2011年10月07日
ホンダの軽
・うちの親父が昔の教え子がホンダで働いているのでそこから車を買ってやりたいとか抜かし出した。ホンダにミライースのような車はないのか?と。私はここんとこホンダのラインナップを全く見てないのだけれど、無いと即断。もう、各社横並びで縁故で買ってあげられる時代じゃない。それにしてもホンダの軽のラインナップはちょっと酷いね。調べて、ホンダの言ってることをやってる事の違いが気になった。
・ホンダは以前から軽自動車に姿勢としては積極的ではあった。軽の規模としてはダイハツとスズキが大部分を占める中、第三勢力としてそこに無い車種を出してあわよくば業界2位ぐらいまで上がりたいと思っていたらしい。先日も新聞で円高で国内生産はもう全体の2割ぐらいまで落として、出来るだけ現地生産したいが、国内市場の生産台数を維持するため軽自動車にてこ入れしたいともうそぶいていた。ホンダはことあるごとに軽自動車市場で頑張ると言ってきたのに、今ラインナップにあるのはライフとバモスとアクティー、そのバリエーションだけだ。
・その中でちゃんとニューモデルとして競争力を持っているというか評価されているのはアクティーだけだと言っていい。かなり意欲的に軽トラを開発したと思うが、なにをトチ狂ったのかアクティーはこれで最後とかアナウンスしたので、今アクティーを買う農家はほとんど、いや皆無だ。だったら最終サンバーの方がマシだと言うのが共通認識。以前のアクティーはちょっと違った地位を持っていたのにね。他のはかなり古いののキャリーオーバーというイメージ。結局メジャーなトールワゴンと、ハッチバックやパイク的なのの間を思い切って分けられないので、かなり中途半端な感じだ。以前の方のライフに乗ったが、女の子向けってイメージが強いのもどうかな。CVTも無いし燃費もそれほど良くはないし、ホンダの軽の黄金期を知っていると、ホンダもう駄目なんじゃないかと思ったりする。
・ホンダの軽の黄金期、と言ってZとかまで戻るのは辛いのだが、少なくともホンダがF1で活躍していたバブル前後までは、ホンダの軽は確たる地位を築いていた。丸目でかわいいトゥデイは最終的にはビートと同じエンジンを積みNA最強を誇ったし、ABC競争でもビートは良い位置にいた。アクティーもミッドシップとフルタイム4WDというシステムで古くさいFRのパートタイムベースとは差別化していた。トールワゴンだってステップバンが先取りしていたとも言える。しかし景気が低迷すると、個性的だが割高なホンダの軽は敬遠されるようになってしまったように思う。また軽が高級化して重量が増えた時にターボモデルがやや寂しかった気もする。それに会社規模からして海外重視型な事もあり、国内モデルの軽はホンダのお荷物だったろうと思う。スズキみたいな第三世界に売れるとか、ダイハツみたいに軽専業とかなら良かったろうが。それにしても遥かに下だと思われるスバルにすら軽自動車では負けていると思われるのは、やっぱりホンダが軽に注げる力を注いでなかった証拠だと言わざるを得ない(逆にスバルは軽頑張りすぎた)。
・一時噂でホンダが軽のラインナップをどんどん増やすと聞いた事がある。今調べたらタントとかパレット風のでっかい車を12月に出すらしい。確かに今のホンダのラインナップで無いタマではあるが、今の景気と社会情勢の中で出す車間違えたとしか思えない(というか常にあのタイプの車は嫌いだけど)。大体そんな車出したってライバル2社と競争になってしまうだろうし、常々思うのだがスペース系の究極はワンボックスに行き着く訳で、本気で出すならワゴンベースじゃないシャーシで軽いワンボックスを作るべきじゃないかと思うのだが。
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Posted at
2011/10/07 21:22:54
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