2014年11月22日
疲れた
・今朝は久々に7時台に起きたが、まだ明るいのな。夜型生活になっていたから、てっきり朝も8時ぐらいまで暗いような気がしてたよ。山羊の世話してリンゴ運びをやったんだが、1日で170ケース+αというとんでもないハイペース収穫で運搬疲れたよ。なんで手伝いの老人があんな元気なんかね。もっと大変なのは運搬車から車に乗せて倉庫で降ろすパートなんだが、パレット積みとか省力化難しいんだよな。下手にフォークリフト使うなら手で降ろした方が早いし崩れないし、必要なケースだけ降ろせる。海外だと落下したリンゴを拾って全部加工とか、スペインとか労働力が安い所から持ってくるとからしいけど。
・昼は会田高原の新蕎麦のほぼ十割蕎麦を頂いた。美味しかったが、新蕎麦の香りとはまた違ったような。十割は技術難易度が高いので、そういう意味では自慢にはなるが、その技術で9:1蕎麦作った方が私は好きかもなぁ。十割にする奴って多分だけど製粉段階からなんか違うんじゃないかと思う。精白度が高いというか、滑らかすぎるというか。
・ヴィラデストワイナリーから会報が届いて昨今の活動を知った。東御市はワイン特区になってるが、今度「日本ワイン農業研究所(JW-ARC)」という組織を作って普及研究をやるんだそうな。ワインアカデミーは塩尻などもやっていて、新規就農者を取り込みたい訳だが、前書いたようにワイナリーを新規で立ち上げて生計を立てるのは非常に難しい要素が多い。小規模生産者が単純に増える事は同じような業界の者としては心配も多い。それを実際に請け負い醸造やるワイナリーとしてJW-ARCを作ったのは立派だなと思う。まあ、実際はこれまでヴィラデストがやっていた事を独立した事業として切り離したんだけどね。とりあえず新規ワイナリーも一つ増えたそうで、これで「信州ワインバレー構想」の目標は一つ達成された事になる。ARCとは別のドメーヌナカジマという所で、作業場面積が81㎡の非常に小規模生産者さんだそうな。
・この話の後ですると辛いというか、悪意があるように思われるかも知れないが、先日買って読んでた「遊楽部ワイン物語」の富岡ワイナリーが苦労の末作られて、今どうなっているのか半分こわごわしながら検索かけたら以下の事が分かった。富岡ワイナリーは2006年に事業を札幌酒精という会社にゆずっている。本の著者の飯田清悦朗さんの動向は検索しても分からなかったが、昭和2年産まれという事を考えると御年87歳だからとっくに引退されているだろう。その公式HPも平成20年のペラ一の物から変わっておらず、ラインナップもビンテージ表記のない物が少数みつかるのみで、ほんと生きているのか怪しい。何が言いたいかと言うと、ワイナリーを建てるという目標自体は設定しやすくブームの間は維持できるかも知れないが、農業生活というもっと大きなテーマで重要なのは持続性ではないかという事。社会動向の変化や消費者の嗜好の変化、作物の改良などで農業の形はずっと変わり続けている。それはまるで川のような物で、そこに「ある」のだけれど、一方でずっと流れ続けていてはじめて価値があり、止まるなら川ではなく池や沼である。その川の一形態としてブドウがありワインがある。
・明日の予定 バッテリー充電して某機械のチェック行けるようにする
リンゴ収穫 藁運び(もうデラ園は一杯だから、巨峰園にでも置く)、作業スペースとして使えるかも知れない家の下見。元がブドウ農家さんの家らしいので向いているっちゃ向いている。聞いた限りだとちょっと住宅が集まった場所にある感じなので、そこは気を使う。普通の人は「平地で市街地に近いほどいい物件」なのだろうけど、私は「極力人里離れてる方がいい」と思っているぐらい(車が前提でね)。ただ、山里にはいると今度圃場から遠くなるし、そういう意味だとメインの圃場に近いのはいい。それを言えばそもそもメインの圃場の地主さんちも今空き家なんだけど、あそこは色々難しいからなぁ。
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Posted at
2014/11/22 20:43:55
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