体の捻りを使ってフロントをグリンっと回していきたい。
また、毎度の課題となる回転だけど、やはり今回もビビって車体立たせてフラフラと走るしかなかった。二ヶ所の回転で2秒はロスしてると思う。
ただ今回違ったのは、その回転のダメさに対して他区間を攻めきらずに敢えて集中力をキープして走れた事。
またコース走行ばかりせず、分からないなりに八の字コースに行って練習出来たこと。
そしてそれを見ていたC1の方が実際に目の前で走ってくれて、かつ自分のマシンも乗ってくれて、どういう問題があって回転がうまく処理できないかコメントをくれた事。
これがデカかった。
まず自分の場合、速度をもっともっと落として良いらしい。
そしてその速度になるまでに何もガツっと落とす必要はなく、自分の中で回転ができる所までバンクで奥に行きつつスルスルと落としていって回って良いとの事。
この速度は思ってる以上に落として良いという所は結構ヒントになった。
それと、半クラ操作時のレバー位置、指の掛け方にもコメント下さったがこの2点意識してやり方試し、自分に合う物が確定出来ると操作に少し余裕ができた(発進前から人差し指、小指をグリップに、中指、薬指をレバーにかけておく。レバーが指に当たれば全切り、そこから少し戻していくと半クラッチになる設定。尚ブレーキは二本がけが今回しっくり来ていた、1本がけ操作はラジアルポンプでないと力が足りない様に感じた)
また、何が怖い、出来ないのかと言う見方をした時には、バンクそのものはスラローム区間では充分できてると、スラローム区間あんだけ走れてたら良いとこ行くと思うと言ってくれる程。
これが、低速時でのバンクに限って苦手なんだと思う、との事。
で、それに対しての練習はいきなりフルロック回転にチャレンジせず、まずは八の字でロックに当てる練習をして行ってからでいいのではと。これは確かにそうで、以前ホーネットに乗っていた時もこの意識をもってやっていたが、drzに乗り換えて鹿にぶつかったり何やかんやしていくうちに忘れてしまっていた基礎の基礎の内容だった。
そう言われて八の字をしてみると、自分がホーネットのときに、12mより狭い八の字で、フロントブレーキを使って沈めてロックに当てて回れていた事を思い出せた。
又、走り続けていくうちに、リアブレーキは作った状態の維持に使うと言う感覚も出てきた。
次回からは北上、花巻の練習でも午後の完熟のときに時間を割いてフルロック八の字、回転の時間を必ず設けて走ろうと思う。
スラロームは今まで通りの感覚で走っていけば悪くないので、余力を作れるように敢えて少し控え目に、若しくは攻めるポイントを限定して走っていく。
小回り時の意識、手順としては、
リアブレーキ→バンク→フロントブレーキ握って減速&舵角付け→リアブレーキ引きずって後輪を押さえつけつつ半クラ+アクセル煽り、リアを止めてフロントを走らせる
このスタイルを安定させていくこと。
C1はた選手の走りを見ていると、派手さはないし、むしろ回転区間はかなり減速させているしバンクもめちゃくちゃ深くは見えないけど、兎に角フロントタイヤがグルンっと勢いよく走ってる様に見える。
リアは転がってないから速度自体は低い、しかしフロントが非常に素早く走って向きが一気に変わっている。そしてリアタイヤの描く弧がめちゃ小さい。
これを見本に次回以降頑張りたい。低速ハンドル切りのセクションの苦手意識がなくなれば、みえるものが大きく変わると思う
また、ラスト近くに友人のグロム(前後オーリンズ、ハイグリップタイヤ、オーバーバックステップ、SSB装備)に乗らせて頂いたがこれが物凄く乗りやすく、数本走った程度でdrzのタイムに肉薄する位に速かった。
何せエンジンが開けやすい。自分は全閉してしまってから開けてドンつかせる悪い癖があるが、全閉からの開でも開け始めが滑らかにパワーが取り出せ、かつバンク限界もすぐに爪先をするので分かりやすくバンクのコントロールがしやすい。
そして開けてもバンクしても滑る気がまったくしない。
小さく軽く脚のストロークも短いせいか切り返しがしやすい(ただし直線パイロンスラロームはなぜかタイミングを逸しやすくふっ飛びかける)
最終的にほぼ全てのコーナーで爪先がする程コントロールでき、何ならペダルまで擦って走らせていけて、エンジンの開けやすさ、小さくコントロールの効く車体のおかげで苦手の回転もロックは当たらないが小さく回ってクリアする事ができ、新たな世界を見た気がした。
この開けてやっていい位のトルクをすぐ取り出せるってのが滅茶苦茶重要だと思うのだが、グロムはその性能がとても高く、逆にdrzはそこが難しい所で半クラになってしまう。
バンクメインのライダーにミニは正直かなり合っている気がする。バンクメイン=ボトムスピードをなるだけ落とさないで丸くラインを取るので、四輪、カート、県内ではスラロームで走ってきた自分の組み立てにも合致させやすい。
しかも回転での弱点も開けてトルクを取り出し易いエンジンによって補い易く、ホイールベースの短さで小さく回れる。
特性的に自分の長所短所がうまくマッチしていて、バイクそのものも原付だからとバカにできない程しっかりしていて動きも良く結果的にタイムが速い。
今後、回転等低速セクションでヒントが欲しい際など友人のミニに積極的に乗らせて頂き 自分のスキル向上に役立たせて貰おうと思う。
追記 後日主催の方のグロムとジクサーの走り見てたら、自分と決定的にフロントブレーキの使い方違うと気づく。自分、ダラダラ減速、いつまでもバンクして開け始め遅い。
主催者グロム、ある所でキュッと縮めて旋回はさっさと終わらせている。体もインに入れて旋回終わり早く、立ち上がりできっちり開けている。
つまる所曲げるブレーキが使えていない、コレができたら進入にもっと鋭さが出て立ち上がりは楽に全開できる、つまり速くなる
また、バンク角を維持したまままっすぐ立ち上がる走法もアリなのかもしれない
バンク状態で速度失わせるのに怖さがあるからこうなってる感あり。回転の苦手さに通ずる所あり。C1はた選手はハンドルロック旋回時はリアは止まってるけど勢いは死なず、バンクで入って来た勢いがそのままフロントに乗り移ってフロントが走ってる感じ
バイクが寝ている時に減速を伴えばバイクはハンドルが切れつつ内倒しようとするが、そこから半クラ+アクセルでの安定した駆動力があれば失速させようがハンドル切ろうがバイクは基本内倒しない物だとしっかり体で覚え込む事
セットいじる時は1ヶ所ずつ。減衰は伸び側から。伸び(TEN)は下側にあり