2009年04月11日
黒トウモロコシ
・黒トウモロコシを蒔いた。いわゆる在来種型のトウモロコシだ。種のがスイートコーンに比べるとかなり割安で、なおかつ指示された発芽温度が低いので、露地で栽培するには向いている・・・と言うかスイートコーンがそれに向いてないのか。雑穀類を調べると、いかに今の品種が気難しいか分かる。あと、スイートコーンでは必須の子実選抜とかも指示が無く、施肥量も少なくて平気みたい。と言う事で、畑の一角、土地が固くていきなり葉物作付けが厳しそうな所に蒔いて見たわけだ。モロコシはイネ科なので結構直根が深く張るので、土地改良に向いているといわれる。枯れた状態だと横の根が沢山出ているが、あれは支えるために横に出てくる奴らしい。
・一応ポット苗のスイートコーン2種も発芽してきた・・・が、コレ、モロコシか?なんか違う種っぽいのだが、私の管理が悪かったのか芽が違うのか?
・で、スイートコーンの黒トウモロコシの違いはウルチかモチか、だそうだ。そう、ウルチやモチと言う分類は汎性がある分類で、具体的にはでんぷんがアミロースを含むか、アミロペクチン100%かで決まる。アミロペクチン100%がモチだ。遺伝的にはウルチが優性の対立遺伝子なのでモチとウルチを混ぜて栽培するとウルチ化してしまうのだが、米の場合開花時期がずれるなどで交雑を防ぐ方策があるそうな。
アミロースとアミロペクチンは人間にとって重要な味って話だと、そのまんまウルチ米とモチ米の違いであり、アミロース割合は10~25%だそうで、コシヒカリなどはモチに近い=アミロペクチンが多いんだそうな。分解酵素などは同じなので(当たり前だが)どっちを食っても食える。
ただ、ちょっと不思議なのは、米の場合モチに近いほど「甘い」「ねっとり」した形質が出てくるし、ササニシキのようなウルチ性が高いのは「さっぱり」している。ところがモロコシに関してはモチ種の方が甘くないと言う評判がもっぱらで、多くの場合モチ種は乾燥させて粉にして食べる(トルティーアとか)。こればっかりは食べてみないとなんとも言えない分野なのだが、スイートコーンも結局は成熟種を食べているのではなくてショ糖などを食べているだろうから、そこらへんかも知れない。
・マリーゴールドもネギも発芽が遅い。ニラも遅かったから、蕎麦のような形のは悪いのだろう。一方燕麦はここ数日でにょっきにょっき生えてきた。とても簡単に使えるのが分かって一安心。トマトは全然出てこない。やっぱり苗買って初期収穫はそちらで済ませようかと思っている。幸いもう出荷しだしているし。
・今最大の疑問は大豆をいつ植えたらいいのか、かも知れない。発芽温度を見ても成熟期間を見ても耐霜性を見ても、大豆というか豆類がそこまで遅蒔きでなければならない理由が良く分からないのだ(あ、でもインゲンは生えてこないなー)。発芽さえすれば定植して大丈夫なら簡単に植えたい所だが。
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Posted at
2009/04/11 11:51:00
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