2012年10月15日
キャンター2t乗ってきます
・ある農機具の引き上げに使おうと、知り合いの解体屋さんからダンプをレンタル。以前はエルフ使っていて、借りた時も「なんて普通の車なんだ」と思ったのを覚えている。その後、消防団の積載車がダイナの2tベースになったりして、2t車恐るるに足らず!と思っていたのが打ち砕かれた気分。多分2世代前のキャンターだと思うが、2tのダンプ仕様のMTなんだが・・・こんな怖い乗り物だったか?
・まずギアの配置が R 2 4
1 3 5
というパタン。まあ、そういう車も割合多いのだけれど、この車は完全に左側のRと1を使わないと思っているのかも知れない。ともかくシフトレバーの左側が異常に堅くって、間違えてはもちろん意図的に持ってくのも困難だ。基本、中央列と右列の4速の車だと思って運転した方がいい。そしてギアの入りがムチャクチャ渋い。3速はどう頑張っても無理に引っ張らないと入らないし、シフトダウンではダブルクラッチを踏まないと絶対入らない。ミッションの入りだけじゃなくて、シフトレバーの動きも節度感が無くてどこに向かおうとしているのか全く不明。さらにシフトレバーの位置が悪くてシフトのたびに背もたれから前にかがむ必要がある。80年代の車ならともかく、現代の車でこれほどドライバーの運動生理学を無視したレバー配置があるもんだろうか?
・アクセルはこの手の車だと割合あるアコーディオン式なのだが、これまたパワーデリバリが悪いのかペダルの動き自体が悪いのか、一定以上の開度になるとやけに動きが悪くなる。アクセルレスポンスはそれほど悪くないのだが、3000回転より上がもの凄く重い。逆に1500~2500回転はとてもトルクがあって良い。アイドルが750ぐらいだが、2速発進は余裕でほとんどは4速固定で走れそう。というのは、この車は減速比がかなり高いので、4速で1000回転から3000回転で20km~60kmをカバー出来るのだ。シフトがしづらい事もあって、なおさらギア固定で走りたくなる。グリーンゾーンは2000から3000で、アクセルを踏み込めば空荷ならそこそこ機敏に走る。逆に3速はかなり微妙な立ち位置で、2速で発進してすぐ4速に入れたくなるぐらい、クロスしすぎている。定量積載でもそうなので、ほんと微妙。この使いづらい3速で入れづらいと、ほんと無いのと同然。
・ハンドリング(?)は劣悪だ。ステアリングセンターブッシュがいかれたエブリィよりちょっとマシだけど、車体が重いので危険度は高いと言った感じ。またサスが硬くてすぐ跳ねる。車内に荷物を置いておけないぐらいガンガンだ。2t積むとそこでちょうど良くなる。オーナーに「これリーフ増ししてない?」と聞いたぐらいだ。まあダンプの空荷なんて総じてこんな物なんかも知れないけど(あるいはダンプって最初からリーフ増し?軽トラだとそうなんだけど)、同世代の似たような車と比較してかなり酷い出来なんじゃないかなー。他の職人さんからもスピードを出さないように忠告されたが、これで出す人が危ないわ。まあブレーキはしっかり効くからまだマシか。
・明日長距離乗るので愛車の軽トラで帰ってきたが、U42Tがまるでカートのように軽く感じました。こんなクラッチ軽いとは!シフトスコスコ入るし、シートはガッチリサポートするし。自分の車だったらオイル交換とタイヤ交換、アライメントやって、もう少しはマシにして使うけどな-。とりあえずディーゼルウェポンぐらいは入れてやろうかと。トリップが160kmなので、満タン返しでどの位走るかわかるはず。
・明日は山梨でワイナリー巡り。グレースワイン・サントリー登美の丘などなど。
・乗用草刈り機もぽちった。フロントモアのロータリータイプ、別にこだわりは無かったのだけれど、一番安いのが割と自分の考える理想に近かったので、実際の所どうなのか楽しみ半分怖さ半分。まあ、駄目ならまた売れば結構いい値段が付くのがこの手の機械なのだが。
モアに関して言うなら、まずハンマーナイフモアというのは、かなり特殊な目的、つまり肥料効能を早く出したいとか、草の再生を出来るだけ遅くしたいというのでなければ、私はあまりオススメしない。まず草を刈る事に対して使うエネルギーが馬鹿でかいので効率が悪い。というのは、モアというのは一見すると叩いて切って粉々にしているようだけど、実際はロータリーと同じでハウジング内で草を巻き上げてミキサーのように切っているので、大量の草を食うと簡単に止まるし、ツタ類や繊維質が多いイネ科の雑草にとことん弱い。切れるのはどうでもいい広葉雑草か、ひょろ長い雑草のみ。草を刈るだけだったらロータリーが正しい。あとモアは刃の部分が非常に重いので操縦性は悪いのもマイナス。またフロントが草に取られて進路を乱しやすい。
