
一日試乗しました。
たっぷりとです。
午前は郊外へ高速
使用してドライヴ。
午後は買い物回りなど
荷物をたっぷり積んで
移動しました。
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ディメンション
4260×1805(2620HB)mm
1290kg!
1555トレッド前後
75、0×90.5mm
1199cc
ピュアテックエンジンシリーズTHP130
131ps/5500rpm
23.5kgm/1750rpm
直噴エンジン・小型ターボ装着&10.5圧縮比
アイシン第2世代6AT
ベンチレーテッドF&通常ディスクR
ストラット&トーションビーム
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前の308に比較してシュリンクしています。
扱いやすさは大きく向上したと思います。
ハンドリングと乗り心地。
この分野で特に優れていたのでヨーロッパ・カー
オブザイヤー1位をゲットしたと思われます。
試乗されるとトーションビームとは全く思えない
乗り心地に感動します。ゴルフも安価策で1.2
モデルはトーションビーム設計。レベルは高い
ですが、これを凌いでいます(個人的に、思う)。
重心が低く感じます。これは運転好きの方は
すぐにわかります。路面に近いところに、体の
センサーが埋め込まれる感覚。これ・・・いい。
カタログを見ましたら、2センチ低めたと記述。
ボディ剛性も高いのですが、サスペンションの
猫足の無理しない踏ん張り感と設置感覚が、
やさしい乗り心地を実現。しかし、ロール剛性は
やや高めで、路面からの情報は、コツコツ感を
ほんの少し伝えてきますが、全然イヤミでは無い。
国産車のように、ショックの容量や能力を全然
いじめていない(少しコストをかければ全然良く
なる)ので、芳醇で引き締まった接地感を味わう
ことが可能です。
ハンドルもナチュラルで、切り込むだけコーナー
に向けて思った通りに入っていきます。この時
ロールは前述のようにあまり無いのです。
そのまま、高速に乗れば、1ランク上のセダン
級の直進安定性とハンドリング保持力を維持
します。限界は意外と高そうです。お兄さんの
マルチリンク搭載の508を小さくした感覚です。
ハンドリング期待値が思った以上に高いのは・・
1何とHB/トレッド比は1.68。スポーツカー並み
RCZとケイマンは1.65。
2ボディ剛性が高いこと。バランスよく軽量化して
高めた。高張圧鉄板とアルミ部材を盛り込み
軽量化を進めつつ、サス取り付け付近も配慮。
3前述のように軽量化した効果で、走る、曲がる、
止まる、が一切の不満なく自然な命令で行える。
4シャーシ開発、特にスプリングのレート設定と
自社開発ダンパーが新サス能力を上げている。
5タイヤは205-55-16とこのクラス古来の
黄金率(律)サイズ。ミシュランタイヤでエナジー
セイバーを使用。このタイヤとサイズ選択で最終
調整煮詰め能力底上げに貢献した(大きい部分)。
6エンジン3気筒の軽さがハンドリング指向にさせて
いるということ(従来ベース車ー12kg)。
いや、一日乗りますと、ほぼ車のオーナーになったと
いえることが分かってきます。最初の乗り出しで
まず、感動できますが・・高速での移動はなかなか
味わえないものですから。
131psの1.2Lエンジン。ボアが狭く綺麗な均一
燃焼を実現してロングストロークで・・・低速からの
トルクを充実させています。小排気量ターボ。AT
が一番相性が良いでしょう。クラッチ付きAT?は
NA部のごくわずかな出だし部分で不満を持ちます。
AT特に多段(6速で十分)だとNA部分をトルクコン
バーターが補正してくれますので、自然なトルク
カーブを描いてブーストモードに突入します。
小排気量3気筒とは思えない自然なトルクの立ち
上がりを実現しています。フリクションロスの低減、
煮詰めたアイシン6ATとの相性も抜群です。
スポーツモードにすると、レスポンシヴなエンジン
効果音が得られます。ハンドルも少しだけ重くなり、
スロットルレスポンスも向上、シフトの上限回転も
引き上げられます。
信号から思うような加速で、前一つ出たかったので
試してみましたが、その時の押し出す車体加速感は
RCZの一踏みに匹敵していたことを書いておきます。
メーター表示には馬力計、ブースト計トルク系が映し
出されるのですが(結構数字が動いて煩雑)、一瞬
のアクセルONから遠慮なくブーストしていること。
意外でした。すぐに1.8とか上がります。そのまま
踏んで2.0まで立ち上がります(THP130は結構
ブーストは高いです=200バール)。
この設定が胸をすくトルクカーブに寄与いていると
思います。でも従来のTHP156のパワー感には
及びませんが、方向性が違うと。全方向性に優秀。
もちろん・・・
積載力も十分で、トランク整形も四角形で使用しや
すいので、HBの伸びたワゴンはもう長大で秀逸。
ゴルフ1.2と新308が目の前にいて、仮に選択しな
ければならない、というがあれば(デザインを含めて
ラテン系好きということもありますが)、公平に考えると
新308かな、と(私見)。
赤の「リオハレッド・・・」
結構渋い色でした。アバルトの赤ももちろんいいけど・・・
並ぶと双方と兄弟みたいです。全然成り立ちは違うけど。
試乗車は中間グレードのアリュール。HIDや豪華
装備が付いてますので、十分では。
上級のシエロは225-45-17と大径タイヤ&ハイ
グリップ傾向で、試乗車の足の独自ないなし感実現は
分からないので。
最後に噂のGTi。RCZ-R搭載のスーパーエンジン!
「経験上、想定すると、いくら位になりそうですか?」
私の担当のセールスさんに、率直に聞いてみました。
暫く、考え込んで・・・
『そうですね、370あたりでは。MTで必ず出ますね。
でもその前に、魅力的ディーゼルが。まず、508から』
https://www.youtube.com/watch?v=S1mT-PljNNs
さてさて、一日ずっと、
見知らぬディーラーで置き去りにされたアバ太郎。
本当に・・泣きそうです(可哀想・・)。
さてと、
アバ太郎に妻と乗り込んで、エンジンかけて・・・
クラッチを踏んで、1速に入れる
「この感覚(どうしようもない古臭さ)が、いいんだ!」
気持ち的に自分の意志で動かす・・その、瞬間、です。
アバルト=今と昔の古臭いアイデンティティの両立。
「ねっ、アバ太郎」
何となく、アバ太郎も嬉しそうです・・・(笑)。
妻もいつも通りダッシュボードをなでなでして(本当に)、
「ただいま・・、アバ太郎!」
アバ太郎、もう、泣きそうです。
Posted at 2015/07/30 20:03:26 | |
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