
外車なんて不法に高い
だけでしょ?雰囲気だけ
のが多いじゃん・・。
『それまで、ずーっとそう、
思っていました』
外車嫌い。
当時私はスタイリッシュな
Z32を所有していたので、
余計にそう思っていました。
しかし、同時に国産も面白いクルマが私的に無くなって
きたような気がしまして、新しい刺激を求めていました。
『冷やかしでディーラー行ってみよう』
最寄りのBMWディーラーに行きます。一番興味を持って
いたメーカーはBMWでしたね。
帰りには注文書・・持っていました(笑)。325iクーペの
カタログをもらって帰る時に、セールスの方に呼び止め
られて2時間話をしました。内容は勉強ですね。
「200万少し出してM3を買うことを勧めます。絶対後悔
します。価格差の倍以上の価値がありますから!」
契約しました。熱意以上のモノをそこで感じたからです。
1万円の手付金と判子無しの(仮?)契約書。妻にどう
説明するか迷いまくり。まあ、呆れてましたけど(笑)。
95年2月に申し込みで納車は12月でした。Zは先に
持っていかれました。ブルーかイエローが定番でした。
私は白を選択。これが人気色になるのです(正解)。
納車後
1時間くらいクルマの中で・・・おとなしくしていました。
ディメンションを掴むためです。クラッチ切ったりギアを
動かしたり。アクセルを踏む動作したり。そう、最初の
左ハンドルでしかもMTだから。気持ちは高揚します。
ようやく慣らしが終了して、いよいよレッドまで廻します。
ここに、感動が待っていました。稚拙な表現「感動」・・。
今まで感じたことが無い異次元のスーパーレスポンス。
6連スロットルの恩恵でした。5000~7000回転間は
レスポンスの嵐。無類の滑らかさ。ストレート&シルキー
シックス。低音&高音がハーモナイズドされた音圧。
ショートストローク設計。高回転型ですが、VANOSの
おかげで、拍子が抜けるほど低速でも扱いやすい。
私は、価値観を完全に見直しました。
エンジンサウンドの昂揚感。サウンドを造り込むのです。
ぞくぞくする感覚。地の底から湧きあがる快感。いつも
エンジンルームを無意味に開けては「Mパワー」のレタ
リングが付いた剛性感の塊、鬼のようなS50B30を眺めて
いました。緻密な回転バランスと剛性感ある回転パワー。
「同じ3Lでこうまで違うのか・・(当たり前なんですけど)」
セールスの方は自分でも大切に02ターボを所有されて
いる方でした。個人的な楽しみで86も所有。良い方と巡り
合い、そしてそちらの世界に足を一歩踏み込んだようです。
その後・・
Mの素晴らしさを知ると『違うパラレルワールド』が存在
することに気づいていきます。徐々に・・・。(続く)
Posted at 2014/12/17 20:27:59 | |
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