2010年08月08日
PSB細菌の培養
・以前から様々な発酵資材を栽培に利用しようと思いつつ、なかなか出来てこなかった。やっと先日自家製酢を散布できたぐらいで。一つの問題はPSB細菌は培養が上手く行かなかったのがある。一応ベランダで作っていたのだが、数ヶ月たってやっと全体が赤くなって使えるかな?というぐらい。まあ培養に成功しただけでもめっけものだけど(PSB細菌の元菌に換算すれば3000円分ぐらいになるから)。
という事で真面目に培養すべく以前から準備してあったキュービテナーで挑戦。石灰硫黄合材の容器だったので軽くあらったが、基本的に無害だろうと思う。資材はシマダヤのダシ、塩、酢、硫酸マンガン、硫安。第一リン酸カリは無かったので使ってない。リン酸とカリは液体肥料に入っているので、それで代用。まあ、以前のは米のとぎ汁であるから、やってやれない事はないだろう。これが安定培養出来れば、結構つかいではあるはず。葉面散布とか。
・酢の方も新しい摘果が出たので作れる。ただ今の時期の果実は糖度がすでに高いので砂糖をけちれる反面、すでにベト病などに冒されている訳で、病原菌を培養してまいてしまうような危険性も感じる。ま、上手いバランスで培養できてれば、元から病原菌になる菌は居るわけで、それほど気にする事でもないかも知れないが。
前の仕込みの酢を容器をあけるべく回収してみたが、とても良い酢になっていた。そのまま飲んでも美味しい。ま、ブドウの味がするかといわれるとかなり微妙だけれど。あと粕が多いのが問題。エキスは抽出できていると思うけれど、この粕も肥料としてだけ使うのはちょっともったいないぐらいだ。
摘果したベト病感染果実だが、一日車内に放置したら感染がかなり広がったのか、ベッタベタになってしまった。が、乾燥部分はレーズンみたいで美味しい。貴腐はブドウ果皮が灰色カビ病に冒されることで水分が飛んで糖度が高まるとある。ベトの場合は水分も飛ぶが糖度も下がるだろうと思っていたのだが、どうなんだろう?あるいは、これは晩腐病かも知れない。研修先ではベトと習ったが、検索結果からすると晩腐病の方が近い。こっちの防除は雨よけが基本らしい。
・今日面白かったのは、畑の中を蜂が飛んでいた。青虫を抱えている。追いかけてみたら、ブドウの枯れ木に巣があるらしく、中に持ち込んでいた。青虫の運び方は抱えるような形で、一見するとやさしく運んでいるようだけど、反応してない所を見ると神経節に針さして仮死状態にして運んでいるのかも知れない。
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Posted at
2010/08/08 19:46:30
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