・デッドリフト67.5kgクリア、あと一歩で70kgだ。さすがに扱う重量が厳しくなってきて、シャフト保持も大変だし肩や腕も強く緊張を強いられる。それだけにワークアウトもしやすい。腰をやらないように注意してたが、やっぱり多少痛いので重量下げて関節優先。それにしても初心者重量80って平均値は本当なんだろうか?自重程度なんとか上がるかもと思ってたし、ポジションによってはもう少し上げたりも出来るだろうけど、なんか違う気がする。
筋トレと仕事なり生活での運動が一緒ならば生活でトレーニングしてしまうのが効率的だと皆思うだろうし、実際それに近い職業の人もいる。しかしウェイトの優れている点は運動方法を筋力発達に最適化してある事だ。最適化とは何かといえば、「怪我をしない」「高重量を扱える」、あと部位によるが「日常では使わない場所を鍛えられる」という事になる。多分日常系の運動で80キロ持ち上げるには、本来は良くない姿勢も混ぜちゃってるか、全身を使っているかだろう。
ところで、最近はやりの糖質制限ダイエットで、何人か関連が疑われる急死がニュースになっていて、ある人物を思い出した。それは「マッスル北村氏」。東大に入る頭の良さで、ボディービルダーになり(東大は当時からボディービル部があった、なのでプロテイン買いに行った思い出)、ナチュラル(ステロイド使ってない)で巨大な筋肉を作り上げた。頭の良さから様々な新しいボディービルの方法に挑戦・紹介するのと同時に、熱いハートで無茶とも思えるトレーニングを慣行していた。それは何度か救急車のお世話になるほどハードだった訳だが、最終的には若くして心筋梗塞だか心不全だかそこらへんの病気で急逝してしまわれた。私は氏のコラムを生前に何度か読んだ程度なのだが、その中に「カーボローディング理論」というのがあった。これはトレーニングの後半、糖質をまったく取らず筋肉を飢餓状態にしておいて、コンテストの直前に炭水化物を取ると、それらが全部グリコーゲンとして筋肉に溜め込まれるため、非常に見栄えがいい大きな筋肉になるという方法だった(と思う)。あまりに筋肥大するので、ステロイドの疑いがもたれたほどだそうだが、逆に言えばコンテストでナチュラル枠だったのだから検査もしただろうし、シロだと思っていいと思う。この方法について読んでまもなく、氏は死亡していただけに、「コンテスト前の炭水化物を抜いていることがあるいは・・・と今考えてしまう。ま、あの人の場合、いつ死んでもおかしくない生き方だったから、「労せず痩せる」方法と一緒にされたら天国で憤慨してそうだけどな。あ、今はカーボ・ローディングはもっと安全な方法になっているそうなので、スポーツ選手がこれやって健康を害する恐れはまずないです。昔のカーボ・ローディングは書いたように危険だと今は認識されているみたい。
・食事
朝
りんご 100
ナムル 30
サラダチキン 100
昼 焼きカレーパン 200キロカロリー
フランク2本 200キロカロリー
キャベツ 20キロカロリー
ナムル 30キロカロリー
リンゴ 100キロカロリー
ボロニアソーセージ 250キロカロリー
夜 ベーコンフランスパン 300キロカロリー
間
濡れせんべい 180
甘平 100キロカロリー
プロテイン 150キロカロリー
80キロカロリー
合計 1840キロカロリー
加工肉が多くてカロリー多目。筋トレはスクワットの日。体重は横ばい、体脂肪率・筋肉量も変化なし。
・仕事は畑の測量、案の定不整形園でものすごい迷った。ここらへんは空間把握能力の不足もあるのだけれど、カウントしてズレを補正して一周すると数が合わなかったりする。棚柱が均一に並んでおらず、へんな場所に補助の柱を立てて本来のが無かったりするとてきめん。間柱の本数は55本と、期待より大分少なかった。計算上は100ブロック分ぐらいあるのだが、実際の交点は40程度だと思われるので間引くことはまあいい。ただ、間柱の上を強固に棚線に結び付けてあるので、簡単に抜く訳にいかない。現場でユンボで穴ほって持ち上げて、埋め戻す感じだろうか。他にはブドウの木もそのままだと具合が悪いので軽く剪定をしようとしたが、枝が極端に弱くて、新梢にまったく緑(生体)が残ってなかったりする。その下の二年枝には残っているので短梢で残しておけば基部から多少は出るだろうが、ほんと消毒するだけの存在で価値がない。
