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イイね!
2015年12月02日

出荷反省会

 ・今年の出荷反省会はものすごい資料が多く、4時はじまりで終わったのが6時、そこから2時間弱懇親会だった。私のような弱小生産者がこんな所にいていいのだろうかと思いつつ、最新の話が聞けるので出席。と言っても重要な内容は役員会で聞いていたので、新しく防除暦の話が出たぐらいかな。昨年入ったばかりのサイアノックスが消えてモスピランが入り、デランの変わりにドーシャスというのになった。デランは薬効は高いし実績はあるが、濃度高く値段もするので、ドーシャスの方が安くなるみたい。系統はシアゾファミドというランマンと同じ系統のとTPN(ダコニールの成分)の混和剤だ。これはデランでも可能だが、デランと選択だったアリエッティも残っていて、まあ「なんでもいい」に近い。問題のモスピランについて。
  ネオニコチノイドの代表格であるモスピランだが、ヨーロッパを中心にあまりに残効が長くて自然界に悪影響を及ぼしている疑いがあり、それを削減する目的でアドマイアーCだったかの代わりに昨年からディアナWDGに切り替わっている。サイアノックスは登録が無くなったミクロデナポンの代わりだったが、たった1年でしかもネオニコチノイド系なの?って思ったので、会議の後で指導員に聞いたら「サイアノックスで薬害の疑いがある」「しかし登録がある有機リン系のスミチオンはすでに使用上限回数使っている」という事で、その時使えるのがモスピランぐらいしかなかったという事らしい。ま、サイアノックスで平気だった所はサイアノックスでいいし、特別散布しない人はスミチオンでも平気という事なので、極力モスピランには頼りたくない所。
  あとは、週間出荷予約を正確にしてくれというお話とか、他の都府県でもジベ不良の混入があったとか、タイベックマルチで過剰水分対策をしている所の話とか。傾斜地でのマルチは確かに一定の効果はあるようだが、費用と効果の検証が待たれる。ジベに関しては薬の改良の要望も出たが、デラだけに使う薬でもないし、強くチューニングした場合に効きすぎたらどうなるのかも不明。一言で言うなら「果樹は育種に勝る改良はない」という事で、ジベ感度が弱いデラに頼る事に無理があったのだろう。
  あと、産地維持についてデラがどの程度重要なのか、よく早期に販売するデラがあるから売り場確保が出来て他の品種の価格も高いなどとデラを正当化する声も聞かれるが、市場関係者にオフレコで(ってここで書いちゃうんだけどさ)聞いた所、興味深い答えをもらえた。核心はぼかすけど、「価格はそんな関係ないんじゃないか?」「ただ、ブランドとして強い品種があるから高価格なのは間違いない」「今後もブランドとして存続して行って欲しい、それには高品質な物を作る事」だそうだ。
  私なりの結論だが、デラをやめるやめないと言う話がここで重要なのではなくて、ブランドの維持が最重要課題なのである。現状、日本で取り残された最後のデラ産地がここだとして、いずれデラも栽培の限界が見えている。でも、市場はそれが出来ているブランドとして評価しているので、別の品種でも高品質であり「ブドウは○○」という評価を確立する事こそが最重要課題で、デラですらある意味その手段にすぎない。その手段を目的と錯誤してはいけない。ではブランドの維持とは何なのか?正直栽培技術や栽培条件を見れば長年の育種や技術改良でどこでもそれなりの品質の物が取れるようになっている。ただ、他の地方のを見ると、収穫時期が早すぎたり房作りが雑だったりする物も見受けられる。農協出荷の規格、あるいは指導が緩く、農家間の競争や研究が足りないのだろうと思う。そこにこそ農協の価値や、あるべき地域の将来像があるように私は感じた。
  あと、シャインの仕立て方について相談したが、皆さん返し枝を使うべき
、ダメならずらしても対称形のHという話だった。返し枝というのは結局私が言う王型、皆さんはE型と呼称していた(Eの全ての横棒を長く伸ばしてみれば分かる)。確かに考え方はいいんだけどねぇ。E型にするなら、二年目は返し枝は単純に平行に伸ばした方がいいように思う。それで冬に一気に戻す。最初から返すと負けるし、どうしても元が強くなるし。

 ・仕事は温水器の方の控え線を設置して、タンクまで置いた。案外タンクは軽いわ、中身は断熱材だからかな。あとは配管とヒートパイプ設置だが、パイプは多分最後がいいのだろうと思う。空だきはしたくない。

 ・太陽電池の方は1日中充電しつつ扇風機回していたがバッテリーが上がらなかったから機能しているんだろう。鉛蓄電池は死にかかっていても電圧だけは維持してたりするので困る。

 ・明日は雨だそうなので、片付け関係かな。薪小屋のトタンを増やしたので、雪に耐えられるように筋交いを入れて補強をちょっとやってるのの残りとか。

 ・温水器の部品の中にミニキャブのキャブレターのインナーパーツで壊れたのの予備が紛れていたので交換。キャブのベンチュリーバルブのジェットニードルのホルダーのビスである。やはりM7の細目であっていたが、古い奴が外れなくて困った。樹脂で割れるし、ほんと良く無い。今度のは金属でそこらへんは大丈夫だが、長かったのでカットする手間があった。またオイルチェックしたらゲージ切ってたので、プラグ外してチェックしてクリーナー入れてからフィルターとセットでオイル交換。それにしてもクーラー外したタイミングでオイルかなり消費するようになった。実際はクーラー側の容量で誤魔化されていたのもあるのだろうけど、3G83はほんとオイル回りは弱い。オイルは最後のSvelt5W-30(まだSMだった)。少し足りないのはレッドフォックス10W-40入れて、ニードル少し上げ、スロー少し絞り。LLCはリザーブが減っていたので足した。これで燃費が改善するだろうか?前のも良いオイルだったらしく、色は黒かったが新油効果はほとんど感じられず。これでペール缶が3本空いてるので、蓋外してゴミ箱にでもするかな。


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Posted at 2015/12/02 20:54:36

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