2010年09月24日
土ふるい機の構想
妄想だけならいくらでもタダなので、雨でやることがないので構想。畑ではかなりの土を使うのだが、ブドウ園だと砂利が混じっている。特に山の園だと風化した岩石層の上にかるく土が乗っているような物だ。別にそこに何か植える訳ではないので大丈夫だが、園の際の部分は管理に苦労している。
園の際というのは棚の下ではないので日陰にならず、雑草が繁茂してしまうのだ。緑肥植物などで管理する手もあるのだが、たいてい園の際は拾った小石を積んであり、耕作は困難なのに雑草が出る事が多い。一部の園だと、そこに防草シートを張ってあったりもするが、それを張るにしても平坦にしなければならないし、出来れば砂利を積んで効果を完璧にしたい。際は棚のアンカーが張ってある関係で除草機械をとても使いづらいし。
今考えているのは、一度土を掘り取って、土砂分離して、防草シートを敷いて、上に砂利を戻すという方法。砂利の代わりにウッドチップを使うと、さらに見栄えは良さそうだが。そして、部分的にバラなどを植えてメンテフリーになってくれると尚良い。そうすると、欲しいのがユンボと土砂分離機。まあユンボは自作する訳にはいかないし、アテもないのでアレだが。
・これまでは大きな土ふるいを一輪車の上において分離していたが、この方法はとても疲れる。連続で作業も出来ないし、せいぜい庭いじり程度でしか使いたくない。この上となると、メッシュの回転ドラムを傾斜させて、中に土を入れる方式になる。この原理のふるいを「トロンメル」と呼ぶそうな。このドラムを長くしたり、傾斜角度をかえたり、メッシュ番手を変える事で、さらに細かい分別が出来る。投入口側は回転軸を置くと投入できないので、こっちは枠をローラーで支え、回転は排出口で行う。もしくは枠そのものに動力を伝える方式もある。回転数は任意のようだ。
・自作する場合問題なのはドラムと動力だろう。他に難しい物など無いのに、結構お高い。農作業や土木だと必須な場合もあると思うんだけど。枠関係はコンパネと木材でぜんぜん問題ない。投入口も自作できる。動力は商業電源のも小型なのにはあるが、屋外で使うのには向いてないだろう。適当なエンジンが望ましいが、無ければ人力だって回せない訳ではない。
ドラムが最大の問題だ。最初は昔公園などにあった、網のゴミカゴのような物が良いと思ったのだが、結構高いし扱いが少ない。やっぱり、テロ事件以降ゴミ箱は公共の場所から撤去されているからかなぁ?まあ、廃品で出てくる可能性もあるし、うちに似たような物はあるけれど、とりあえず他の方法を考える。
ドラムの自作はあんまりやりたくないが、枠だけドラム缶を使って自作する方法は考えられる。ただ、ドラム缶の輪切りはかなり技術難易度が高いというのが私の感想。網はなんでも結束でつければ使えるみたいだけれど。ただ、上下方向を異形丸棒とか木材で決めて作り、底だけドラム缶を使うなら、多少のゆがみが出ても円筒としては機能するのかも。
また、円筒ドラムではなく多角形トロンメルというのもある。角度がきついほど回転時に必要な力も増すはずだが、一方土砂がゆられる量も増えるので、より分別が進むとも考えられる。特に土砂の場合、表面に土がついていたり、破砕されてない土がそのまんま出てきてしまう問題があるが、多角形だと多少はその対策になるのではないかと思う。
またトロンメルのメッシュを二重にすると、小砂利と石と土に分けたりすることも出来るみたいで面白い。庭先もふるいでふるったが、砕石は固まるが石は揺れ動いて評判が悪いので、本当は石だけ取り除きたい。
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Posted at
2010/09/24 22:38:16
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