2019年12月29日
トラックで長距離はきつい・
・今日はATV引き取りに250kmほどドライブしてきた、片道3時間で往復6時間下道はちょっときつい。スマホナビがあるので地図見る事を考えればまだマシだが、最近の道交法でスマホ操作の厳罰化がありナビの場合はどの程度までいいのか分からない。面白そうなオルタナティブルートを選んだら、つづら折りの後に長いトンネルでGPSが切れたらナビがバグってずっとトンネル内っぽい表示になったりまだまだだな。時間の方はほぼ正確で、こういうのはビッグデーターの恩恵なのかなと思う。
・さてATVだが、予想よりずっと程度は良かった。歪みも小さいしブレーキも普通に効く。エンジンも好調で試しに乗ってみたが600ccぐらいのサイズより振り回せる。お店の人も言っていたがともかく軽さが全然違うのでゲロアタック(スタックしながら登るセクションの事)でも限界はこっちのが上!だそうだ(600cc版も置いてあった)。ちょうどバハ1000の車両が4WDではなく2WDのアタックバギーが頂点みたいなもんだ。実際荷台に積んでもらったが、90cmぐらいのアユミ板二枚を持ってきたので「え?それで上がる気?」と思ったのだが、するすると乗ってしまった。いやもう、それトライアル車両かよってぐらい。車体も小さいながら50ccクラスよりはおおきく大人が安心して乗れる安定性はある。
あと、ドリフトさせて思ったが、やっぱりこれはクアッドバイクであってスモールバギーではない。「バイクでオフを走りたいけどトラクションが厳しい」「じゃあ3輪でトライクにしよう」「トライクだと横転事故が多発したからフロントも付けよう」みたいな発展をしたらしく、バイク感が強い。
さて、ブレーキはまあいいとして、エンジンはちょっとくたびれ気味かも知れない。マフラーには黒煙が付いているので、オイル侵入やキャブセッティングのズレが予見される。ただリースアップである程度は面倒を見ていたっぽいので、酷い事はないだろう。明日オイル交換がてらチェックだな。駆動系はちょっと良く分からない所があって、遠心クラッチや変速の実感があまりない。速度出して乗ってないから分からないのだろうが。外装はまあ痛んでるね、キャリアももげる寸前って部分がある。操作系は割と軽い。とりまプラグ交換して燃焼室洗ってオイルフラッシングしてタペット調整して、チェーン給油と張り調整、ブレーキ調整。洗車と外装修理。
・道中はサンバートラックの空調と音に苦しめられた。忘れかけてたけど、こいつ足下からの温風でないんだよね。ハンドリングボックスの故障で、そういう事例は見つかるんだけどサンバーだと具体的にどこかは分からない。ただ、修理箇所までのアクセスがダッシュ脱着という大事業になるのが分かっているのでやりたくない。狭い車内なので足元以外に出してもそれなりに暖かいからだが、やっぱり頭がぼうっとする。いっそ、フロント側のどっかの配管を足元に割り振ろうかな。音は多分カナードからのが一つ、やりすぎたかも知れない。安定はしてるんだけど、トラックは後の空気の流れが悪いからか割と低い音がひとつ、あとサイドの高い所でピャーっと言う高周波が速度比例で鳴ってる。鳥居のカバーかな?あと積載するので空気圧高めで走ってきたがW300って滑るというかカーブで結構音がする。滑ってる音じゃないだろうが、これがスタッドレスの音なのか?速度は自動車専用道路で80クルーズは余裕なのが分かったが、つながり感や加速でついていくのがややしんどい。エンジンも時々踊る。あとマウントがズレてるだけならいいんだが、クラッチがちょっと怪しい気もする。交換してなければ14万キロなんてとっくに滑ってておかしくない、というか7万キロで交換してもそれから7万キロにもなるわけだし。そしてクラッチ交換するなら今度エンジンが・・・って思ってしまう。年末はサンデードライバーが多くて怖いかと思ったが今年は下道ではへんな走り方をしてるのは珍走族の方ぐらいだった、この寒い中根性あるなぁ。
