
20年以上も前のこと、ミニを購入するにあたり対抗馬となったのがフォルクスワーゲンのビートル。
私はミニでもビートルでもどっちでも良かったんだけど、実質のユーザーとなる嫁はミニの方が小さくてかわいくて好ましいと。ミニを運転するのは女性、ビートルは男性というイメージがあったらしい。
お店の問題もあった。当時すでに北海道の田舎住まいだったもんで、修理してくれる専門店が近くにあるかどうかは極めて重要。札幌でなきゃ修理できないっていうんじゃね、二の足踏みます。
探してみたらミニの方はすぐ近くに代理店があった。一方、ビートルの専門店は無し。
それで結局ミニになったんだけど、クラシックビートルには未だに魅力を感じてます。
「ミニ」も「ビートル」も自動車史に燦然と輝く金字塔、エポックメーキングな車だと思ってる。単なる古い車というだけでなく、その後の車に大きな影響を与えたというところに価値を感じるね。
職場でビートルオーナーの女性職員らとそんな話をしてたら、横で聞いてた別の40代女性職員が
「エポックメーキング?どういう意味?」
(゜Д゜) ハア?? 知らんのか。
最近、若い人とは会話が続かないことが多いです。
まあそんな天然ボケ職員はおいといて、オーナーの職員がビートルで出勤してきたので(普段は軽ワンボックスのホンダバモス)少し運転させてもらいました。
38年前、知り合いの車を運転させてもらって以来です。
オーナー曰く、メキビーとのこと。
外観は年式相応にヤレてるけど今のところ機関は好調らしい。
細くて径が大きなハンドルが時代を感じさせます。
エンジンがリアにあるおかげでFFのミニよりステアリング操作が軽くて楽。パワステは必要ないですね。
アクセル(オルガンペダル)はやや重いか。4速マニュアルのシフトはスコスコと小気味よくきまります。
(38年前に運転したときはコンニャクシフトだった気がするが・・・記憶違いか)
トルクがあるので運転しやすい。サスもミニと異なりピョンピョンはねない。
左ハンドルには慣れが必要だけど総じてミニよりクセが無い。
これなら普段使いできるね。(こわれなきゃね)
潮風が当たるところに保管されているせいかバンパーのメッキ部分などに錆が。
もともとは大衆車で普段使いされるのが普通なので傷・凹みや錆などは当たり前。
それもまた古いビートルの味でしょう。
ビートルだったら見た目が多少ボロでもおおいばりで運転できますね。
なんと言っても歴史を作った車ですから。
ところでビートルに関して特に記憶に残ってるのは、かつて定期購読していたドライバー誌に掲載されてた「バイバイポルシェ」。
オーバルウインドウのType1を改造。ターボを乗せて911をちぎるほどの速さだったのでバイバイポルシェと呼ばれていた。
当時のドライバー誌を探そうと物置をくまなく探したけど残念ながら発見できず。
画像はビーバー先生のガレージから拝借。
他にも記憶に残ってるのは、札幌で車の免許を取った時の指導教官がオレンジ色のビートルに乗ってたこと。カッコよかったなあ。
空冷水平対向OHVエンジンの音を味わいながら、海沿いの道を景色を楽しみながらゆっくりとドライブしてみたくなりました。
Posted at 2018/06/21 21:56:03 | |
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