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イイね!
2014年12月06日

雑記

 ・昨日はブドウの出荷反省会の後、懇親会の間に初雪が積もっていた。反省会って簡単な物だと思っていたら、かなりしっかりした物だったのでびっくり。もしかしたら、一番厳しい物だったかも知れない。それは全体として今年は課題が多かった年である事も関係している。先日の役員会での速報値で知っていたが、そこでの提言を受けて過去の数値との比較なども出ており、私が就農する以前からの数字とも比較出来たが、長期的に見ると上がっていると思えるのは巨峰(有核)ぐらいである。これには明確な理由があって、5年ぐらい前はあまりに安くて供給量は5分の一にまで落ち込んだので、有核が好きな人からの需要を下回ったからだと思う。全体出荷量から見ればもう無いと同じである。安定しているのは巨峰(無核)で、単価は10年前より若干だが上がっているぐらいだ。ただ、出荷量は10年前にピークを迎えていて、豊作で安値だった今年でもピークの7割強って所である。ピオーネは減っていると思ったが割と量は変わらず、価格も平均値で見るとちゃんと巨峰よりある。市場の認識も高級ブドウであるが、そのためには大粒度を上げて欲しいとの事。確かに今は巨峰でも20g超えるから、ピオーネなら25g以上欲しいよなぁ。ナイアガラはもう明確に品種としての魅力がなくなっている。出荷量は10年前のピークの半分近くまで落ち込んでいて単価もガクンと出荷量が減った時に上がったものの、そこからの下落に歯止めが掛かってない状況である。また出荷量のバラツキが多いのも気になる所で、ピオーネや巨峰デラがそんでも1割の上下に収まっているとするとナイアは2割りほどブレがある感じ。「ナイアが豊作の年は安い」という格言がここらへんではあるのだが、それもグラフが証明していて、他のブドウも豊作年は安いのではあるが、最近の当たり年である24年で比較すると10年平均に対してピオーネは5%安いぐらいだがナイアは10%も安い。実は5年平均で見るとデラも巨峰も安いのだが、ここらへんは景気も大きく絡んでいるのかな?とも思うのでなんとも。これは価格硬直性が高い生鮮食品の中でも元の需要パイがもう相当低いとしか思えない。つまり、食品ってのは安ければ多く売れるものでもないので供給過多になると価格の下落が大きい商品なのだが、商品の価格ランクによる引き合いは多少あるので、巨峰の供給が過剰だと輸入のバナナとパイを食い合うなどして、やっぱりある程度の価格安定性はあると思うの。しかし、ナイアの場合は買い支える需要が競合もしてくれないんじゃないかな?今後も有核巨峰同様どんどん生食の供給も減っていくと思う。
  さて、最大の問題はデラである。今年は天候不順で品質が巨峰以上に悪い園圃が多かった訳だが、直売や市場からの引きはとても強く、産地のブランドの大半がこのデラであるという声が聞かれた。品質が悪かったと言っても他産地はもっと悪いと言うのである(が、資料の声はかなりソフトになっていて、実際は喧嘩になりそうなほど酷い事言う仲卸業者もいたそうである、胃が痛い)。もっと品質が高く需要期に合わせて出荷が増えれば価格は上げられるという、まあもっともな意見ではある。でもさ、ブランド力があるなら仲卸に需要期に合わせろなんて言わさせないと思うけどね、農産物なんだから。
  先日来言っている農地の後継者探しの事業もぶっちゃけると(デラウェアの)産地を守るという側面が非常に強い。成園になったデラを切らないで欲しいというのであるが、私は新規就農者にデラを押しつけるのは正直反対。やりたい人はいいけど、現在のトレンドからは外れているし品質も安定しない難しいブドウである。特に市場の人がぶっちゃけるとって話をしてくれるが、今はもう需要層だったが老人世代の胃袋も小さくなっていて、お土産を孫に持っていく時には巨峰よりシャインマスカットでありパープルを選ぶそうだ。デラは時期がずれているのと、糖度が高い事もあり、子供にも人気は比較的あるとは思うが、市場の価格誘導は「供給が安定してきたら」シャインやパープルなど皮ごと品種に一気に転びたいぐらいまで来ていると。正直言えば、ああいう美味しい葡萄がある事を知られすぎると困ると。本来は巨峰もピオーネもシャインもパープルも売れる事が望ましい訳だが、調査するとそこまで購買力がないから絞るならどっち?ってなるらしい。そんな中、デラは成園化に最低5年下手すりゃ10年かかるので、切られると供給がどんどん減るって訳だが、ここが難しくて、部会長が言うように大粒種の単価が1割安くても作業力から言うと2倍は出来ちゃうから、土地があれば大粒種を2倍やった方が売り上げは1.8倍になる。この地域の大口生産者は全てそうだ。デラの大口生産者はいない(MAXでも3反とか4反だと思う、大粒種なら1町歩超えが何人かいる)。でも産地のブランドはデラで維持されているから減らされたくない。それを小口生産者、高齢生産者に「押しつけている」のが今の産地の実情だ。はっきり言うと大口の人達は口先では「デラが顔だデラが顔だ」と新人に言うばかりで自分では作らず多品種に参入してくるのを露骨に阻止してくる。そんなに言うなら大口生産者には大粒種に応じたデラの栽培を強制すればいいのだ、ダメなら価格調整をデラと大粒種でやらなきゃ無理。そんなの無理ならデラも生産量をガクンと減らして一瞬だけの高価格になるのを許容しよう。いずれ消えるなら、今そうやったって同じじゃないか?
  そんな訳で後継者事業については微妙というか半分否定的なのが今の自分だったりする。そりゃ農地バンクとしても使えるので、それはやった方がいいと思うけどね。他にはオウカは完全に終わったなぁと思う。市場でも生産者でも味に関してさえシャインの方がいいという声が聞かれた。オウカは確かに食べ慣れた人にはほっとできる部分もあるが、貯蔵性はシャインが狂ったように良く、完熟させるとものすごく美味しくなるし、香りに関してもシャインの評価が高いのだそうだ。栽培難易度も高いし、他産地のが出てきて競争して改めて高評価になる部分も局部的には見られたが、逆に言えば相当技術を投入してコレだから同じ技術でシャイン作ったら・・・って感じになる。もちろん、シャインの供給過剰による値崩れは心配されるが、相対的に品質が高いのでむしろ在来種やオウカの価格を食ってる所があるから、極端に言えばシャインだけに葡萄がなってから値崩れが起こるわけで、まず心配なさそう。