・出かけたついでに観光しようと思ったが、日が短い冬場にあまり余裕がなく、ワイナリーを一件だけ選んだ。それは丸藤葡萄酒さんで、ここはルバイヤートシリーズが有名だが、日本ワインコンクールではシャルドネで旧屋敷というアイテムが欧州白部門の常連である。このクラスは実力伯仲でどれを飲んでもどのブランドのも本当に高いレベルにあり、実際注目されてなかったブランドが金賞を受賞する事もある中、コンスタントに上位に入賞するというのは生中なことでは無い。赤は割と高品質の煮詰め方の方法論が以前はあったので素人でもある程度良いワインが分かるのだが、「白に関しては何が足りないのかが分からない」とも言われる。その微妙な一歩のヒントがもらえればと思って伺ったのだが、なんと今日から冬休みでお店は閉じていた、がっくし。
しかし、写真で見る素晴らしい年季の入った和風のお店だけでも写真に撮ろうと敷地で撮影していたら、お店の人が声をかけてくださって、旧屋敷の畑だけでも見たかったと言ったところ畑マップをくださった。こういう所がホスピタリティーの高さだよねぇ(休日に対応してくれたという事じゃなくて、マップが準備してあるという部分ね)。という事で回ってみたが、ほんとワイナリーの周囲徒歩で10分圏内に畑が集中していた。いや周囲全部ブドウ畑なので、どれが丸藤さんの畑かって話しだけれど。そして旧屋敷はほんと一番近い所で、そのすぐ横が甲州の畑、その横が滝の下園、古屋敷からちょっと上がった所が試験園という感じ。旧屋敷がシャルドネ園で2反、甲州が棚で2反ぐらい?滝の下がメルローとプチベルドーでやや小さいぐらい。旧屋敷園はある意味日本の葡萄畑の頂点の一つなんだが、想像以上に小さい畑だった。名前の由来は知らないが、敷地周囲が石垣だったり、井戸が残っていたりする所を見ると昔は住宅だったのかも知れない。傾斜が西に向かってわずかにあり、南が川を挟んで高い隣地に囲まれており、日照は南端ではやや悪い模様、西は甲州畑に段差があって接していて、北が道路だ。土は勝沼は火山灰土なのかな、どこも作土が深そうだが、同時にここらへんは花崗岩の小さく割れた岩も大量にある。それを割って石垣にして段々畑にしてある訳だ。意外な事に水は豊富で川もあれば井戸もある。であればブドウが暴れてもおかしくないし、実際生食用のブドウはかなり大きな木になっているのをあちこちで見た。しかし、旧屋敷ではブドウの枝は良くそろっている。
私が見学してちょっと安心したのは、ここの高品質の理由の一つであろうブドウ園の秘密は割と分かりやすくかつ真似出来ない物ではなかった点だ。それは簡単な事で、シャルドネの木がとても高齢だった。つまり「古木ワイン」だったのだ(っても30年ぐらいじゃないかな?)。ワイナリーが続いて日本中のブドウ園が成熟してくれば、こういう古木で収量が自然に絞られて滋味溢れるワインが自然と増える可能性がある。まああとは深い作土の下に水があって根が深いとかあるだろうけど。
ブドウの仕立ては旧屋敷はマンズレインカットのギヨー仕立て、メルローとか試験園は棚や垣根で方流れのコルドンだった(と思う)。垣根はグレープガードシステムの支柱があるが、レインカットはこれ使ってるのかなぁ?今の時期は良く分からないのよね、レインカットを避ける理由も結構あるので。という事で純粋に仕立てに関して。ギヨーと言うとシンプルかダブルかみたいなお話も見るけど、農家から言えば多分本質はそこじゃないんです。長梢か短梢か、そして樹幹面積です。旧屋敷が面白いのはマンズレインカットが元から左右に振り分けるような樹形を作るので、ギヨーだけどダブルコルドンというかH型樹形みたいなのをベースに考えてあります。でも密度が桁違いなのでH型になんないわけですよ詳しくは話しませんが。なので、H型の部分もあるんだけど、互い違いでダブルギヨーで主枝をちょい長目にして辻褄を合わせてます。それが見事な所だと一列に植わった株が右左に交互に綺麗に伸びてます。てか、かなりきつい剪定が見られるのでおそらくいつかの時点で見切りを付けて今の仕立て方にしたのでしょう。メルロの棚はまあ以前地元で良く見たアレです、正直成功したのを見た事ない。プチヴェルドも色々仕立てを工夫中という感じですが、若干弱い木なのかな?メルロも欠損ありましたし。あと、垣根は草生栽培で、棚は清耕栽培でした。雨降ったらどろっどろになりそ。またデーター蓄積システムも運用してました、今後IT化は進むんだろうな。
・明日 メンテ
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Posted at
2019/12/29 22:35:12
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