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イイね!
2012年11月09日

ジェリカンとドラム缶

 ・ミニキャブは冬場に足回りの整備しようかなーと思って予備部品をオークションで落札。そうしたら良くしたタイミングでフロントのドライブシャフトブーツが破れているのも発見、いや危なかった。となると左右のブーツとステアリングブーツ、タイロッドエンドのブーツも交換したいし、フロントのアーム類のブッシュも交換したいけれど、U42Tってブッシュ出るんだろうか?テンションロッドのは出そうだけど、Iアームのはそもそもプレスかけたらアームが曲がりそうなんだが。アッパーマウントも交換したいし、ダンパーは秘密の改造をする予定。
  とりあえずパーツリストのコピーを取って貰ったのだが、気になるのはアッパーマウントの仕組み。よく分からないのだが、金属のマウントと別のシートか何かのような物質が見える。これが組み立て式のアッパーマウントになっていてラバーだけ交換出来ると言うなら素敵だし、単なる防錆カバーかも知れない。しかしうちのミニキャブにはそういう部品がついているように見えないんだが・・・それに手で触っているとアッパーマウントは芯まで鉄か硬質プラじゃねえかと思うようなガチガチな硬さだ。

 ・あとウォッシャーがタイミング良く無くなったので古河のマイナス60度まで対応した商品を入れた。ウォッシャーは濃くなると汚れやすくはなるのだが、冬場は色々やってもウォッシャーの濃度を上げるのが一番解氷効果が高い。ただ、今のメーカーはすぐにワイパーが動くバカ仕様ばっかりなので、ちゃんと溶けるまで待てないけど。エンジンオイルも確認したら、ちょっと記憶にない位前に見た「茶色」のオイルになっていた。粘度はまだあるが、どのみち交換時期だ。最近はエンジンオイルは黒いのばかり見ていたので、ちょっとどういう事なのか分からなかったり。ただミニキャブは若干だがオイル消費が多い傾向にあるので、ブローバイが茶色なのかな?と思ったり。それでもスラッジが茶色ってのは、そこそこ燃焼が良い時のように記憶している。本当に酷いとススが真っ黒だし、本当に良いとほとんど排ガスが汚れないけれど、やっぱり硬質な黒いススが出る。まあ2ストも植物系とか混合給油タイプは茶色っぽくなるよね。

 ・今日は通勤路の一部の交互通行の狭い道で、前のエスティマが角を確認せずに大回りでど真ん中に入って対向車と鉢合わせ、大回りでバックしてたら、次に並んでいたエッセがその隙間に突入!そして対向車に気がついてこいつもバック。二台ともバックが下手だから道路を塞いでしまってた。エスティマはそれでも対向車のために脇道に一旦ずれて待機してたらいいのだけれど、エッセはそのまま進行(まあ、待機する意味もないけど)。どんなバカが運転してるんだろうとミラーを覗いたら・・・・夕焼け空が映ってました。こんな奴は免許取り消しだぁ!ちなみに、リアガラス越しに見た限りだと中年か初老ぐらいにオバサンにリアシートの老婆がセンターに座って鉢植え抱えてました。ゴーイングマイウェイすぎるだろ・・・

 ・そうそう、最近気がついた事、フロントハブ編。昔ジムカーナやってた頃、私より上級の人が「ブレーキ換えたらハンドリングがおかしくなっちゃって」と言っていた。実際ちょっと乗せてもらったんだけど、ブレーキはタイヤが砂利に突っ込んだかと思うほど効くんだけど、ハンドルがとてもおかしな動きをして怖くて仕方なかった。結局その場の指導者の人も明確に答えは出せなかったけれど、誰もが思うステムベアリングではなかった。
  最近そういえばと思い出したのだが、ハブベアリングを良いのにすると、逆にブレーキの効きが悪く感じられた事があった。で、総合して予想するのだが、ブレーキを掛けるとハブベアリングに大きな荷重がかかるのではないか?それはほとんどリンクの一支点と言えるぐらい強いはず。普通回転体を止めようと思ったら偶力が打ち消し合うように回転軸を線対象になるように止めるだろ?そうすれば回転軸に大きな偶力は掛からないはずだが、一般のディスクブレーキはキャリパーはディスクの片方側の角度だけだ。6ポットあたりの非常に長い奴でも中心角40度もないだろう。それでも昔のディスクは径が小さかったので、パッドの中心角は大きかったが、現在はどんどんディスクが大きくなっていてパッドの大型化は限界があるので、実質中心角は小さくなっている。作用点で見ると、ハブを一つの頂点にして、キャリパー中心とタイヤの設置点で三角形が出来る。仮想的に見るなら、タイヤ部分に三角定規がくっついていて、タイヤの設置点のモーメントとキャリパー部分のモーメントがハブを中心にせめぎ合っている。そのハブは動かない物として考えているが、実際にはブレーキが強力であればあるほど、タイヤがグリップすればするほど、実際には強い力が掛かっているのが分かる。
  さらに悪い事にベアリングというのは回転する事で力を逃がしているそうで、動荷重と静荷重では静荷重の方が低いのだそうだ。普段高速回転している時はいいが、ロック寸前まで回転を落としていると(特にジムカーナは低速で荷重が大きい)、ハブへの負担は最大になる。XJR1300はマルチでフロントが元から重いしブレーキが改良されてキャパ自体が大きい。まあメーカーがする事だからハブだって充分に補強されていたのだろうけど、あれだけ強いブレーキパッドを入れるとハブが駄目になったんじゃないかなーと今頃思った。そうそう、バイクはフォークが2本テレスコピックに動くだけなので、ハブの支持剛性は元から低く、実際ハブボルトは純正は意外と柔らかそうな中実のシャフトだったりします。レース用とかではここの支持剛性が高いタイプとかあるみたいで、昔はウォブル対策でホイールのシャフトを太くするとかあったみたいですね。

