2013年06月24日
ベストライディングの探求・神は死んだ
・辻司さんの名著、多分コレで大半の悩みは解決すると思う。さらっと全ての事を網ライしているのに、難しい言葉とかを使っていない。改めて辻さんはすげーなーと思って読み込んでいくつか発見。辻さんのコーナリング論はセルフステアを引き出しましょうという事で、現在のバイクはまだそのトレンドを引っ張っている。これ以前、リアステアの時代の話しもちょっと出ているが、「バンクが深くなりすぎる」「オーバーアクション」「フロントタイヤがグリップしない時代のトレンド」と解析している。で、セルフステアと同じくコーナリングの効率を上げる手段として「タイヤの接地圧を上げる」という点を指摘しているのだが、セルフステアと違って具体的な手法は書いてなかった。まあ、ブレーキやライダーの移動で荷重移動というのは出来るんだけど、両輪に荷重をかけるなんて空力パーツがないバイクだと無理だからね。
・が、最近はコレの答えも私の中ではある。セルフステアを強く引き出して初期曲がりを強くするほど接地圧が増える。舵角によるコーナリングだと、旋回の遠心力でもって荷重がさらにかかるという好循環が生まれるので、初期にいかにパッと向きを変えられるかで、後半の旋回Gの高まりも変わってくるわけだ。あとはアクセルコントロールかな。旋回の極初期ではもちろんアクセルオフで、そこから遠心力で接地圧が上がったら、すぐにアクセルを当てて、遠心力を高めなければならない。ま、接地圧=垂直加重=グリップという論法なので、グリップを上げるヒステリシスをかけるって意味合いもあるし、ラジアルタイヤだとスラストの発生って物もあるだろうけど。
・もう一つ面白かったのは、2WSっぽい動きについて。舵角がついてバンクすると、実舵角が増大するのは知っていたけど、辻さんが「後輪にも微少ながら同様の動きが出ている」というのは気がつかなかった。でも、確かにバイクがバンクして舵が切れていると、後輪の接地位置は若干だが斜め後方に移動するので、前輪と逆位相の舵を切っている事になる。以前から良く曲がる一部のバイクのインプレが「2WSのようだ」と比喩される事があったが、実際にアライメントがそうなっているのだろう。もちろんフレームの横合成でもってそうなっているバイクもあるだろうけど。この効果は多分「前輪が大きい」「ヘッド位置が低い」「オフセットが大きい」「重量バランスが中心よりで軽い」と出やすいんじゃないかと想像。
・夏風邪ひいているっぽい。今、草刈するとしつこいアレルギー鼻炎になやまされるので、それで寝不足も重なり、一体何が原因なのか分からないけどだるい感じ。また、体の具合はおかしくても扇風機を当てていたい感じで、本当にあたって大丈夫なのか不安になるほどだけど、扇風機に当たり続けてさらに体調がおかしい感じ。冬場なら熱があれば暖かくもしようが、夏場に暖かくするなんて地獄だし、冷やせば冷やしたで体調不良だし、どうしろと。とくにここ一月ほど真夏並の暑さだったのが、台風が来てから急に寒くなって、それは大歓迎なんだけど体がもうついていけない感じ。基本的には今が季節通りの感じなんだろうけどさ。
・そんな中、午前中はスチューベン園の房作り、キジは卵一つだけ残して移動していた。襲われた様子はないし、卵が一個孵化せず残っているから、どっかに移動したんだろうな。キジのヒナは本当にかわいかったなー、あんな小さいのが大きくなるなんて。保護していたツグミかカワラヒワか分からないヒナは発見場所の近くの畑にリリースした。いちもくさんに逃げていって、ヒーヒー鳴いているので、親鳥が居れば助けるだろうが、動きみているとやっぱり障害があるっぽいな。ただ、人間が飼っても成長させられない(親の教育がないと自然界で生きていけない)ので、これで死んだらそれもまた自然の掟だと思うしかないのだろう。交通事故と猫は自然ではないってだけの話しか。
・で、最後にデラの消毒をやろうとSSにバッテリーを積むが動かない。ホーンもならないし、一体何が・・・一応ヒューズをチェックすると、飛んでいる。管ヒューズで30Aなんて馬鹿でかいのを積んでいるので探してきたのだが、交換してキーオンで一瞬で溶解。これはなんかおかしい?と思ってシャフトに絡まった草を取ったりしたが、ほんと最悪な体験だった。真っ先に言わなければならないのは、SSで走ると草が絡まるという話しは現代農業に出ていたので、対策をしなかった私が悪いし、不具合があったらすぐに停車すべきだった(出来なかった理由は以前書いたが、再始動に不安があった)。まず草が絡まって絡まって、そりゃもう木のようにガチガチになっていた。あんまりにも固く絡まると自然に分解もしないみたいで、圧縮を繰り返しておよそ元が草とは思えない。ただ、窒素分が多いカラスノエンドウは腐敗して相当臭かった。原因の一つは共立のSSの設計のまずさで、ドラシャがハブより低い位置を走る設計になっている事だ。もう完全に草がない場所前提だったのね。しかし、ここに配線はなかった。
問題だったのは、もっと高い位置を走っているプライマリーアウトプットシャフトで、なぜかこんな高い場所にも草がぎゅうぎゅうに絡んでいた。てか、背が高いムギ系が絡んでいるので、なおさら始末が悪い。そして、アクセルワイヤーが絡んでいたのもこっち。そして、切れたアウターチューブが絡まっていたのだが、探したらそれがメインハーネスをチューブさら切断していた。最悪や・・・・しかし、これ、オーバーヒート時には平気だったし、走行後冷却ファンは回っていた(エンジンオフで)ので、一体どの段階でどう切れたのかよく分からない。どのみち、このSSは一度リフトアップしてハーネスを繋ぎ直さないといけない・・・チクショウ、なんでこんな事に。オーバーヒートでどうやらLLCも漏れているようで、ラジエターキャップから見たら先日あったLLCが見えない。でもさ、オーバーヒートっても、一瞬だし、ラジエター側から逃げてるんじゃなかったのかよ!
さらに悪い事は重なる物で、SSが使えないので消毒の手散布を行ったのだが、夕方6時ぐらいに散布をはじめたら、突然の夕立、しかもかなり強くて長く降っている。空は明るいのに、今年こんな強く降るのは初めてな雨だ。消毒はカッパを着ているので濡れるのはいいのだが、消毒液は樹体で一度乾いてはじめて長期間の保護性能が得られる。雨中散布はその雨で流されてオシマイという、非常に無駄が多いやりかただ。ごく希に残効がなくなるからと言って雨中散布で間に合わすケースはあるけれど、今回はレギュラーの防除なので、もう最悪だ。散布しながらずっと
、一つだけ願いが叶うなら神様殺そうと考えていた。聖書でも神様の方が悪魔の数万倍も人間を殺しているし、きっとカントだかヘーゲルだかニーチェだかが神は死んだと言ったとき、その心には喜びが溢れていた事だろうと思う(錯乱)。なんというか、うん、上位存在は都合が悪い時だけ出てくるんだよ、きっと。
あとはオカラサイレージも雨の中仕込んで帰ったら8時半過ぎでした。サイレージも当時作らないとまずいので、ほんと酷い天気に泣いた。今年は雨乞いもやったそうだけど、あの山に飾ってあるのは多分邪神だ。
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Posted at
2013/06/24 22:17:49
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