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イイね!
2012年08月29日

MMD杯とモデル

 ・MMDは同じキャラに複数のモデルがいるものが居て、その筆頭はミクなんだけど、ほんといろんなタイプがあるんだなーと思う。第九回で目だったのはTAD式ミクとミクダヨーで、他にも定番になってるLAT式とかDIVAとか、ネタでしゅしゅミクとか。TAD式改変でネルとかも出てきていて、どんどん現代的理想の美を追いかけていて、ちょっと恐ろしくも感じたりするのだけれど、一方で古い定番ミクもいいなーと思うようになってきた。月並みな言い方だけれど、キャラに頼ってない分、ストーリーや見せ方に独自性があって、それほどすごくもないモデルでも充分見せてくれるというか。その筆頭がラブ式ミクで、これはプレMMDの時代からある某エロゲのカスタム要素で作られた3DモデルをMMD用に改変したものなので、まあ完全に古いモデルでもないが、根本はかなり古い。当然キャラ単体で見ると似てない感じなのだが、なぜかドラマ要素で使われると恐ろしい威力を発揮する。クセのある漫画の絵とでも言おうか、美形モデルでやると多分世界一さんとかネタになる物がそうならないというか。でもISAO式はミクだとかなり美形な部類だよな?イメージが大事という事だろうか?
  とは言え新しいモデルの表情や仕草の自然さはすごい物がある。ままま式GUMIはあんまりにも完成度が高すぎて、その他のGUMIが無くなってしまった感がある。反面、こういう理想の女性を見過ぎると、三次元に興味がなくなるんじゃないかと余計な心配もしてしまうよね。実際にはこれらのモデルはかなりディフォルメされていて、よく美少女キャラの骨格とか書くと眼窪が非常に大きくなったりアゴが小さくなって「これ人間じゃないんじゃない?」とか言われる訳だが。
  面白い事に、この人間に「似ている」という要素は好感度とは比例関係にはないらしい。全く似ていなければ、それに関心は払われないし、100%同じなら当然ながら人間と認識する。その間基本的には忠実度が高い方が好感度も上がるらしいのだが、100%の一歩手前、90%とか95%の段階で人は嫌悪感を覚えるのだそうだ。例えばロボットなんかR2D2やC3POだと愛らしいロボットな訳だが、それが人間に近くなっていくとある時点で嫌悪感を催すようになる。大学の実験室の表情ロボットとかね。動画で68万円のダッチワイフの奴があったが、あれも私には呪いの人形というか無機質で怖いようなカットもあった。もちろん、大きな目や小さい口という特徴は子供に似ているので、そういう意味で親和度が高いという意見もあるが、MMDキャラが人間を忠実に再現する方に向かっている訳ではないのは確かだ。こういう好感度の逆転部分をさして「不気味の谷」と言うらしい。経験則なので明確な答えはまだ出てないそうだが、私には「死体」との峻別を原因とする説がなかなか説得性があるように思われる。というか、怪談を読んでいると、日本的なソレの怖さはまさに不気味の谷としか思えない物が多いからだ。
  なぜ不気味の谷が存在するのか?レベルE的に考えるなら、「かつて人間には捕食する側がいて、それが擬態して接近するため、擬態看破能力がある個体が選別されている」(宇宙生物学より)とかありそう。実際怪談なんかでも、母親が二階に来て不自然に思っていたら本物が帰ってきたとか、その手の物も多いし、幽霊との区別が最初つかない類のもある。まあ、高度に人間に似てくると一般的な認識回路ではなく共感のような自分の感覚に落とし込んで感じる傾向があるので、それに落とし込めなくなる事に違和感を感じるのかも知れない。例えばマシンマンインターフェイスの一つに表情を使った状態表示があるのだが、それは表情による状態察知はとても感覚的で正確で手短だからという理由だそうだ。もっとも、それは対人間インターフェイスの段階であって、「どうやって機械の状態を表情で表すか」という部分の正確性はアレな訳だが。同様に、SFアニメの一部では大型ロボットが擬人化されたコミュニケーション個体を持っている事もあるのも、萌えとか話しのわかりやすさという問題はさておき、ある程度妥当な設定だろう。最近だと霧の艦隊の戦艦の人型思考回路が面白かった。あっちは対人インターフェイスを備える必要がないAIなので、なんでかは逆に漫画の謎のコアになっているが。しかしAIにしてしまうと、本質的には人間とは異なるロジックなので、きっと擬人化しても違和感は消えないんだろうね。

  少し話しを飛躍させると、車というのもMMDモデルに似ている。次々と新しい物が発売され、ミクロで見ていると確かに良くなっているのだが、案外昔のムスッとしたようなモデルが魅力的に見えたり、性能だけじゃない部分で人が好感を持ったりしている。そして、それが何かに近づきすぎた時、これまで感じていた新型の良さが逆に不気味に感じられていないだろうか?少し前の車だが、セリカのST185には一時期非常に強い不快感を感じたのを覚えている。今はむしろ好きなデザインで、ST205より好きなんだが、当時なぜあれほど不気味に感じたのかよく分からない。今度な人間側が学習して、機械にすりよって行っているのかも知れない。それが一部のプロの間では進み、逆に多くの大衆では離れて、今の車離れって現象があるのかも知れない。昔の車ってのは無条件で憧れの対象であり、例えば免許がない小学生でも虜にさせる何かがあったのだが、今の子供ってそういう事がないのは、もう純粋に車の魅力ってのが分かりづらくなっているからじゃないだろうか?進歩しすぎたって訳だ。
  ここで過去を懐かしんでも始まらない。例えば1930年代のイタリアの車のように、走る芸術品のような工芸品が大量生産されうる訳じゃないし、性能的にも現代の車の方がはるかに優れているのは当たり前だ。かと言って人間はすり寄るのが老人ばっかりだ。という事は、車に擬似人格的インターフェイスを与えてみたらどうだろうか?ナイト2000みたいにしゃべるとか、痛車のようにかわいい女子の外見にしてしまうとか・・・発想がオタクだし、しゃべる痛車が発売されたら、私は乗りませんけどね。いや、真面目な話し、痛車=萌え絵という図式が崩れれば、そういう車にしてみたいという気はしますが、あまり良いモチーフが存在しないんですよね。アニメでもタバコと車はすっかり出番が減りましたし、3DCGの車はどこか無機質でいかにもオブジェクトって感じです。走り屋アニメの真似はちょっと趣旨が違いますし。


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Posted at 2012/08/29 12:09:09

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