2016年09月25日
今年も結局呪われたような作柄年になりそうだ・老人と強欲
・整備工場から部品到着の連絡が全然来ないんだが、これは婉曲な整備拒否か?それとも本当に忙しいのか?こっちはありがたいし、部品手配が終わって良かったんだが。さて、うちのミニキャブで最近気になるのはデフ周辺からの異音。後退しながらハンドルを切ると、高い確率でガッガッガというかゴッゴッという音と振動がなるようになってしまった。原理的に差動している時に出てるんだからデフが怪しい。他にはリアブレーキとか足回り一般も怪しいけれど、ここはデフだろうなぁ。ただ、ピニオンとリングのかみ合わせ(バックラッシュ)の摩耗や異常は聞くけれど、内部の傘型ギアが破損した話はそんな多くはない。あと、バックの時に目立つって事は、やっぱりリングギアとピニオンって可能性も残っている。バックラッシュ調整は結構面倒そうなので、中古のデフでも入れた方が楽そうではある。
・ミライースとミニキャブを交互に乗っていると、ボディー剛性に関してラダーフレームとモノコックの違いを感じる(ミニキャブは正確にはリアはラダーでフロントはモノコック+サブフレームかも知れないが)。ミライースはひたすら固く、セメントで作ったシェルみたいな剛性がある。一方ミニキャブはもっと細身の鋼管のようなしなりというかたわみを感じる。でも強度で言えば多分まだミニキャブのが上だろう。ここらへんは「折れず曲がらずの鋼のボディー」ってのが理想なんだろうけれど、ここで感じたのはミライースの固さって、じゃあなんなんだろうかと。同じハッチバックボディーでもアルトやデミオはこういう感じの固さは感じなかった。というか、アルトやデミオは多分ボディーは柔らかい部類なのではあるが。屈折点が少なく軽量なミライースはボディーシェルの強度バランスに弱い所がなくて逃げがない?まあそういう可能性もあるが、ストラットタワーバーの効果がそこそこ出ている話を聞くとそれだけでもないような気がする。
そこで一つ疑問に感じたのは高張力鋼板について。最初はピラーなどに採用されたハイテンは、どんどん他の場所にも使われるようになって、ミライースだと多用しているだろうし、それによって板が薄くなって透過音も増えるし、振動しやすくなっているのではないか?と予想した。また高張力鋼板をフロアなどで使う場合、「高張力」であるメリットが出るのか疑問に感じた。鋼は引っ張る力には滅茶苦茶強いが、圧縮側は曲がってしまって座屈する事が限界を決める。そういう降伏点が高張力鋼は高いのか?弾性変形でもそういう要素はないのか?と思って検索した訳だ。しかし結果から言うとこれは真逆だった。ミライースは従来のミラより高張力鋼の絶対的使用量は減らしており、部材の構造変更などで「安い鉄でより軽く」という知恵の結晶みたいな軽量化を成し遂げていたのだ。ボディーシェルで30kg、全体ではミラより60kgも軽いのだと言う。実際ダッシュボードの奥とか触ると、びっくりするぐらいヘナヘナだもんな。まあ逆に見ると、弾性変形すら許容しないつっかえ棒をあちこちに入れたような設計ゆえ、つっぱる感じがあるのかな?という疑いも感じる。
あと、先日バンピーな坂を下っていて実感したのだが、この車ほんと伸び側ストローク長いのな。これまでの車だとどれでも凸凹で車体が浮いてハンドルが軽くなったりしたものだが、ミライースに関しては常に接地感があった。多分ダンパーもヌケヌケで伸び足を重視しているのだろう。車高が低い割に乗り心地がそこまでは悪くないのとか、ロールで粘るとか色々メリットも分かるのだが、積載していてもう一つ面白い事に気がついた。ミライースはリアが重くなっても軽くなってもあんまり操安性が変わらないのだ。
