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イイね!
2015年12月24日

(よその)爺さんと戦争

 ・今日もクリスマス関係なくお仕事、剪定だが電動ハサミの具合がおかしい。作動不良を繰り返して止まってしまう。バッテリー上がりで過放電防止で止まったりするのかなぁ?と思って充電すると少しの間いいのだが、カタログスペック上のフル充電より手前で充電が止まるので原因がバッテリーなのか確信が持てない。使えている間はほんと素晴らしいんだが、国産で安く信頼性がある物をつくってくれりゃいいんだけどな、実際問題こんなの量産すれば1万、2万の物のはずなんだけど。そうそう、バッテリーには残量メーターの窓があるがダミー、容量違いがあるので中身のバッテリーによってはそういう機能もあったのかも知れないが。あとAC電源でもこのザマなのにソーラー充電セットとか言うのもある。信頼性問題もさることながら、昼間に充電のためバッテリー放置で仕事しないのか?仕事しないでバッテリー放置なんて盗難怖くないのか?

 ・仕事はその後、いくつか気になっていた棚の修理を。まず近所の爺様の園で周囲柱が一本抜けていたのを補修、折れたと言っているのだがまともなのがあって不思議だったが、スペアの柱を準備したけど交換出来ないでいたらしい。幸い地面は掘りやすく、前の柱で使ったらしき底の石も出てきたので、柱を建て直す所までは割とスムースだった。しかしアンカーのワイヤーがなかなか柱の良い場所にかからず、また周囲ネットの支柱が絡めてあるのでワイヤー張るのもそこそこ苦労した。幸い線は切れず張りも充分だった。
  さて、そのお礼という訳でもないのだろうが、ちょっとお茶話してたら戦争の話になった。本人は「こんな話はする物じゃないんだが・・・」と途中で言っていたので、不特定多数にその話をするのも気が引ける部分もあるが、一方で貴重な体験談を墓の中まで持って行かれるよりはネットに漂わせておいた方が良いだろうと大まかな話をする。まあ、この話は公開している人もいる話なので別段新しくもないだろうが、爺さんは特攻隊員の生き残りだった。志願兵で2年訓練を受けたと言っているので、学徒動員的なアレじゃないようだけど、その前がどんな兵科だったのかは分からない。
  爺さんは埼玉県(川越?入間?忘れた)で初等訓練を受けた後、九州に進出するため6機で1部隊の編隊が5つで、琵琶湖まで飛んで、ついで九州まで飛んだそうだ。九州では基地の北飛行場に降りた所、連絡が行って無くて食事も住居もなく、南の基地まで飛んだら爆撃で穴だらけだったそうだが、そこに降りて歓迎を受けたとか言っていた。爺さんはパイロットではなく、複座の双発の高等練習機の電信係で、パイロットが隊長だったそうなので、編隊指揮官の補佐だった模様。450馬力程度と言っていたので、検索かけると、陸軍の「一式双発高等練習機」がそれに近い感じはするが、じゃあこれで特攻かけろって言われたら俺は嫌かな。恐らく機体運搬用に航法のための機体として運用したのだろうと思うが、最悪爆装は出来たそうではある。

  陸軍機なので「特攻って陸軍もやってたっけ?」と思って調べたが、おおよその所陸軍が特攻する理由は無いのだけれど、本土決戦がマジか、じゃない間近に迫って特攻は全軍の方針になっていったらしい。実際陸軍は剣という特攻機も準備していた。で、菊水作戦(大和特攻)周辺で沖縄ももうダメだとなって、九州に練習機も旧式機も全部寄せ集めて、1度に3,400機という数を突っ込ませるという一種の飽和攻撃ドクトリンを考えていたらしい。幸いこの話が8月10日前後であり、米軍が九州に上陸する前に日本は敗戦して爺さんも特攻しないで済んだという訳だ。だから想像するに、爺さんのいた部隊、「決ト300」が戦闘状態に陥った事は無かったと思うし、ゆえに部隊の構成員に対して生き残ってしまったというサイバーズギルティーみたいな事もないのではないかと愚考する。だからと言って特攻隊員全体で見ればやっぱり生き残ってしまった事や、死を覚悟して待ち構えていた事など、本人も人に話したくはない経験なのだろうと思う。逆にそういう死線を若い頃に経験した人だからこそ、戦後元気にやってこれて未だ現役というのもあるんだろうけど、ここらへんは私が忖度して言う事にすぎない。ただ、そういう人達もあと少ししかいない。あ、ヘビーな話ではあったが、「あっちの雑炊には鶏のトサカや脚が入っていた、けしからん!」「長野県民は蛇食うとバカにされた」とか、まあいつもの調子だった。

