・ミライースは燃費計が14kmとかなり寂しい数字を示していたが、今回の移動で22kmまで上昇、もし渋滞がなければ平均でも30近い数字も出たかも知れない。ただ渋滞だとアイドルストップや弱いクリープなどで結構疲れる。軽トラの方が楽だ。またハンドルのアシストがすごい不自然に感じられた。低速だと錆びたベアリングでも回しているようにギシギシというかガクガクしている。騒音も割と気になるし、フロントピラーが寝てて近いのでAピラーの死角が大きい。
そして今更気がついたのだが、ATセレクターのBレンジって何?普通
D Drive
S Second
L Low
あるいはSの上に3とかが入っている事もあるが、Lじゃないの?Lじゃダメなの?って思ったのだ。検索するとプリウスのような回生ブレーキがある車種だとBはBreakとなっており、回生制御でエンジンブレーキも併用するモードとある。ハイブリッドだと普通はエンブレは使わず回生制御でエンブレ代わりにしている(発動機を繋いだままだと運動エネルギーを単純にポンピングロスで捨ててる)とある。しかしミライースはCVTのガソリンエンジンで回生制御はオルタ制御としてはあるだろうが、ハイブリッドではもちろんない。一部では「CVTは固定ギアがないからエンブレを任意で発生させたい時に選べ」とあるが、これはトヨタの一部の理屈である。ステラや他社のCVTモデルにはちゃんとSとか3とかがあるし、坂道制御もあるので勝手にエンブレを強くしたりする。しかしミライースではDはもちろんSでもそういう制御が割り込む様子はなく、放置するとどんどんギア比がロングになってフットブレーキに頼る事になっていた。まあ軽自動車だからそれでフェードするって事はまずないけどね。
ともかく、登坂制御用であるならば、なんでオートで判別しないのか?そうでないなら、Lとか1という一般的な表記に何故しないのか、紛らわしくて嫌だった。だって、Bに入れてへんなギア制御になって事故になったら嫌だし、SでDとBの間の制御にならない理由も分からないし。
少し穿った見方をすると、「登坂制御すると燃費が悪くなるからかも」とも思う。JC08モードなどモード燃費だとDに入れっぱなしで計測するが、登坂制御が入れば当然カタログ燃費が落ちる。となると登坂制御を切りたくなるが、それがないとブレーキがフェードしたり速度が載りすぎたりする。じゃあそれをLでやろうとすると、今度本来のLの機能であるローギア・ハイトルクって訳でもない(要はBはD+登坂制御という認識)。なので、LでもないBというモードを入れたんじゃないかと。
余談だが、伯母は物忘れはかなり激しくなっていたが、施設で快適な暮らしをしている模様、人の認識や行動なんかも別に悪い所はなかったし、家族もよく来てくれるらしい。ただ、ご家族の話だと、こういう施設は方針が色々な所があって、機械的に扱われて老人が嫌がる所とか、施設が家族の来訪を喜ばない所とか、夫婦で入所できる所、出来ない所とか、色々あるらしい。家族の来訪は感染症対策(私らもうがい手洗いマスクをした)は分かるが、入所者間での僻みとか、スタッフが外部の目を嫌うような要素もありそうで、難しい問題だなあと。そして、入所者とスタッフの数が同じという恵まれた所も、逆に見るなら一人の痴呆老人に一人の若者が拘束されているとも言える。年金分を払っているそうなので、別にブラック企業みたいに若者が食い物にされている訳ではないが、産業として見ると老人人口がそのまま介護人口になる訳で、モヤモヤする。せめて合計特殊出生率2.0ぐらいで推移するなら分かるんだけどねぇ。