
パフォーマンスパッケージ。
ボルボのポールスター。
ECU書き換えをディーラーで
行い保証ももちろんそのまま。
なかなか面白いシステムです。
ボルボにV40を試乗に行ったのは、このお話を聞く
目的もあったのです。
値段は税込みで18.8万円です。工賃も含みます。
リアエンブレムとマニュアル、認定書付き。
珈琲を戴いている間で完了するそうです。
投入したお客さんは、かなり満足するとのことです。
パワー向上よりもトルクアップと、トルク特性を全体的に
乗りやすさとともに動力性能を引き上げるチューン。
もちろん燃費も犠牲にしない。販売後、時間が経過した
車両でもOK。新車の場合は登録後チューン。
数値で検証してみましょう。
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T4エンジン(1600cc) トルクは一般的+パワーは多め
180ps/5700rpm 24.5kgm/1600~5000rpm
ポールスターECU変更後
200ps/5750rpm 29,1kgm/2000~4250rpm
1.6Lで200psというのは一つの基準値です。
L当たり125ps(THP200と同値)。
トルクも+4.6kgmを広いバンドで発生させます。
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エンジン回転数×トルク値を『係数で割った値』に馬力は
比例します。
<標準エンジン>
180psを発生する最高出力発生回転時のトルク値
→22.6kgm 24.5-「22.6」=1.9kgm低下
ポールスター搭載
200psを発生する最高出力発生回転時のトルク値
→24.9kgm 29.1-「24.9」=4.2kgm低下
ECU変更後は・・・「最大出力発生時のトルク値」は、
4.2kgm分低下しますが、標準値よりも2.3kgmも
上まっていますから、それでも充分でしょう。
ポイントは高回転域での大幅馬力向上よりも
スリムな回転感で、より分厚いスイートなトルク密度の
高さをチューニングして乗りやすく、結果、速くなる。
犠牲になるものは無いし、データ消失とか、保証や
不具合の心配が全く、一切ないという事がメリット。
予想します。
多分、将来、BMWやアウディも導入するのでは?
次回は・・・もう少しポーラースター(の可能性)を
考えてみます。
Posted at 2015/11/03 19:33:45 | |
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