今年のGW、2日は出勤でしたが6日は休んで6連休にして5日〜7日に鹿児島へ旅行に行ってきました。
3日目を書くまでに既に2週間以上経ってしまってますが(^_^;)
・1日目 その1
・1日目 その2
・2日目
3日目の朝は前日の雨も上がり、ホテルの朝食会場から外を見ると、時折晴れ間も覗く天気。
もしかして…と思いつつ9時頃にホテルをチェックアウトして、向かうは城山展望台w
初日の桜島のリベンジです。
雨も上がってることもあり、ホテルの駐車場を出る時からオープンにして向かいましたが、空模様はあいにくの曇天。
あまり期待できないな〜と思いながら向かいましたが、初日のほうが綺麗に見えてたな、ってぐらいの感じでした^^;
出発から返り討ちに遭ってしまいましたが、気を取り直して再スタート。
初日は諸浦港でフェリーを降りて鹿児島へ初上陸を果たし、国道389号線を辿って国道3号線に合流後はそのまま鹿児島の西側の海岸沿いを南下し薩摩川内市や、いちき串木野市を通過して鹿児島を目指しました。
海が好きなだけに同じルートで帰っても良いのですが、それでは芸が無いし、せっかくの鹿児島なので内陸の道も楽しみましょってことで、3日目の帰路は山間の田舎道を中心に走行しました。
鹿児島の中心地から国道3号線をしばらく北上し、国道328号線へ右折します。
国道328号線に入ってからしばらくはトラックが前を塞いでいましたがほどなく登坂車線が現れたのでトラックをパス。
国道328号線へ右折した時から前を走っていたバイクがすっ飛ばしていくかと思っていたら、イーブンで走り続けます。
そこからしばらく走ると割と痛快なワインディングが現れて、我慢できずにペースアップ(^_^;)
短い登りの区間でしたが、楽しく走ることができました。
下りの中盤で先行車に追いついて、国道328号線から国道267号線、鹿児島県道46号線〜と、港に着くまでは、ほぼペースカーの先導付き走行。
たまに「おいおい」と思うようなスローペースのクルマもいましたが、基本的には信号もほとんど無い快走路でした。
田舎のまさしく田園風景を眺めたりしつつのドライブ。
カーブのRも基本はゆるく、エンジン回転を上げてコーナーをクリアしていくのを楽しむというよりも、ゆっくりと走りながらオープンカーならではの大パノラマを楽しむほうが似合う、そんなドライブコースでした。
ロードスターはどちらの走りにも応えてくれる本当に素晴らしいクルマであることを再認識した次第です笑
特に県道46号線に入ってからは、気になるスポットや集落もありつつ、旅程をこなすために特に立ち寄ることも無く走り抜けてしまいました。
もう少しゆっくりしても良かったかなと今となっては思います。
あ、鹿児島を初めてドライブしてみて思ったのですが、とてものんびり走るクルマと、一般道というのに信じられないほど飛ばしていくクルマ(街中やバイパスなども)、両極端なクルマが非常に目立つなあ、という印象でした(^_^;)
さて、文が長いのは写真が無い証拠でしてw
早々と蔵之元港へ到着w
道中、写真を撮っとけば良かった。
あるいはツレに撮ってもらうか。
乗船待ちの車列の最後尾に並んだロードスター。
鹿児島ナンバーのクルマが目立ちますが、長崎ナンバーのクルマも他に2台ほど。
同じようなルートを組む人もそんなに珍しくはないようです。
実は天草から鹿児島へ入る海上のルートは2つあります。
初日のルートが天草・中田港から鹿児島の長島・諸浦港へのフェリー。
3日目のルートが同じく長島・蔵之元港から天草・牛深港へのフェリー。
行きと帰りでフェリーを変えて、それに合わせて必然的に変わる陸路を楽しみました。
しばらくするとフェリーがやってきました。
牛深〜蔵之元間は30分の船旅なので、中田〜諸浦間の50分に比べるとちょっと短いです。
牛深港に着いたのは13時過ぎごろ。
昼飯をどこで食べるか決めるべく、船の中でグルメサイトを見てましたが全然ピンと来るお店が無くて困りました。
土地勘も無いし…。
ということで牛深港にあった観光案内所へ駆け込み、係りのお姉さんにオススメのお店を聞いてみました。
すぐ近くに魚が美味しいお店があるってことで店名と場所を教えてもらい、行ってみることに。
で、行ってみたは良いのですが…(^_^;)
1階に鮮魚店があり、2階に食事処が併設されるレイアウト。
ところが、この店舗外観がまあお世辞にも綺麗とは言い難い見た目。
とはいえお腹も空いてるし、観光案内所のお姉さんのオススメのお店だしということで恐る恐る2階へと続く階段を上がってみました。
階段を上がった先で出迎えてくれたおばさんの愛想がまた悪い…(^_^;)
そして店内は割と雑然としています。
渡されたお品書きを開くと、印刷の文字の間に何度も書き加えた手書きの文字…。
ほんとに大丈夫かな〜?と思いつつ、
刺身定食(税込1300円)を注文しました(高い^^;)w
そして最初に運ばれてきたのが刺身と小鉢。
ここで僕の不安は最高潮に達します…^^;
刺身はハマチ、鯛のあらい、キビナゴでしたが、キラキラと銀色に輝くキビナゴはともかく、ハマチは身の色が薄ぼけていて透明感が無く、新鮮さが感じられません。
そして極め付けが小鉢のキビナゴの南蛮漬け。
器にたくさんよそってくれているのはありがたいのですが、適当に盛り付けてるおかげで器から盛大に飛び出していて、美観は決して良くない。
不安になりながら箸をつけずにいると、ご飯と鯛のアラの潮汁が運ばれてきました。
潮汁には鯛の脂が浮いてキラキラと輝き、良い匂いがしていて食欲を誘います。
とりあえず
意を決してハマチの刺身を一切れ取って醤油につけて食べてみたのですが…
う、美味い!!
