
・バイクの教習でもやる8の字というのは、バイクテクニックのエッセンスが凝縮されていまして、ジムカーナなんかの基礎でもあります。また知らないバイクの特性を知る上でも大変役に立つ乗り方です。最近は練習できるような空き地も減ってしまいましたが。という事でとりあえず動くようにはなったのでVTで練習してきました。練習というか人間も含めての慣らしですね。
・8の字にも色々なパタンがあり、コーンの間隔を広げたり数を増やしたりブレーキを使わなかったり片手離しなんかもありますが、最初なのでリアブレーキのみでコントロールして1速で回って見ます。というか、普通はこのやり方は2速でやるのですが、VTはやけに1速が高くて1速の方が都合が良かったです。もしバイクの低速トルクに不安がある人は、ます最初にまっすぐでリアブレーキのみでエンストさせるまで速度を落としてみるといいかと思います。VTのエンジンは粘るのでその必要はありませんでした。
・で、本当に初心者の人はここでアイドルスクリューをいじって回転数を2000ぐらいに固定してアクセル操作を入れません。というか、初心者かそうでないか抜きにして、そうやって最初はリアブレーキのみに専念した方がいいでしょう。そうしたら適当な間隔でコーンなり目印を置いて回ります。最初は10mぐらい開いていれば出来るんじゃないかな?
・回れるようになったら、まずハンドルをフリーにする事に集中します。小回りすると想像以上にバイクの前輪は切れ込みます。これを普通怖くてライダーが止めてしまいますが、そうすると大回りになりますし、バイク本来の性能を引き出せなくなります。将来的にハンドルに入力するかも知れませんが、とりあえずはフリーステアで走りましょう。この時回転速度を上げるのではなく回転半径を小さくする意識で回ります。つまりハンドルがもっともっと切れるようにします。すると、ある時ハンドルがストッパーに当たるようになります。コツコツとね。これがフルロック旋回で、バイクがもっとも小さく回れる状態という事になります。そして、訓練すればバイクがバンクしてから立ち上がるまでフルロック状態を維持して回れる事が出来るはずですが・・・私はそこまで出来ませんでした。まだまだ体がついてきませんから、立ち上がりでコツコツ言ったり切れ始めでコツコツ言ったり、まだまだハンドルを止めちゃったりスピードコントロールが出来なかったりします。
・あ、でもVTの素性はすごいいいですね。これ、やりやすいバイクとそうでないバイクがあって、狙っている物も違うのでしょうが、いきなり久々にやってこう簡単にロックできない物なんですよ。特に直4はヘッドが重いでしょ?だからフロントの切れ込みが結構強くてコツコツではなく「ガッツーンッ!」って切れるマシンもあります。てかGSXがそうだった。そうすると、バイクのバランスが一気に崩れるのでどうしてもハンドルに入力しちゃいますし、そこでアクセルを当てないと倒れてしまうので開けたら、今度フロントが切れたままリアに押されて唐突にフロントが滑ったりもします。その点VTは切れ込みのスピードが穏やかで落ち着きがありますし、エンジンのピックアップも扱い易くてブレーキリリースだけですっと車体が安定します。シートが低いからなんなら足で支える事も簡単です。ただこの練習は最初は足なんか無いと思ってやった方が楽です。足付くのは小旋回の練習でやりゃいいんだし。
・この練習でやっと水温が上がり出しました。ラジエターのダンボール、見たら外れかかってるし。で、Fブレーキは相変わらずヘンなタッチですが、大分慣れました。リアブレーキはドラムなんで使いやすいです。ジムカーナだとリアはかなり酷使するのでディスクに安いパッド入れてやるので、ドラムだと面倒かも知れませんが。Fブレーキは軽くエア抜きやってから、ヒンジ関係をグリスアップしたら、やっと「これならまあ競技でも使えるかな?」ってレベルのタッチになりました。私のレベルでですけど。クラッチ側も同時にやります。
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バイク | 日記
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2012/12/31 19:17:11