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イイね!
2009年05月26日

プリウスとインサイト試乗してきました

 ・レガシーについて書いたら足跡がいっぱいついていたので、「それじゃ本命について乗ってないのはいかんな」と思い試乗してきました。てか、ハイブリッド乗ったことないので自分が興味がありました。

 ・まずプリウスですが、新型から販売チャネルが広がったのでカローラ店で。おねーちゃんが対応でしたが、Mハイブリッドは売っているし先日発表会があったそうで、大体聞きたい事については知ってた。

 ・実車は幅1740とモデルチェンジ前のレガシーぐらいだが(笑)、低いからかとても小さく感じる。また前のモデルとも後ろから見ると見分けが付かないぐらいそっくり。これは後述のインサイトもそうなんだが、Cd値を低くCLf、CLrとかもまともにしようと思うと、翼断面のように揚力剥離せず揚力センターが重心位置に来るようにする必要がある。で、後端の高さも長さから適当な位置が決まってくるのでほとんどいじる所が無いからなんだろう。そして、その場合後ろ面からの見切りが悪くなるのでガラス素材で作ってある。私は当初あのデザインの意味が分からず嫌いだったが、分かってみればなかなか良いアイデアだと思う。後方視界はどれも良い。ただルームミラーはエブリィで大きいの使っている関係で、どの車もミラーそのものは小さく感じる。どのみち、ルーフ端面は低くして上方視界は無いに等しいのだから、ミラーぐらい大きくして欲しい。

 ・プリウスのシステムはキーレスでボタンスタートで、なんというか実感が無い。その上、シフトも完全にフライバイワイヤにしたそうで、操作系が従来型ATとかなり違うので戸惑う。表示もセンターの透過でマルチファンクションなのは良いが、何をどうしたら出てくるのか分かりづらすぎる。新しい車を作るという意気込みは感じるが、これは老人の買い替え需要には大きなネックになると思う。運転席は割りとタイトだが、ヘッドクリアランスはルーフの割りにあって、それほど居住性は悪くない。また、空力を考えてだと思うがロングノーズで後ろも長いので、ラゲッジルームはステーションワゴン並の長さがある。決して実用性が犠牲って訳ではなさそう。質感はそこそこ。起毛系の質感だが、パネルやハンドルも粗悪な奴で感じるゾワゾワする感じは無い。

 ・試乗はS、L(最廉価モデル)の一つ上の220万、ナビがついていた。発進はともかく静かで、なおかつアクセルへの反応がとても鈍いので操作している感じが薄くて不安になる。ハンドルは比較的素直というか、初代プリウスでの悪評を考えるとこのサイズなら普通に乗れるかな?カルディナ以上レガシー以下。ただ重量があるので、コーナーでは車速はかなり殺さないとロールしてアンダーっぽい動きになる(あくまで低いレベルでのアンダーという意味で)。逆に直安は良くて安心して乗ってられる。回生ブレーキはモニター見てないと分からないぐらい自然だ。このサイズは私の許容以上だと思っていたが、まあ7人乗りワゴンぐらいの感覚でいけるし、静粛性などは高級車以上。エンジンストップ時のボリュームで走れるし会話も楽だ。
  エコモードのアクセルはほんとダルくて、反応をソフトにするのとダルにするのの意味の違いが分かってない感じ。まあアクセルオンで曲がれる車じゃないけど、運転は作業。一方パワーモードは2.4リッターは言いすぎというか、オジン車の2.4と言った感じか。でも加速力には不満は無いレベルになる。