  ・現代農業の1月号が出たが、ブドウは仕立て方でロケット式一文字とか言うまた奇抜な方法が紹介されていた。理屈は部分的には分からないでもないし、現実に良ければそうかなぁとも思うけど、正直ちゃんと理屈に落とし込めてないのも感じた。短梢剪定の平行整枝だと樹勢が強い基部付近での品質が悪いから長梢選定の方が技術はいるがいい物は取れる(これはホント、特に一文字短梢でロザリオとかピオーネは出来ない)。だから樹勢を弱める逆向きの枝(返し枝)を主体に使う(これも部分的にはホント)。平行整枝にするために、亜主枝を平行配置してそこからバックで引っ張るが、亜主枝と呼ばず側枝と呼ぶあたりから意味不明になってくる。いや、それが亜主枝だろ。そして樹形模式図だと菱形になってると「あれ?」ってなる。簡単で効率的な作り方のはずが、非効率で複雑な形になってるんだが・・・それに、これ結局短梢だよね?長梢作りって意味が分からんし、シャインなら別に短梢でいいのつくれるやろ。現代農業は奇抜な所に目を向けすぎるんじゃないかなぁ。まあ、唯一の見所は「全部返し枝で作る」って部分なんだけど、私も以前それは考えた事があるというか、長梢剪定のデラは基本的にそうやって作る。しかし、全部返すと養分を引っ張る物がなくなるので、落ち着くのを通り越して弱樹勢になりやすい。だから亜主枝の先端は大きな返し枝にはしないのがルールだ。これを本当に主枝の先端しか真っ直ぐに出さないというと若い大粒種はいいけど高齢の樹や弱い品種には適さないんじゃないかなぁ?それに、この方法の優位性はつまる所一文字剪定の短梢剪定という古い方式に対して物なので、樹勢を落ち着かせたい場合H型やWH型にして樹冠を広げるという手があるから、敢えて平行整枝を捨てて取り組む物とも思われない。書いてあるように、余程な肥沃地で樹勢が止まらないってケースだとそうかも知れないけど、そんな土地ここらへんにはないし(山梨周辺で火山灰土が15mもあるような所だと葡萄が深く根を張り樹幹が数百m2にもなるそうで、そういう所では利用価値はある)。

 ・ハセガワのF4EJのプラモ買ったら面白い事が書いてあった。F4EJはF4Eから空中補給機能と爆撃管制を取っ払って要撃専門にした機体であると。あれって爆撃機能全くないのか。だからF1とミックスしたのかな?とも思ったが、プラモだとオプションで買える武装セットの架装方法も指示してあり、それによると爆弾もしっかり積んでるんですがそれは・・・と思ったら、F4EJ改という寿命延長措置型から無誘導爆弾による対地攻撃能力の付与とあるから、それか?でも、この改造は爆撃の自動化という意味にも取れる書き方をしてあるので、無改造でも手動で爆撃ぐらいは出来たのかも知れない。増槽捨てるのと同じ感じだったんだろうか。意外と知らなかったのだが、F2が運用するASM1/2とかも搭載出来るように改造されていたそうで、F2就役より先に運用能力があった事になる(ついでにF1にも乗る事は乗るそうだ、性能生かせないらしいけど)。でもヘビーファイターのF4では2発しか乗らないのに、F2には4発乗るってF2のペイロードすげえな。F4の搭載量は7tちょっとでF2は8tもある。ASM2が530kgだからむしろ乗るか乗らないかはハードポイントなど積み方の方の問題が大きいかも知れないが。