午後は雨よけ園のデラの剪定、引き継いだ当初から気になっていた過密で果実品質がかなり悪い場所の思い切った枝抜きを行って、見違えるほど樹形が良くなった。あんまり派手に切ってるので、また反発して暴れなきゃいいんだけどな。昨年かなり無茶な樹冠拡大をかけてあるので、トータルの樹勢が先端に伸びる方向でかかってくれればいいなと。伸ばした部分は丁寧に剪定かけると元からかなりめちゃくちゃな順番になるので、とりあえず短梢でごまかすことにした。上手く行けばそのほうが落だし。電動ハサミは昇圧で長く使えるかと思ったら、電圧が結構下がって回復が遅いことが分かり、安全装置で止まってしまった。静止電圧が12.25Vで、少し使って停止、同じ条件になるようにハサミを使ったら10V付近まで下がってしまう。昇圧がほぼ1.2倍ぐらいなので、そうすると12Vらへんで停止してしまう。しかし、10Vから少し待つとじわじわと電圧が復活して最終的に12.20Vまで戻っていた。なんというか、放電での電圧ドロップからの回復が遅い。また、電圧が下がりやすいのはハサミの作動回数より、作動負荷がかなり大きいようで、太い枝を切ると一発で電圧が落ちる。リポってそういう化学反応のラグみたいなのが少なかったのは優れていたんだなと思う。
・ホイールが届いた。とりあえずベアリングのゴロゴロ感はないのだが、さっそくへんな事に気が付いた。注文したホイールのハブはRM40.届いたのはTX800とある。RM40はすでに廃盤になっているので、デッドストックが安い製品に使われているんだろうなと思ったら、違う製品使っている。とりあえずこれはいただけないが、良い物が使われているようなら別段文句を言う事でもないので調べてみると、価格的にはRM40が900円でTM800が1300円ぐらいなので、原価は知らないが高級品になる。しかし一方でコンポーネントのランク付けだと、RM40はアセラ、TX800はターニーの中では高価な部類である。コンポのグレードは下からターニー、アルタス、アセラ、アリビオ、ディオーレ、LX、XT,XTRだ。シマノの原価表示がわからん以上、手放しで喜んでいいのかわからない。見た目はちょっとだけマシな感じがするし、RM40は今度情報が極端に少ないので、アセラグレードであってもレギュラー品ではなかったのかも知れない。一応店に問い合わせてから使う予定。
・自宅の自転車置き場が落雪で上の板が割れてた。あまり気にしてなかったが、最近どんどん酷く下の自転車が濡れるようになった。最近建物の保険に親が入ったらしく、掛け率50%で戻ってくるからとかなんとかで修理見積もりをしてもらったそうな。んで今日その見積もりが届いたのだが、タキロン5尺9枚交換で9万円だと・・・一枚1万円とか正気かよ・・・という事で調べたら、やっぱりこの手のも工務店の言うがままな人向けのぼった価格と、相場しってる人向けの適正価格(と私が思うもの)があった。
適正だなと思われる会社のは大体全部込み込みで尺500円、6尺なら3000円、5尺なら2500円。うちの見積もりの1/4だが、それでも計算上赤ではないかなというレベルだ。逆に4倍乗っけてる所はメーカー希望小売価格より高く売って、ポリカ交換に2人で2日ぐらいかける人工、しかも撤去はその人工とは別の費用を単価で取ってるという、ね。しかも、不思議なことにフック止めの下地まであるのに、ビス止め施工で計算されてた。検索した情報では、うちの7掛けぐらいの価格に不満があるという相談に対し、大工が「雑仕事で10万が払えないなら頼むな!」と質問者フルボッコ、いやー、業者って怖いですね。はやく価格が明確に知られてへんな工務店がなくなるといいのに。うちの場合は、逆に見積もりがぼったくりであるほど保険支払いが増えるそうなので、むしろそのほうがありがたいって言ったら怒られるか。
以前鉄工所の話でも書きましたが、職人は仕事を拾う気持ちでやらないで、「相場がこれこれだから」「諸経費を全部計算したらこうなるから」って「安い仕事請けるぐらいなら遊んでたほうがマシ」って考えがあります。いや、ほんと自分の本業が忙しくて、需要が供給を上回っていればその通りですし、私も技術職に技術を安売りしろとまでは申しません。でも、日本って仕事する気がないんじゃないの?って価格を提示して仕事が減って工場が消えるってパターンが非常に多い。あ、近所の鉄工所も潰れましたが、そこは以前の話しとは違って黒字でしたが廃業したそうです、念のため。
適正価格がなぜ提示されないのか?書いたように諸経費にいらんもの乗せて計算だけやっちゃっているのが経営分析上の指摘でした。つまり「遊んでいる」って事は供給過剰なので需要を掘るために価格を下げる必要があるのですが、工場関係は物品価格をコスト計算で計上するので自分のお手盛りになってしまう。最低限必要なのはしょうがないですが、世間の物価はむしろ市場競争原理で決まっています。その価格だと売れないから買わないんです。なんでそんな事が分からず、10万の仕事は雑仕事で儲けが出ないから、客が頭下げて頼むべきだとか考えてしまうのか?実際計算すれば分かりますが、実費用は2万程度で半日仕事ですから、準備とかあるにしても日給で16万とかそんな感じですよ。私だったら喜んで毎日それやります(笑)。半分でも月給で農業の年収超えるんちゃう?