今の乗用の流行は腹下ロータリーだ。フロントモアはごく一部か旧式な製品しかない。フロントモアの弱点は、フロント部分を支えるためのタイヤが必要なので操縦性が悪いのと、車体がコンパクトに出来ない事だろう。一方でメンテナンス性はロータリー部分を持ち上げられるのでそれほど悪くない。腹下ロータリーはそういう事は出来ない。またモア部分が前にあるので、必要な場所に突っ込むには便利な事もある。
追記:行ってきました。往復360kmぐらいでクタクタになりました。大型のトラックドライバーさんたちってすごいですね。手の持病がちょっと出たり、気がついてない部分でもダメージありそうです。さて、上で書いたキャンターの不具合ですが、シートポジションはシート前に出したら多少良くなりました。ハンドルとの位置関係はいかんしがたいけど。シフトは時々間違えて発進の時に1速だと思ってRに入れてしまう事が何回かありひやりとしました。一応リバースで音出ているんだけど、ウィンカー共々、あんまり聞こえない。エンジンは快調で、1t積んだ程度だと楽勝だったので、良しとしましょう。
問題は引き上げてきた農具です。動作品という話しだったのですが、クラッチが滑っていて低いギアでもノロノロ、高いギアだと滑って発進も出来ないほどでした。その他は電装系、おそらくオルタが駄目で死んでますが、農具は始動さえ出来れば別に・・・始動だって1シーズンに10回するかどうかですから、冬場バッテリー持ち帰れば問題なし。エンジンは多少煙吹いてますが、まあこんなモンでしょう、始動だってするし、噴射ポンプも健在でした。ただ本体関係で言うとシートポジションが異常に狭い!まるで子供用のギコギコ車(って今は言わないのかな?ペダルカー?)に無理矢理座っているようなポジションです。その分サイズはとても小さく、車高も低いので、取り回しや安定性は優れるようですが、少なくともシートは高くしてでも足を伸ばしやすくしたいですね。アクセルはハンドレバー式しかついてないので、ちょっと注意が必要かも知れません。まあ、何はともあれクラッチでしょう。
農機具のクラッチは二種類あって、普通のプレート式とベルト式があります。ベルト式なら割合楽なんですが、どうやら違う模様。プレート式は乾式と湿式がある訳ですが、どうも湿式臭い。でも農機具のクラッチって滅多に駄目になる物じゃないし、滑っている時にキュルキュル音がするので、なんか別の場所が駄目になっている可能性もあります。
ちょっと面白かったのは噴射ノズルの組み分けで、今は3分割が多いのですが、安いのは2分割もあります。私が借りているのは2分割で、ホース部分は独立で常に流れっぱなしで、手元コックで締めるタイプです。ところがコレは3系統でホース部に一系統割り当ててます。ふむ、まあホース本体にコックがないから分からないでもないか・・・・ところが、車体のノズル分割を見ると3系統になってまして、コックは1個に対応したのと2個に対応したのが別にあったりします。おそらくホースを取り付けたらそうなったんでしょうけど、便利に使うには3系統独立に戻してホースはどっかの系統から延長でいいような。
タンクは水漏れなどありませんでしたが(そもそも入ってたし)、吸い込みホースが中に投げ入れられているタイプなので、多少残るのと、フィルターが中間に無く、吸い込み部分に頼ってます。またリターンもホースでちょぼちょぼ出るので、攪拌はプロペラに頼ってますね。まあ私の借りているSSはペラ無しなので、どっちがいいのか分かりません。
ファンは風量は少ないですが、音が静かです。これならファンも使いたい時に使っても大丈夫かな?逆にリンゴ立ち木なんかだと力不足でしょう。ここらへんも棚用に特化している感じですね。
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Posted at
2012/10/15 06:57:32
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