2012年11月15日
時計型ストーブのTIPS
・何回か運転してみて分かった事。
その1:薪は小枝でも燃える
まあ当たり前ですけど、小枝でもちゃんと燃えればかなり熱くなります。ただ、小枝があまり燃料としてメジャーじゃないのも分かる気がしました。まず燃え尽きるのが早く瞬間的に高温になる割に、火がそれほど付きやすいとも言えない。初期の燃焼は可燃ガスが切断面から出て燃えるのですが、小枝でも皮側から燃やすとガスが出づらいんでしょうか。もっとも乾燥が不十分なのかも知れません。他に薪を運んだり入れるのが小枝だと回数が手間です。
その2:本当の運転状態と燃えているのは違う
鋳物ストーブの燃焼もそうなんでしょうけど、調子良く燃えだす現象は炉内全体の温度が上がって全ての薪が全ての場所から火を噴いている状態になります。部分的に燃えている状態というのは結構不安定な燃焼のようです。この時は当然温度も上がりますし、煙も無く良く燃えているのが分かります。
その3;燃えている場所で燃焼速度が違う
時計型ストーブは奥行きが50cmぐらいあり、常々焚き口がこんな手前側にあるのに意味があるのだろうかと思っていました。着火はそこから行うかも知れないけど、奥でも燃えても手前で燃えても同じじゃないかと。実際は吸気口に近ければ近いほど燃焼力や速度は速くなります。それは吸気する新気が強く全て当たるのは吸気口付近だからだと思われます。奥の方で燃えていても、どこか漫然と言う燃え方です。その2で書いたように炉内が全部燃焼温度まで上がっている状態だと関係ないでしょうが。
裏技として、炉内に熾が散らばる程度になったら、それらを吸気口まで集めると、再び急速に燃え上がったりします。
燃費としては、室温10度の20畳ぐらいの部屋でペール缶一杯の小枝などで20度にするのに30分って所です。室内満遍なく暖かくしようと思うともう少し時間がかかると思いますが、暖房能力はカタログスペックの10~15坪(20~30畳)を現時点ではクリアしてますね。しかし薪が1時間で燃え尽きるので、継続的に暖めるにはさらに2時間に1杯ぐらいの薪が必要に思われます。炉内が安定燃焼温度になっていれば空気絞りきって適当に薪を入れるだけで煙も出ずに燃えて行きます。その間に料理も出来ますが、調理穴を開けるとあけないではかなり火力に差が出ます。あければガスコンロのHI並の火力が得られるでしょうが、煙もそれなりに室内に出そうですし、へたなアルミ鍋とか溶けそうです(底もすすける)。よくストーブの底でオーブンのような使い方をする話を聞きますが、残念ながら温度が低すぎてピザは焼けませんでした。床が燃えないという意味では良い事でしょうが、灰が入れてある事もあり、オーブンとしては使えないようです。やはり天火オーブンが欲しいですね。
・先日作った「茄子のオリーブオイル漬け」という保存食には重大な欠点があった。保存食と言うのに保存が利かないのだ、食っちゃって。仕方ないのでもう一度作って、時計型ストーブで最後の酢での煮込みをやってからニンニクオリーブオイルに浸けたのだが、試食したらさらに美味しく出来てしまって、こりゃ駄目だわ。俺がその気を出せば1日でポット一杯の茄子を食い尽くせる。うーん、これも来年の畑作物の候補だな。あと、薪を暫定的に突っ込んでるビニールハウスの中で最後のトマトが成っている。
・ギターで指慣らしも進んだので久々にチェロ。弓は毛がかなり切れちゃってるし、弦がなんか見覚えがないのが張ってある。そういえばA線、お下がりのオブリガートだったかエヴァピラッツィが切れて暫定的に純正の訳分からないの張ったけど、音がしょぼくてテンション下がってそのままだったような。見るとヤーガーのA線があったので、一応買ってあったみたいで張り替え。ギターだと弦を張りすぎて切るという事はまずないが、チェロはペグが摩擦だけで止まっていて回りすぎる上、テンションが高いわりに弦が弱くて、とくに細いA線は切れやすい。私は2回切ったことがある。新品の弦を張り替えで切ると凹むぞ-。一度はスピロで一度はヤーガーだったと思うが、とくにヤーガーは弱いイメージがあって慎重にやって無事張れた。それにしてもチューニングを忘れていてなんというか、間抜けな感じ。まだチェロは完全5度だし解放のAが1弦というのは覚えているので自動的に割り出せるんだけど。ほんと2年ぶりぐらいに弾いたけど、思っていた以上に指が覚えていて驚いた。でもタコが無いので弦が強く抑えられないからびびる。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2012/11/15 21:39:37
今、あなたにおすすめ