HA12Sアルトはセダンではあったが、ともかくリアが空荷だと軽くて軽くて、全然踏ん張らなかった。これをちょっと落としただけで大幅にハンドリングが向上したのを覚えている。FFとてあまりにフロントだけに重さがかかると良く無いのだ(さらにアルトは伸びストロークが短くて足が浮きやすかった)。ところがミライースは荷物積まなくてもリアはある程度落ち着いているし、積んでも劇的に良くなる訳じゃない。一つはリアのダンパーやスプリングの設定の妙とか、セミトレとトーションビームの差なんだろうけど、この柔らかいフロントの足が重量変化を上手く飲み込んでしまっているような印象も受ける。アルトだと重さがどんどんリアにかかる感じなのに、ミライースだとそこまでリアに重さがかかってないような。
ところで、毎日雨が降るためどうしても気になるのがコーティングの水弾きなのだが、ミライースに下地処理すらしないで使っているCCウォーターのスタンダードタイプがかなり健闘していて、未だ綺麗に撥水している。あれから20日ぐらいは降られているのに大した物だ。しっかり下地処理して再コーティングすればさらに綺麗に弾くだろう。ガラスのコーティングはフッ素入りの奴なので、こっちも弾きは平凡だが耐久度は高い。あと、LED化が面白くて夜中に無駄にライト付けてしまう。さて、今日は親がはじめてミライースでナイトランをしているはずだが、気がつくだろうか。マジで案外こういうの気がつかない可能性があるんだよなぁ。
・仕事はまた雨の中出荷(ミライースで)、そこから雨が止んだのでデラの収穫と、頼まれ物でピオーネと巨峰を収穫。値下げ要求ばっかりの老人地主はまた贈答グレードに入らなかった奴を仕分けていたが、今度これを買い取りたいと言う。しかし価格はさらに下げろとかふざけた事言い出したので、その価格は贈答もパックも込み込みで出しているので、今日の分から300円値上げすると言ったら、やっと黙った。で、注文分を収穫して出して、端数600円ほど切ってやったら、「あと500円は切れないの?切れないの?切れないの?」とかもう強欲痴呆老人本性丸出しですよ?品性が下劣というかさもしいというか、来年からホント何も出さないわ、生きてるか知らんけど。
巨峰の方はお世話になった人だったし、パック出荷混ぜると色々面倒なので、ガラモギした奴を片っ端から袋に入れたら、ほとんど贈答品で良品ばかりでロスもなく、かなりお買い得になってしまった。でも、値切ったりしない所だし値段も分かっている人だったので全部出した。あまりに良かったので、部分的に拾って別の贈答にするんだそうな。それでも安かったので、なんかお菓子だの果物だの色々もらった。ほんと、農家間取引は難しい。
・通販はレアルシルトとハーネス届いたが、ミライースはお出かけなので処理は無し。ヘッドユニット届いたら考えるが、やってる場合ではない。あとはワイナリーで山芋の豪華パッケージがあったので購入、加工の収穫の話を振ったら、今日はピノグリをやっているそうだ。雨の中大変だし、裂果しているだろうけど、加工だから裂果直後ならそれほど味に影響はないのではないかと思う。問題はベリーAの糖度が全体的に低い問題だそうだ。裂果もかなり見られた。個人的な予測だが、ベリーAは酸度が高いため耐病性が高い晩成種なのだろうが、今年は後半の天気が最悪あったので、本来成熟する所で成長が止まってしまったのではないだろうか。加工一般が晩成種が多いので、今年はグレートビンテージが一転、プアビンテージというかミゼラボーな事になりかねない。早生や収穫が早かったナイアガラ、ピノノワールあたりは期待出来るが、メルロ、シャルドネあたりがどうなる事やら。白はまだ酸が残っている事でバランスが取れるが、赤でタンニンが少なかったら悲惨。
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Posted at
2016/09/26 20:16:31
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