 ・その後は自分の園のアンカー生け直しだったが、最初からユンボ持って行って良かったよ。今は打ち込みアンカー(ミニティーアンカー)もあるが、古い奴は全部いけ込みアンカーで、抜けないようにもの凄い石を上に載せるのね。お陰で後から堀りなおすのが人力だとほぼ無理になってる。ここは特に水路が横に流れているのでユンボのアームで傷つけないように掘る必要もあり大変だった。さらにアンカーが深い!普通は70cmも埋めれば大概だと思うが、ここは1m近くあった。アンカーの埋け込み深さは控え線の折り曲げでいくらでも調整出来るのだが、すでに1度使った控え線だと下手に折り返すと折れるので、そっちでは調整は行いたくないし。古いアンカーは土台コンクリの根本から腐っていて、しばらくは周囲の石との摩擦で耐えていた模様でグニャグニャに曲がっていた。腐ったのは水路の下にあり地下水位が高かったからだろう、掘ってても土が湿っていて面倒だった。この調子だと他のアンカーも結構やばいかもなぁ。
  アンカーが直ったので棚線を張り直したが、ステンは色々と勝手が違って、やりやすかった。半鋼線の場合、折れ曲がった所は非常に強い癖がついて戻すと金属疲労で折れやすい。まあ、基本戻らないと思っていていい。また硬度が高いので線張機ではさんでも滑る事がある(歯が滑る)。ただ、線が細いので軽い。一方ステンは柔軟で戻しやすいし、歯の噛み込みも良いのだが、棚線自体が重いので途中で間はしらを暫定で受けないと、張っててテンションが高いのか重量でたわんでいるのか分かりづらい。ただ、今回は親線を主にやってるが、どんどん周囲線も弱ってくるので、子線もダラダラしてきた。これ直すのは面倒だ。

 ・今日も湿度が高く暖かかったが、台所は暖房も良く効いて快適だ。つい薪ストーブの吸気口を絞ってしまうが、そうすると不完全燃焼を起こしやすくて困る。以前よりはマシだが、やっぱり時計型は基本全開。

 ・明日も巨峰剪定残りやって、棚線張り直しかな。期限切れ間近のクーポンがあるから使い切らないといけない。






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Posted at 2015/12/24 20:06:13

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この記事へのコメント

2015年12月24日 21:43
終戦直前、本土の彼方此方に小規模な秘匿飛行場を建設していたみたいですね。

岡山でも村人を動員して河川敷を整地したところがあったそうです。

本土決戦に備えて特攻やそれに近い作戦を準備してたんでしょうね。

今知られてる特攻隊員以外にも覚悟を決めていた人はたくさん居たのかもしれませんね。
コメントへの返答
2015年12月24日 22:14
  なるほど、そんな事もあったのですね。うちは内陸なので特攻基地はありませんでしたが、本土決戦用の施設などは作っていたので分かる気がします。

 ご指摘の通り、当時の人は程度の差こそあれ死を覚悟する状況の方も多かったのでしょうね。あれからわずか70年で、これほど平和を享受出来ている事に感謝してクリスマスを一人過ごしたいと思います。
2015年12月27日 20:20
こんばんは!

サバイバーズギルト…日本がバブル崩壊した一番の精神的原因なんじゃないですかね?

何かしらの本で読んだことがあります。

最初、どこぞのおじいさんと喧嘩になった話…かと思ってました。

…すみません。(汗)



コメントへの返答
2015年12月28日 1:16
こんばんは!

言われて見れば私が爺さんとケンカした話にも読めますね、笑ってしまいましたが、昨日本当にそんな殺人事件未遂が2kmほどの所で起きたので自重したいと思います。

サバイバーズギルティーとバブル崩壊がどう関係あるのか良く分からないのですが、本だとどういう風に説明しているのでしょう。一般論としてのサバイバーズギルティーは災害・事件・戦争などの生存者が引け目を感じてしまう事なのですが、バルブの時の戦争世代(ちょうど還暦過ぎですね)が幸せにある事を怖くなったという意味なのか、バブルで取り残される人に対して消費者が引け目を感じたという事なのか・・・金融による信用経済の加熱投資自体がいつか崩壊する物という認識なのですが、精神的な原因が関わってくる物なんでしょうか。

 暖冬と言ってもさすがに寒くなってきましたので、暖かくしてお休み下さい。


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「[整備] #その他 脱穀機のエンジンオイル交換 https://minkara.carview.co.jp/userid/217764/car/636308/6573958/note.aspx
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