
『重い』
重いよ。このクルマ。
心の中で最初に呟いた
ひとことでした。
セリカXX。
1210kgの車重に、自然吸気2Lで160ps(グロス値)。
7500回転以上まで回る、軽やかなレスポンス。
それに対して、
モデルチエンジした後継スープラは、2Lでもツインターボ
185psでトルクは24.5kgm。GTツインターボを購入。
カタログを見て、
「絶対にはるかに速い」と思いました(XXよりも)。
いや、確かに速いんですけど、気持ちよさはない。
4000回転以上廻さないとトルクバンドに乗らない。
ツインターボを組んだ割にレスポンスは鈍く、重い廻り方。
1440kgで2L(エアコン未装着時)。
重く肥えたボディを・・・それなりに走らせるためのターボ
なのでした。
安全、そしてボディ剛性を突き詰めた設計だったので、
車重は200kg以上も増量。初期型なのでハンドリング
設定も今一つでした(サスは柔らかめ)。
いや・・・良く覚えているナ。感心(笑)
結果的にスープラは、新車で買って半年で手放して
しまいました。
パワーやトルクだけでは、味は定まらないと勉強した
一台でした。しかし、後でボディ剛性とサス性能の
大切さも勉強させられた一台なのでした。
この1G-GTEUは、本来はセリカXXの最終モデルに
搭載してデビューする予定でしたが、当時、国の認可が
さすがに降りなかったようです。
実現してれば、1270kgに185ps&24.5kgm。
当時としては、かなりの速さと、ヤンチャさを発揮
したモデルだったのでは(乗ってみたかった・・)?
ちなみに新しいBMWスープラは・・興味は無い。
Posted at 2017/06/27 21:32:52 | |
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