 ・雪は1日で大体溶けて良かったです、これで小屋建造ダメとかなったら泣いてたよ。幸いワラも最後運びきった所だったし、ギリギリのタイミングだったかも。ガススタはタイヤ交換が多くて大変、とくに欧州車のボルト止めタイプが嫌だと言っていた。ホイールが自重で乗っからないからね。これ、ネットで検索しても「優劣はなくDIY派にはスタッドボルトより交換が楽なボルト式の方が交換点数が少なくて住むから良い」って書いてあったけど、私は「全く」そうは思わない。んだけど、大発見があったのでボルト式のメリットも分かった。ナンデみんなその程度の事を書かないのか・・・
  まずナット式とボルト式の分かりやすいメリットデメリットから。まずホイールの保持はナット式の方が楽です。ハブセンターリングがかめばどっちも同じって意見もありますが、国産でもハブセンターリング径はまちまちで互換品を入れる時にもわざわざアダプターを入れる人は希なので、アフターパーツの互換性って意味でもマイナス。ナット式でも本当は内径あってる事が前提なので。スタッド式は延びるがボルト式は延びたら交換とかオーバートルクとか言う議論は微妙、何故壊す前提で話をするのか。スタッドボルト式でも国産車も海外では30万キロぐらい平気でもつがな。逆にネジ山壊すとボルト式はコストが掛かる。どっちも正常に使う前提で言えば大差ないと思う。コストはこれ分からんが、ナットに比べるとボルトは高いんじゃないかな?そのメーカーが慣れている方式というのが一番分かりやすい説明で、自前で交換するならナット式の方が優れていると思う。あと、ナットは掛かりが外に見えるので長さは素人でも分かるが、ボルト式は掛かりが浅いのも付いちゃう恐れはある。
  しかしボルト式に拘るとしたら、確かに以下の点は優れているなぁと思った。まず錆対策、ナットは露出しているナットとスタッドの間が錆びる事はある。ボルトは露出部がないので、ゴミの噛み込みとか錆はなさそう。ホイールとの間でどうなるかは知らない。次、スペーサー入れてる場合、トルク管理は理想的。ポルシェとか一部で見られるんだけど、ボルトは普通のボルトで、座面に別の部品を挟み込んでいるタイプがある。座面トルクが純粋に押しつけ側なので高度なトルク管理が出来そうだし、ボルトとスペーサーの間に緩み止めっぽいワッシャーかましている物もある。ボルトを緩めてしまうような人にはお勧め。ナットでも間に噛ませば出来るかも知れないけど、保持が面倒なのでボルトの方がいいよね。
  またナットより座面を稼ぎやすいとも思った。ナットの場合、テーバー部はナットより小さい事が多い(希にでっかいコマみたいなのも見るケド)。一方ボルト式はテーパーがボルト頭より小さい事が多いように見受けられた。つまりより座面圧を分散させてボルトを止めていると言える。しかし、欧州車のテーパーが具体的にナットより大きいのか分からないので、あくまで推測。ただボルト頭のサイズが小さいだけかも知れない。
  最後に締結トルクがかかる点の問題。スタッド式はナットに掛かるので、力点がより外側になる。それでも、走行時のトルクが原因でスタッドが伸びたり折れたって話はあんまり聞かないので、これがボルト式ならすごい違うとは思えないが、ボルト式はハブ側がポイントなので外す力に対して力点のより中央側でこじられづらいかも知れない。

 ・雪が降って仕事もないしワインでも飲みに出たいけど、雪で自転車は乗れないし車も乗れないと飲みに行けないジレンマ。円安の時に入れたのか、スーパーだと面白いワインが安く出ているしなぁ。でも、国産ワインに飲みたいのも沢山あるし・・・ところで私は以前は日本酒が好きだった。今も嫌いではないけれど、ワインに大きく宗旨替えしている理由として「日本酒は農産物に対して無頓着な所が多い」って部分だ。別の言い方をすると醸造技術の湿る割合が日本酒はかなり高い。ワインは逆にブドウ収穫して潰して置いておけば私だって美味いマズイは別としてお酒は造れてしまう。酒蔵で聞いても、醸造好適米は買ってくる物で作る物ではないって意識なんだよなぁ、それは伝統的にそうなんだろうけど。逆にワイナリーで醸造オンリーというのはあんまり多くないし、高品質な所ほどその傾向が強く、仮に栽培委託だとしても農家にもスポットライトが当たっている。より農産物っぽいと言うのかな。真逆だと聞くのは地ビールで、もやしもんでも出ていたが、原料自給は無いわけで、それで地ビールってどうなのよという所もある(でもホップ自給とかはある)。

 ・断熱コタツは快適性があがりすぎて怖いぐらい。雪が降って暖かかったのもあるが、昨日は飲み会の後コタツで熟睡したが、すごい良く寝られた。ともかく焙られないので付けっぱなしでも快適だし、保温性はいいので別に風邪っぽくもならなかった。ただ、電気を入れているか入れてないか分かりづらい事が多い。最低温度の運転でも暑く感じる時があるので見て見ると別に電気入れてなかったりもする。高温運転時のうなり音もしないので、付けていてもついてないように感じるし。

 
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Posted at 2014/12/06 22:17:59

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