2014年10月28日
今日の仕事
・昨日は1日頑張って36箱出せた。軽く出荷にかかる時間を計測していたのだけれど、良い状態の一房パックを作る場合、1箱は6分ぐらいで出し終わる。8房入っているから一個で45秒ぐらいか。すると1時間で10箱80房出せるから8ケースになるけど、これは集中してやってるからでさすがにだれる。でも本当にロスがない荷造りの場合は精神的にも疲れないから結構いけるだろうけどね。一方二房の状態が悪いのを脱粒注意して扱ってたりすると、3箱で25分ぐらいかかってた。一箱8分~10分と1.5倍ぐらいかかる。それでもロスがあるからパック数は思ったより増えない。最後はそういう怪しい房は全部加工用にふるって粒にしてジップロックにしてしまった。それでもマズイからあんまり生で保存って気はしないけど。まあ全部捨ててるデラよりははるかにマシか。
・36ケースの半分、まあ18ケースの荷造り時間は軽い休憩はさみつつ3時から7時までかかったので4時間ちょい。25箱だったので、一時間で6.5箱ぐらい。一箱10分だが、これにはケースの組み立てとか運搬とか周辺作業も含まれる。収穫は大体45分ぐらいなので、1回転がトータルで5時間ちょっとという事になる。2回転は10時間で、そこには食事とかは含まれないので、やっぱり2回転は連日は辛い。
・オーバーパンツがまた破れている。股の部分が良く裂けてしまうのだ。これ、構造的に破れてくれと言わんばかりで、ちょっとメーカーの悪意を感じるなぁ。オーバーパンツは下に色々着込んだ上に履くし、高い位置まで引っ張り上げられないので、股を開く動作を行うと普通のパンツ(スラックス)以上に股の部分が引っ張られる。なのに裁断が普通のパンツ一緒なので、当然おまたの部分が裂ける。もうアホかと。ここは乗馬用のズボンみたいに、股部分を一枚布で作ってあるといいんだけど、乗馬ズボンで検索すると趣味が悪い土方のボンタンしか出て来ない。いやね、あれ、ちゃんと機能的になってるんだと思うよ?でも、社会的なイメージが悪すぎる。
・農地中間管理機構についての説明会があった。すごい端的に言うと、果樹地帯では利用できないも同然の制度であったが、試験的に中山間や果樹で機能縮小版をやってみるよ!機構自体は農業開発公社に丸投げで、さらに農協に丸投げするよ!制度がどうなるか分からないけど、とりあえず名前書いて!って事らしい。機能縮小した部分は時間短くして、費用は名目多くして、本来禁止である貸与先の指定を許可するので、闇賃貸の人はこれに応募すると補助金出るらしい。ま、そこらへんは専門的なので割愛。
私が感じた問題としては、これから地域農業はますます多くの課題と、この手の毒ダンゴが配られると思う。んで、実質的に現場を受け持つ農協には基本的にそれらを判断する権限もなければ、分析する責任もない。配置される人によっては能力もないし、やる気がある人も配属がかわればダメだ。なので、その土地の農業者自身でコンセンサスを得て采配を振えるようにならなければならない。本来の意味の農協にはそういう力もあったが、今は公平性とかサラリーマン化でそれを求めるのは無理。モデル地区になったのだって、課長の采配が大きい。
となると地元農家組合の組織としては果樹部会というのがそれに該当する(今回のケースでは特に)。部会役員は忙しいそうなので、賢人会議みたいな物をつくり、分析結果を役員にあげて、役員から組合員に概略を伝えて協力してもらう仕組みが必要なんだと思う。そして、将来的には諸々の問題にそれぞれ担当の人を当てるぐらいでないと立ちゆかないだろうとも。ただ、今日の会議を聞いていても思ったけれど、声が大きい人がちゃんと将来を考えてくれているか怪しい事もあるんだよなぁ、言っちゃ悪いけど。つまり、将来じゃあそういう部会指導にどうやって協力を頂けるかって事になる。村八分が出来た時代は楽だったろうけど、それが良い訳でもないしなぁ。
・ワイナリーに関するちょっとした疑義を元取締役に伺ったが「あれ?これでいいのか?」って感じに。簡単に言うと制度上の取締役が、代表権があって実際に動いていた人から、農協職員の兼務の非常勤って形になり不在になった。どっちが良いかは言うまでもないね。
・あと、ワインのラベルの絵を描いた画家さんの個展があったので見てきた。実物の絵は細密画で迫力があり、色づかいもモダンでおされ感があった。ブドウ以外も書いているが、基本ブドウが多い・・・というか同じようなブドウの絵をえんえんと描いてある感じ。で、「この人はなんのブドウをモデルにして書いてたんですか?」と伺ったら「これらは写生ではなく全部想像です」という答え。ああ、なるほど、と思った。正直ね、原画レベルだとラベルにしてもおかしくないとは思うんだけど、比較しちゃうとラベルのはなんだかなぁと思う。たとえば西洋には有名な画家が沢山いる訳だけど、ラファエロでもミケランジェロでもルーベンスでもフェルメールでもピカソでも、ラベルを書いては・・・書いてるか(ピカソがムートン書いてたはず)。まあ、ピカソはリアルタイムで生きてて書いてるので除外して、要は絵画的な絵をそのままラベルにする例は皆無で、絵の良さとラベルの良さは別であるという事です。
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Posted at
2014/10/28 21:20:14
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