 ・値段の話は後にしてインサイトのインプレに。ホンダはトヨタと真逆でひっそりとしていて、カタログすら店頭になかったし、案内も出てこない。そりゃあのプリウス見れば腐るよな、と思いつつ試乗。これは下のGグレードにナビ。トヨタと違ってディスプレイはオーソドックスなアナログタコとモーター回生比モニター、そして速度計だ。エコアシストがどこにあるかと思ったら、速度計の背景色で分かるそうな。実際にはメーカーOPのナビを使ってマルチファンクションモニターにしているが、これは考え物だ。
  確かにプリウスのモニターはとても分かり辛いが、ナビなんかさらに分かり辛いしOPじゃなきゃ分からないのも困る。ちなみにプリウスもインサイトも最低グレードはオーディオレスだが、インサイトはインパネがいかにも寂しい。運転席はセンターコンソールがえぐれているので開放的に感じるが、サイドブレーキやセレクターなどはオーソドックスなデザインで、とっつきやすい。シビックで不評だったサイドブレーキもごくごく一般的な奴だ。
  インサイトのハイブリッドはエンジンの補助なので、乗った感じはほんとエンジン車と同じ感じ。回転数を見ると1.3リッターではありえない回転数なのでアシストが入っているのは分かるが、新しい車と言う感じはしないし、アイドルストップも入ったのが分かる程度にはノイズがある。加速力などは結構あり、重量も軽いので、プリウスより自然に速く走れるかも知れない。ただ、インサイトはハンドルにかなり強い補正が入っていて、結構勝手に直進させるようにしている。逆に言うと本体の動きは落ち着かない感じだ。フィットベースとしてはフィットのごつごつした感じがないのでサスやタイヤは固めてないのだろうが、このハンドルは楽しくない。さらに問題なのはブレーキで、回生システムが不慣れなのか操作が難しい。
  これはエンジン直列の問題かも知れないが、回生時はエンジンはバルブオープンにして停止しているそうだが、その間のリダクションをプリウスみたいにモーターだけ切り離せないからか、下手な急エンブレみたいな利き方をする。さらにコントロールがブレーキペダルの踏力ではなくてポジションで検知しているようで、意図が伝わらない。まあ、昔のプリウスもブレーキはある程度強い方が回生するって話もあったので、事実ならインサイトも明確なブレーキングの方がいいのかも知れない。
  インサイトは5枠にしてプリウスのような形状にしたので、後席は若干不満がある。フロアが低いので入れない事はないが、今度は見通しが悪いだろう。荷室もプリウスの若干サイズダウンと言った所。

  ・さて、肝心の燃費だが、燃費計で見るとプリウスが29km、インサイトが21km程度だった。どちらも良い数字には違いないが、プリウスが図抜けている。インサイトはエアコンをフルに掛けていたので、もう少し差は少ないと思われるが、カタログ燃費でも30kmちょいのインサイトと38kmのプリウスの差はいかんしがたいだろう。

  ・装備等だが、ホンダは最低グレードは客寄せと言われていたが、Gグレードの一つ上LにしてHIDとかアルミとかつけてもプリウスのSと同じなので、それほど高いとは思わない。まあGの189万はバーゲンではある。一方プリウスは燃費グレードのLが一番安く205万でまず問題ない装備が付いてくる。スキッドコントロールとか付いてる。むしろ高いグレードが300万超なのが私には理解出来ないと言うか、本来はLが230万位の設定のレンジ設定だったのではないかと思う。まあ、お得なのはLだ。
  インサイトとプリウスは、それぞれ長所短所があり、ぶっちゃけ走るのはインサイト、止まるのはプリウスが優れているのだが、根本的には新しい車であるプリウスと、あくまでシリーズ展開の一つのインサイトで、価値はプリウスが圧倒的に優れているだろう。ホンダもハイブリッドは作っていたが、初代インサイトは燃費スペシャルで売れず、シビックは専用ボディーが無いので本腰入れてないと思われ、この形でやっと売る気がアピールできた気がするが、そこにプリウスを当てられて、これを「安いハイブリッド」とするか「ガソリン車のバリエーション」とするか戦略が崩されてしまった感がある。まあ、フィットにシステム積んでもあの数字は出ないだろうから、やっぱり負けなんだけど。

 ・問題といえばプリウスは納期7ヶ月で申し込んでも出てこない点と、あまりにも凄すぎてライバルなど身内含めて市場を崩壊させてしまう点。そして市場に溢れればやっぱり問題が出るだろう。さらにトヨタの政治力もあってか、エコカー減税とか購入補助があるので、税金投入してまでコレを補助したら、中古市場なども含めて大変な事になると思う。
  ただプリウスは空力や排気量など、やっぱり世界戦略車と言う感が強い。ドメスティックではインサイトサイズは魅力だし、逆に効率が悪いのもハイブリッドの名前付けて売りそうな所が嫌だ(エスティマハイブリッドとか)。
  
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Posted at 2009/05/26 18:07:04

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