なんで職人仕事がこんな事になっているのか?一つは市場の閉鎖性です。大工仕事や鉄工所仕事はスーパーみたいに商品・サービスが並べられて売っているわけでもないですし、見ず知らずのお客さんが遠方から注文してくれることもあんまりない。安くて腕がよければ口コミである事もありますし、ネットで宣伝してれば別ですが、今ほとんど末端の大工さんは下請けでしょう。普段大手の下請けしていて、部分的に個人対応もするというか。伝統建築寄りの人たちは別ですが、あれは元から供給が足りないし手間的にも高いのはしょうがないかな。それは価格競争もおきませんし、そもそも仕事が入りづらい。テリトリーが狭いので、その中で時たま入る仕事で生活費を出さなければいけない。
もっと大きいと思うのは、実際にその価格でやっている人・案件が多く、それで食べている人が多いということです。それって市場競争の原理の価格と何が違うのか?それで売れてるんだからいいじゃん?いいえ、例外的に市場価格無視の相場が二つあります。一つは「公共事業」、一つは「下請けの新築」です。公共事業はもう書くの疲れたので、新国立競技場で検索すればいいです。「下請けの新築」、これはハウスメーカーとかですね。あまり明確にはされてませんが、ローコスト住宅と高価格住宅の差額やらなんやらから大雑把に言うと、家の価格は「本当にかかった工事費」が5から7、会社の取り分が3~5ぐらいだと思われます(IR情報から書いてあるところもあるため一応分かる)。実際は「かかった工事費」も新築物件の場合、部材見積もりはやりたい放題なんですけどねぇ。まあ、住宅メーカー批判は主題ではないので、下請けという事で見ると、直営だったらこういう仕事は拾わないので、手間請けなんだろうなと思う訳です。ああいうのも見積もりあったりすると、メーカーのマージンまで乗っけた価格で作ったりするんで、「じゃ、うちも同じ額で請求したれ!」ってなるんじゃないかな。新築の場合タキロンの張替え価格までいちいちチェックする人いないし、施主さんも坪単価見てるぐらいだから。
と、なんかまた職人批判みたいになってきたので(私が言いたいのは適正価格の見つけ方と、下請け公共工事脱却って事。仕事が増えて職人も顧客も満足するのが一番)、最近見て感動した職人仕事について。私は手刻みやほぞ穴とか嫌いで、規格化された工業製品に共感を覚えるのだが、実は規格化されているはずの製品でも、より精度を高めたり効率を良くする工夫というのを職人さんが編み出されていたりして驚く。例えばビスケットでの継ぎ手、伝統サイドから見れば冒涜なんだろうけれど、あれを精度良く90度のコーナーに上手く納めるコツとかは「現代の技術での工夫」として感激する。他にも家の周囲のパネルの上手な張り方とかね。大抵のパネルはサブロクなどの規格サイズなので、下地板を使っていると合わせがかぶってしまうことがあるのだけれど、それを最低限の加工で逃がす方法とか。例えば伝統建築がキャブだとしたら、この大工さんの物件はインジェクションかも知れない。根本的には燃料の調整なので、基礎の基礎である空燃比とかはキャブ触っている人は詳しくないと話しにならない。でも、物理的にそこらへん触らないインジェクションの人も、根本原理に加え電子的な知識も必要とされる。原始的な方が原理は分かりやすいが、とんでもない間違いがおこるのもこっち。コンピューターが全部やってくれるシステムは、その範囲で使うには何も知らないでもいいけれど、調整しようと思うと基礎から応用まで必要とされるわけだ。結局は人次第ってことだな。
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2016/03/01 21:28:44