刺身とは思えないほどの旨味がハマチの身からこぼれ落ちるような美味しさです。
なんだこれ…と思ったんですが思い出しました。
〆てしばらく置いた魚は旨味が増すのです。
薄ぼけた感じの見た目とは裏腹に、濃厚な旨味を感じさせる正体は、寝かしたことによるアミノ酸なのでした。
鮮度よりも旨味を重視して、〆て寝かした魚を提供する魚屋があると話には聞いたことあったけど、本物を目にする(口にする)のは初めてで、軽く感動しました。
潮汁は少し塩が強めの味付けですがこれもまた鯛の良い出汁が出ていて旨い。
その後20cmほどの小鯛の煮付けが出てきて、定食のボリュームに圧倒されました。
これで1300円は安いな…
数分前に高いとか言ってたやつは誰だ。
小鯛の煮付けは割と薄味です。
なんとなく潮汁の塩気と煮付けの薄味にチグハグな印象を受けましたが、料理の一品一品は美味しかったです。
また、強烈な旨味のハマチの刺身に衝撃を受けたのはたしかです笑
キビナゴの刺身も、鯛のあらいも美味しかった。
さて問題の店舗外観はこんな感じ。
僕が不安になる気持ちもお分かりいただけるかと。
でも、刺身はガチで美味かったです笑
お腹を満たした後は次の港である鬼池港を目指して北上します。
牛深港からは国道266号線を北上し、途中で国道389号線へ左折して後は道なりに走っていれば海岸線へ出ることができます。
…が、不肖ワタクシ、何を思ったか海の雰囲気のあるほう求めて、だいぶ早く曲がり角を適当に曲がってしまいました。
道を間違ったのは明らかなのですが、おかげで素敵な出会いがありました。
県道35号線、黒石海岸を走っていたら、地元のNAに会ったのです。
ピカピカに磨き上げられていて綺麗なボディ。
カスタムもかっこよく決まっていました。
オーナーのおじさんはNDいいな〜ってしきりに仰ってましたが、おじさんのNAめちゃカッコいいじゃないですか(^-^)
この時小雨がパラついてたので残念ながら幌はクローズです^^;
黒石海岸は夕陽鑑賞のスポットらしいですね。
ぜひ今度は晴れた日に夕陽が観れる時間に訪れてみたいものです。
素敵な出会いはあったものの、予定外のルートミス。
このルートミスは、とんでもない険道の走行により回収しました(ー ー;)
観光案内所のお姉さんが山越えするよりも海岸線を走るのがオススメですよと教えてくれた通り、天草下島西側の海岸沿いを走る国道389号線は、海と断崖絶壁が織りなす絶景が堪能できる素晴らしいドライブコースでした。
天気が良ければ最高だったのに笑
写真を撮っていないのが残念です。
今度訪れる時は、晴れの日に。
そして妙見浦の絶景もゆっくりと眺めたいと思います。
苓北町の九電 苓北火力発電所の前を通り過ぎ、国道389号線から国道324号線へとルートを移し、さらに海岸線を突き進みます。
鬼池港の手前の
「おっぱい岩」もスルーし、港へ到着w
鬼池港に着いて乗船チケットを購入してしばらくゆっくりしてるとフェリーがやってきました。
初日の朝に乗った船と同じ「フェリーあまくさ2」でした。
イルカウォッチングしたりとか車海老食べたりとか、天草をもっと堪能したかったですが、それはまた次の機会にとっておき、フェリーへ乗船。
2泊3日の短い鹿児島旅行。
最終日はいささか駆け足の旅程でしたが、なんだかんだ楽しめたなあと思いつつ、ロードスターをフェリーの車両甲板へ運び、エンジンを切りました。
出港してから遊歩甲板へ出て、天草へ別れを告げて、長崎への帰途へ着いたのでした。