2016年08月17日
圃場管理の日・アクセルとブレーキ
・仕事は朝出荷、収穫は減らして昼間は草刈だの伐採だの潅水だの肉体労働にいそしんだ。今日も湿気が酷く、選果してるだけでも気持ち悪い汗がジャンジャン出てくるほどだったが、雨が降ってるともうどうでもよくなる。潅水不足でパープルはかなりしなびているが、まともなのも1/3ぐらいはあると思いたい。他の園のは好調。あとは贈答、恩師に送ったが、よく考えたら自前のは今回がはじめてだわ。空調服が濡れてしまい扇風機を出して作業したが、蚊がくるのと紙がめくれて飛ぶのが問題。コンプレッサーとブロアーだが、プラグからのエア漏れがおきて厄介。やっぱりワンタッチカプラーは常時接続配管に使う前提ではないんだろうけど、よく壊れるなぁってのが私の印象。メーカー毎に構造は違うので、今度日東あたりの良い物に交換してみるか。
それにしても雑草はお盆からこっち半月放置したらもう地獄のように伸びていた。ほんとこいつらは嫌い。雑草が生態系に与える影響なんてロクでもないぜ、残ってる雑草の大半は害しかない。雑草という言い方も問題あるし、今度から害草って呼ぼう。もう歩くのにも邪魔だし養水分の競合起こすし、ビーバーで刈るのは辛いし、また歩行モアで刈ってから除草剤かな。堆肥置き場のアカザなんかヘタな木より太くなってて、チェンソーじゃないと切れない。それにしても、毎年この最後の雑草の大発生で失敗している気がする。除草剤の出荷前期限問題もあるし、この時期は出荷が忙しいのもあるし、暑くて人間が参ってしまうのもあるが、ここで叩けば来年楽になるのに、毎年こんなん。これまでは低濃度除草剤でろくにダメージを与えられず失敗してきたので、今年はプリグロなりバスタの高濃度で確実に叩く。
・ジャンクでチッパー・シュレッダーを購入、これ買うと40万もするんだ・・・って感じ。あと、割と大きいエンジンが出ていたので、あれに使えないか調べて見たい。汎用エンジンって大体が6馬力程度で、8馬力ってのはなかなか無いんだよね。
・3点ほど工作の予定。
1:ソーラーオーブン 天日干しの下処理用 ケースがあれば出来るが、ケースの耐熱温度が100度らへんに耐えるためには、中にグラスウールや耐熱断熱材を入れないといけないのでスペースが減るし、内張の金属板がいるなど大きい必要がある。
2:減圧乾燥機 一応減圧するポンプはあるんだが・・・減圧乾燥だと沸点が下がるので低温乾燥出来ると思っていたが、ちゃんと加熱はしないと乾燥は進まないらしい。耐圧容器に温水チューブでも通すのが楽だろうが、どうなんだろうね?あと、乾燥関係で一つアイデアもらった。
3:発酵容器 工作は不要かも知れないが、ステンレスの発酵容器が欲しい。例のアレの仕込みで、多分30リットルから50リットルあれば足りるはずだが、そういうサイズのは割高か少数、200リットルクラスでも貯水タンクなどでは安くあるが、中が洗えないので使えない。ドラム缶タイプが一番だが、これって使えるの?という気もする。オリ引きとかどうすんだろ?あ、でもスキンコンタクトさせずに果汁だけ入れる程度で上からすくえばどうでもいいのか。ただ、容器が無駄に大きいと密閉しても空気の量が多くなるので、そこがどうなるかが不安。酸素を処理するだけなら酸化剤使うとか窒素入れるとか出来るけど。
・運搬車のタイヤを交換した。ノーパンクタイヤにしたが、前のタイヤ見たらトレッドが割れてバキバキになってた。中のウレタンの隙間部分が折れたみたい。新しいのになって当然スムースにはなったのだが、シャフトに関して少し悩んだ。一輪車の車軸はナット2個とワッシャーがその間に一つ入る構造になっているのだが、そのワッシャーをフレームの外にするか内にするか悩んだ。ナットのサイズは似たような物なので、どちらが座面が広いとかはないが、結論から言うと両方を内に入れるスペースはなく、両方外にすると車輪の遊びが大きく、片方入れるという中途半端な形になった。でも逆の考え方をすると、ワッシャーがある事でテンションを自由に調整できるという事なのかも知れない。ちなみにインナーのナットを締めすぎるとベアリングがきつくなって回らなくなります。
・アクセル踏み間違い問題についてラジオで再放送やっていた直後に、農協の選果場で暴走で建物に突っ込むという事故が起きていた模様。私はガムテで補修された建物を見ただけだが、ワイナリーも先日同じような事故で窓枠が壊れており、老人共の暴走はほんと怖い。あれで人挟んでたら死んでるで。またMTでエンジンうぉんぅおん言わせながらノロノロ運転しているのも見ていて怖い。以前それで出荷前のブドウの山に突っ込んだ猛者がいるそうだし。
ラジオでは踏み間違い対策として
1:アクセルをハンドル側につける
2:車に対物センサーのブレーキを付ける
という事を紹介していた。衝突安全装置は今は色々な車についているので、バック側も対応するようになればいいだろうし、自動運転もいずれは出てくるだろうけれど、ブレーキとアクセルが同じ足元にあるのが悪いという着眼点も面白い。農機具はハンドアクセルが普通なので一言言わせてもらうと、クラッチとの連携は怖いかも知れない。アクセルが手元にある事自体は否定しないが、手元はハンドルしっかり握っているべき物だとも思う。トラクターなどはトルクがあるのでハンドアクセル固定でクラッチ操作もやれるけど、基本繋ぎっぱなしだったような。シフトもしないしね。そもそも自動車学校がそういう教習をやらないので、いきなり老人に使わせるのも無理だろう。
他にはブレーキとアクセルを1ペダルにして、ネガティブ側をアクセル、ポジ側をブレーキという、ゲームやラジコンのスロットル方式もあるが、これまた複雑な装置になるのと、ユーザーの足をアクセルにしっかり固定する事になるのが不安。短距離の使用には向かないだろう。で思い出したのだが、この踏み間違いは短期間で右足で踏み換えるのが問題であり、特にATだと左足は遊んでいるのだ。左足ブレーキ、右足アクセルにすれば「踏み間違い」はなくなると思う。
しかし、左足ブレーキは別の問題があって、老人でこの操作をやっている人は案外いるらしいのだが、左足ブレーキ踏みながら右足アクセルという操作をやれてしまう。ブレーキ引きずりながら走ってしまうので、これまた問題だよなぁ。私は衝突安全装置は根本的な解決ではないと思っていたのだが、色々考えるとまたらしいシステムを普及させるより当座の実現可能性は高いのだと思った。まあメーカーとしても付加価値が付けやすいだろうけど、昔は結構へんなシステムの提案があったと思う。最近はそこらへんおざなり。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2016/08/18 21:36:55
今、あなたにおすすめ