2009年07月08日
チラウム処理
・小麦を収穫した。疲れた。バインダーではなく手で抜いたので一手間楽だったのだが、そんでも小麦は脱穀が面倒だった。まあ籾摺りしないでいいから楽とも言えるけど、ほんと食べ物って大変だ。小麦は結構成熟にばらつきがあるのか脱穀しきれない部分が出てくる。回転数を変えて出来るだけ取るようにするが、抜け落ちたり飛び散る種が多い。
・で、落穂ひろいと言うミレーの絵画を思い出したのだが、調べたらアレは畑の管理者が拾っている訳ではなくて、貧困層が勝手にやっているようだ。なんか、そのために落穂を拾いきってはならないと言う変な法律まであったそうな。今の大企業は通った後にぺんぺん草さえ生えないのと大違いな法律だが、効率は悪そう。小麦の品種改良も恐らくそういうのも対応する方向で進歩してはいるのだろう。
・あと畝間にまいた大豆は発芽率が1割程度・・・微妙。全くなければ雑草が生えてきてしまっているので耕運機かけられるんだけどなぁ。なぜか小豆はほぼ100%生えてきているので、大豆の発芽率が悪い?鳥害?結構ハトは寄ってきていたので心配ではある。
ところで鳥の忌避剤と言うのがある。チラウム粉衣処理というのをしてある種が結構ある。恐らくチラウム自体は無色だが、間違えて食べないようにと言う判断かドクドクしい色に着色してある(緑とか赤とか)。これが普通に売ってれば問題ないのだが売っているのを見た事がない。どうも登録農薬で鳥の忌避剤として使えるのはチラウムだけらしいのだが、大口ロットしかないのだろうか?
で、調べてみるとスミチオンでも同等以上の効果が認められているらしい。農薬としてその方向が許可されていないので試験結果だけだが、そうだったらしい。まあスミチオン水溶性だから忌避効果があっても色々問題あるし、大豆の場合若い芽がやられるのでどの程度効果が持続するか分からないけれど。ともかく鳥は結構気になる。罠も許可制だし、あんまり強い薬使いたくないし(チラウムも農薬だが、さすがにアレはノーカン)。時々ハトが大量死してニュースになるが、あれってきっと自主運用の農薬入りの毒餌を食ったんじゃないかと思っている。そうそう、スミチオンは忌避効果であって死亡するほど摂取は出来ないので、多分違う農薬。とても知りたい。
・蕎麦の種も取った。信濃1号と言う品種で4,5kgで10アールだから、1kgだと2アール分ある。栽培方法は畝幅60cmで幅15cmぐらいで条栽培だそうな。ばら撒きじゃないのね!値段がJAは間違えていて高かった、むう。栽培はアメリカ。ほんと種はどこで採取しているか分からないで面白い。
・製粉は小麦は80円/kg、蕎麦は110円/kgだそうだ(違う農協)。蕎麦は元の値段がkgで500~1000円ぐらいの間だから、まあ手間も掛かるし分からないでもないが、小麦の値段はちょっと高すぎる気がする。もちろん規模が違うのだけれど、スーパーカメリア(日清)でも300円はしないし、地粉なんか多分100円台後半だったと思う(地粉は大抵中力粉なのでパンには出来ない。まあ、ピザ地ぐらいにはなったけど)。まあ、付加サービス程度なんだろうけど、30kgやったら2400円って・・・
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Posted at
2009/07/08 09:48:37
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