2011年10月06日
トラクターのギアオイル量
・うちのSL1603で、どこかに注油マニュアルが貼ってあったんだよなー、と探す事しばし。ボンネットの裏に貼ってあるのを発見した。肝心のミッションオイルの部分だけ削れちゃっててたけれど、大体は読める。それによると15リッターで、ギアオイルは80Wとのみ書いてある。GL表記もないし、なんでシングルグレードが80Wなのかも良く分からない。
・さて、ギアオイルだが、車だとシフトフィールの問題があるが、トラクターだと形式が違うからか、あんまり良く分からない。だからと言って交換しないとベアリング摩耗やバルブ詰まりなどでいきなりぶっ壊すだろうから良くはないだろうけど、時間管理が基本。だからアワーメーターがついており、ミッションオイルは300時間交換と書いてある。うちのは500時間ぐらいなので、一度は交換してないといけない程度。反面、300時間過ぎてどっかで交換していれば過剰整備になる可能性も感じる。しかしディップで見てもミッションオイルの良し悪しってエンジンオイルと違って見えないんだよなぁ。水が入ってたりすれば別だけど。
・あと、ロータリーとかデフケースとか注油箇所は沢山書いてあった。ただ2WDなのにフロントデフってどういう意味よ?>シバウラ。きっと共用シールなんだろうけどさー、手抜きだよな。色々見るには、一度自宅工場に持ち込んで整備してやる必要がありそう。あとマフラーの横置きは案外簡単にできそうだが、振動対策を考える必要がある。エンジンオイルは結構黒くなっていたので、やっぱりディーゼルはオイル負担も大きいのを感じる。うちのトラクターは多分買ってから10時間も使ってないぐらいなんだが・・・
・ミッションオイルはホームセンターのSAIASの80W-90が7000円ぐらいで20リッター。GL4だったかな?トラクターによってはミッションオイルラインにフィルターがある機種もあるそうだが、うちのには無いみたい。というか、潜ってみてもドレンボルトが見あたらないのが困る。作業機の上下用にも油圧系を使う関係で、ドレンがあちこちにある車種もあるそうだし、どれがそのボルトか分かりやすくしておいてくれればいいんだが。20リッターもあるとGRP入れると3%でも600mlになってしまって、ちょっとコスト的に厳しすぎる。
・山羊は明日にも畑の入り口付近まで食い進む事が確定。良い鎌を手に入れた事もあって、作業効率がすこぶる良くて、あっと言う間にここまで来た。あとは階段下と反対側の木が茂っている周辺を食わせればいいから、あと4日もあれば作業は終わるだろう。そうしたら上の園が多分3日か4日でこれまた終わる。クズもそれぐらいまでは青だろうし食べるかな。食べまくっている関係で山羊はどれも太りだしている。ただ搾乳山羊はまだ骨などが浮き出た感じは残っている。すごい元気なので問題はないだろうが、食べた量などからするとどこに優先的に養分が配られているのか興味がある所だ。恐らくだが、皮下脂肪などが限界に来ると、筋肉や内臓と言った部分からもエネルギーの持ち出しがあって泌乳していたのではないだろうか!?どう考えても命を削っている訳で、あんまり気持ちがいい事じゃないな。
・というのは、乳牛なんかも同じ事が言えて、本来の牛の寿命というのはかなりあるはずなのだが、実際には4,5年で使い捨てにしているらしい。ニワトリもそうで、本来の寿命の1/4ぐらいまでで過剰に濃厚飼料を食わせて効率を高めて薬で病気を抑えている。山羊はそれらより遥かに効率が低い家畜だと思っていたが、実は今の改良品種は同じ途を歩き出している気がする。私は思うのだが、個人飼いで一日に4リッターも泌乳する必要はない。子山羊を育てる事を考えても一日2リッターで充分で、それを過不足なくカバーする程度の性能に抑える品種改良をすべきじゃないだろうか?とは言っても家畜の場合他の要件に要求性能が低いので(例えば毛が長いとか必要ないので)、結局泌乳成績が唯一の評価基準になってしまう。それってアルパインでいいんじゃないの?とも言われそうだが、アルパインは人にあんまり慣れないような感じがあって、そこはあまり好きではない。
・あとは冬や来年の牧草などについて。現代農業の「草で搾る」を読み直している。以前から果樹草生栽培の下草に各種の牧草を使う事は勧められてきているのだが、失敗が多くてあまり普及してはいない。春先除草剤を使い展葉してからは雑草草生(日光が遮られるのでそれほど伸びない)というケースがほとんだ。除草剤を使うと表土の損耗が激しくて私は好きになれないが。で、今月号では排水が非常に重要と書いてあった。
・牧草には2種類あって、放牧用と採草用がある。中間的な品種もあるが、基本的には踏まれても再生が強く永続性がある放牧用(ペレニアンライグラスとかオーチャードグラスとか芝生の類)と、人間が刈り取って与える採草用(チモシーとかアルファルファとか)に分けられる。今の所、平地に近くさしあたってブドウが植わってない場所にチモシー系を、傾斜がきつくて管理に機械を入れづらい場所をペレニアンを作ろうと思っている。すでにブドウがある場所はイタリアンとかライ麦とかで作り、茎が立つ性質が強い所ではヘアリーベッチを、そうでない場所はアルファルファを混ぜる。
・ここは傾斜地だから水はけは良いから水は関係ない・・・と言うと案外そうではない。より上の傾斜地からの水が出てくるのだ。それは雑草の種類を見ていると分かって、セリ科が良く出てくる場所は具合が良くないだろうと思う。過乾燥という場所は多分無いが、ブドウがちょうど良く出来ているのは、それら湿地帯よりちょっと離れた場所に思う。過湿地帯は窒素を抑えて作らないと病気が出やすい。まあ、帯水するような場所は数える程だから、暗渠を作る程ではないだろうし、作ると作業が面倒なんだけど、品種選択などしたい。
・一方、別の場所で作っているブドウは、整枝法を変えて草生栽培に切り替えて一年目だが、ものすごい高糖度の物が出来た。どのぐらい甘いかと言うと、スズメバチが飛び回っていて園に入るのが危ないほど。あんまりスズメバチがつついて頭に来たので、忍び寄って剪定ハサミで首をちょん切るとか、食ってる房ごとスコップでぶったたいてブドウと一緒に飛び散らすとかで10匹は潰した。ここは水源がなくて水不足が深刻なぐらいの礫地だが、平年並みの降雨があればこれだけの高品質なブドウが出来るんだと言う見本になった。実際は手が回らなくて、予定したより房の形などが悪くてお金にはならなかったけど。また水脈が狭くて弱い木はまったっく伸びないし、草生栽培してもちゃんと生えてこないほどの場所もあったので、来年に向けてそこらへんでも草を生やしてやりたい。
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Posted at
2011/10/06 21:38:48
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