2014年11月20日
今日の仕事
・家の片付けというか、普通の人なら毎日している台所掃除や洗濯をやって、薪ストーブでイモを一箱焼く。自分ではこれで充分だと思っていたけど、とあるスーパーがベーカリーコーナーで出すイモを久々に食べたらまだまだである事が分かった。とは言え、焼き方に関してはほぼ限界な感じもある。あとは品種選択と前処理かな。サツマイモは暖かい地方の作物なので冷やすとダメというのが通説なのだが、最近はわざと寒さに当てる事で防御反応でデンプンを糖に変えられる事が分かって来たそうだ。品種によって低温の耐性は異なるそうだが、13度が理想の保存温度なのを5度らへんに下げて20日ほど置くとシナシナになる代わり糖度が41度とかになるんだとか(あれだけの固体の糖度ってどういう基準なのか分からないが、確かに甘い)。ただし、腐りやすくもなるそうで、現代農業だと湿度100%で40度で2日の低温パスチャライズで腐朽菌を減らしておくといいのだとか。ま、じっくり焼いた芋はほんと美味しいです。
・家探しボチボチ、一件聞いた物件があったので見てきたが、土蔵アリ、周囲はまあまあ静かそう、農地近く多分横の空き地もそう。ただ、家が結構荒れている印象。人が住まない家の荒れてる感じって不気味だわ。あと、思ったより家自体はお屋敷っぽくて似合わないかなぁとは思った。自分基準だと贅沢すぎるというかね。自分の認識で中古物件を分けると
古民家(戦前)
古い家(戦後から昭和55年まで)
比較的新しい家(昭和56年から平成3年)
と大雑把になっている。昭和56年なのは「省エネ基準」と「耐震基準」の改訂とか制定があったのがここらへんなので。あと、減価償却の耐用年数が木造は22年なので、1992年以降は法的に耐用年数内って事で足きりした。それ以降は希望する条件の物件はまず出て来ないだろうから除外。また古民家も色々難しいので「住む家」としては除外していいだろうと思う。仮に古民家を分類するなら、この地方だと200年住宅は半分武家じゃないかって家を含めても10本の指で足りる程度しか残ってない。全部県の文化財指定かなんかだ(再建のもある)。本当に住んでいる家は1件だけだが、数年前に壁をベンガラ塗りした。渋すぎる。再建物で本当の農家の家も隣接地域にあるが、ちょっとびっくりする位原始的で、半分牛小屋のタタキ床に部分的に床があるって感じであった。多分大正あたりから物件としてはボチボチ出てくるだろうが、それらが空き家になってるって事はないと思う、いろんな意味で。
一番ものが多いであろう戦後から昭和55年前後までの家を一括りするのは乱暴だが、ここの見分け方ってなかなか無いのよ。戦後の最初の基準が昭和25年、次が34年の防火規定と壁倍率で、次が昭和47年の基礎に関する基準で、昭和47年からは基礎がコンクリの布基礎となっている。ただ、外から壁倍率は見られないし、防火壁も市街地でない場合はそこまで厳しくはなかったろう。そもそも、壁が昭和34年からずっとノーメンテで保ってる訳がなく、多分真壁なのはそれ以前だろうな、ぐらい。布基礎はずっと分かりやすいが、それ以前になかった技術かと言われると微妙。まあ、一応昭和25基準、34年基準、47年基準で分けられるとして、どこが狙い目かと言うと消去法で47年基準を外したい。何故かと言うと初期の布基礎は幅が薄くコンクリの質がイマイチで、新築時の耐震性はいいとしても後が良く分からないってのがある。他にもバブリーで新建材をへんな所に使ってあったりするし、妙な造作があったり、長く使う事を考えてない家が増えだしている印象。
それ以前は技術的には古民家とのつながりが強く、今残っていて農家向きの家は多分昔と変わらないと思う。てか、土蔵の方がむしろ現代の家に近いな。ここらへんが出ればいいけど、快適な家になるかは別。ほんと土蔵と夏の家と別にするぐらいじゃないと。昭和55年以降平成3年以前も物件としてはもちろん多い。てか、今の家がそうだわ。こなれている反面、農業を意識した家は皆無なので、別に大きな作業場がないと後々辛い。
・敷き毛布もやってみた。すごい新しいかと言うと、むしろムートンの毛皮を思い出して懐かしい感じ。そして、毛布と羽毛の得意の違いを感じた。結論から先に言うなら暖かくていいわ。掛布団を羽毛を先にした時も感じたが、毛布の方が皮膚接点で見ると暖かいというか、冷たくない。羽毛布団は暖まるまでは非常に冷たく感じる。そこから先は保温性は毛布よりある。毛布は保温性は低いが接点での伝熱だけ見ると良い感じなので、そういう断熱の特性の違いを生かしてやろうという意味だったのかも知れない。
・明日の予定 ドングリの播種、また種拾うか。水田の片付け、藁運びとはさかけ棒まとめる。土壌検定の土を乾かす、柿干す
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Posted at
2014/11/20 22:10:14
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