 ・APでジェリカンが3000円で20リッターとか安すぎる値段の広告があって迷ったが、検索すると「あー、やっぱり」という情報があったのでメモ。いや、APに文句言いたい訳じゃなく、実際国産のほとんどのガソリン携行缶は同じなんですけど、形真似ても魂抜けている分より悪質に見えてしまうので、かいておきます。それはキャップ。
  私もオリジナルのジェリカンを持っている訳じゃないのでアレですが、本来のジェリカンはカム式のキャップというかオープナーになっています。スクリュー式なのは生産性を求めたアメリカ軍仕様の一部で、それでも海兵隊はカム式を使っていたとウィキは言ってます。それでもまあ米軍はそのスクリューをドラム缶の蓋と同一規格にしていたというので、まだ許せます(何様?)。本当に許せないのは訳分からん規格のネジ使ってる国産オリジナルの奴ら。何が違うのか?
  まずオリジナルのカム式は閉じる力はカムを落とし込む事で決まっているので一定です。まあ、パッキンがへたってくれば減るでしょうけど、使っている時に毎回違うという事はありません。またパッキンという弱い物を盛り上がりがある注ぎ口に平行に押しつけるので捻れる心配がありません。他には注ぎ口の形状の自由度があり、オープンが素早いなどのメリットがあるでしょう。さすがドイツ人と思います。
  次、米軍式ドラム缶ネジ。恐らくドラム缶の大栓と呼ばれる大きい方の栓の規格だと思われますが、これの美点としては生産性が高く本質的にはパッキンを使いません。大栓は多分G2という2インチの管用平行ネジという規格です。単純に平行ネジと言うとボルトとナットと同じでシール性がないのですが、管用平行ネジにはPSとPFという種類があって、要は雄ネジがテーパーで止まるのがPS,ただのボルト&ナットなのがPFです。例えば水道用は多分PSネジですが、農家の消毒用の管の一部はPF1/4(やSW3/8)が使われています。想像出来るようにPFネジはパッキンが必要ですが、PSネジはいりませんし、そこらへんは多分入れる栓やアタッチメント側で対応出来る問題で、雌ねじはどっちも同じ平行だろうと思います(まあ、PS雌ねじの方が公差大きいって話はありますが、PS雄ねじ組み合わせるなら想定内、PF雄ねじはパッキンでシールするから問題ないわけです。ただ、中身出す時にアタッチメント無しだとちょっと飛び散りそうではあります。まー、米軍だったら、燃料多少こぼしても気にしなかったでしょうが。
  一方日本の携行缶に多く使われているのは、PFネジ同士の組み合わせでパッキンにシールを依存しており、しかも精度を要しないストッパー無しのネジなので、早晩パッキンが駄目になります。下手すると新品でも強く締めすぎればパッキンゆがんで洩れます。しかもスタウトは内ネジ、キャップは外ネジとか言う杜撰な作り方で、スタウトはパッキンの幅が取れないので元々シール出来てません。なんでこんんなになった!?
  私がこう細々日本のガソリン携行缶の悪口を言うのは、一つは使い勝手が悪い事への怒りですが、もう一つは安全性の問題です。嫌いだったらジェリカン使えばいいだけの話ですが、普通の携行缶給油使って事故になる可能性が非常に高いのではないかと。それは社会悪の類です。ガソリンの危険性は私なんかでも相当感じますし、危険物取り扱いの人はもっとシビアな見方をしますよね。
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Posted at 2012/11/09 23:45:50

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