2017年03月01日
近所で火事・剪定枝の処分方法あれこれ
・今日は枝拾い、体力がほんと落ちてるなと実感する。一山運ぶたびに息切れだ。それでもほぼ終わった。途中休憩で家に戻った時に100mほど先のブドウ園で野焼きをしているのを見たが、休憩上がりに自転車で走ってたら消防車の音が聞こえる。なんかと思いつつブドウ園に戻ろうとすると、消防車が農道に入ってくるのが見えた。まさかと思ったら先ほどのブドウ園から黒い煙が出ていた。という事で野焼きの火の不始末で藁山とかに延焼、タイヤとか廃油とかの野積み物資に引火らしい。所有者の車はあったが、あれ大丈夫だったかなぁ・・・・下手に消そうとして火傷とかあるから。
・という事で野焼きがまたやりづらくなったよママン。土手とか枯れ枝とかの野焼きは一応認められているんだけど、周辺への影響は考慮する事になっているし、もちろん延焼なんかにも最大限注意を払う必要がある。通報されないように揚煙届けも出して消火方法も準備して行う訳だが、それでもああいう事故があると野焼き全般に対する世間の目が厳しくなり、なかなか焼きづらくなる。焼かないで済むんならそれに越した事はないが、今年も枝だけで4立米ぐらい(薪にするのは別に4立米ぐらいたまってる)ある。あれ全部シュレッダーとかやったら一日仕事だし、最近部会で持ってるシュレッダーも老朽化で故障が目立つというのが問題になっていた。個人的にそんなの予算10万載っけてあるんなら、主要部分はOH出来ると思うんだが、そもそも小型シュレッダーというのが無理がある機械ではあるんだよね。その予算を部会でかなり持ってるので、利用しない人には不公平だし。燃やすスペースをどこかに決めて、安全にそこで燃やすというのも考えられるが、今度周辺住民から迷惑だとも思われるだろう。また堆肥化するには病害虫の発生を止めるために破砕が前提になってしまう(まあ、シュレッダーほど細かくしないで良いとは思うが)。地中埋設は昔からある方法で、排水性改良にもなって良い手段だが、穴を掘るのが大変かつ、枝の腐敗での沈下が大きすぎて畑の不陸が大きくなる問題がある。また、枝の分解で活躍する菌がそのまま生体にも悪影響を及ぼす問題もある。また夏場であれば堆肥化に必要な温度があるため比較的容易だが、剪定枝が発生するのは冬場のため、堆肥化までの時間・場所的余裕が必要である。その点黒炭にしてしまう方法は、窒素分こそ飛んでしまうが、炭素分が残るし投入エネルギーが少ない割に使いやすい性状に一瞬でなってくれて病害虫の心配がないというメリットがある。窒素や堆肥なんだが、これプラントで製造しているのを買った方が安くて早いって問題があるんだよねぇ。以前は私も手作りしたり地元の畜産業者のを買ったりしていたし、炭には混ぜたりもしていたんだけど、養鶏業者が作った物の方が良かったので、今は積極的には作ってない。これに炭にして混ぜるレシピでいいと思っている。何しろ2t車1台(4立米ぐらい)で1万円ぐらいなので、自分で原料買って混ぜるのより安くて物はいい(プラントは攪拌とかオートだし水分調整とかもやれるから)。また堆肥を野積みするとカブトムシやコガネ虫が大量に出る。袋掛ける大粒種はカブトムシによる害は無視出来るが、コガネ虫は大型の物は葉っぱを食害するし、小型の物は幼果の頃から食害してしまうので、極力圃場にそれらはいない事が望ましい(まあマメコガネの寄生親はギシギシなどなので、堆肥にそんな関係あるのかと言われるとそうでもないけど)。個別農家はシュレッダーでかけた枝をどうしているかと言うと、表層マルチである。窒素成分が多いし、マルチによる保水効果もあり、カブトムシが発生するほどの密度や温度にはならない。まあ半分は畑の表面にそのまま捨てていると表現した方がいいかも知れない。特に株元に寄せている訳でもなさそうだしね。
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Posted at
2017/03/01 03:14:34
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