2020年08月29日
ターフメイト修理・首相辞任
・仕事、規格説明会があって行ってくる。暑いのに来賓アイサツ長いし、演説が上手い人に信用出来る人はいないからなぁ、色々苦痛を暑さに耐えつつ過ごす。昼間はまた狂ったように暑かった。ブドウの味はどうなんかなぁ、自分の中の基準が上がりすぎてベストじゃないと物足りなくなってるが、それで出荷しきれるわけないしなんだか。シャインはちょこちょこ摘んでいるが止まらない、パープルは房による。また害鳥がかかってたので今度はこいつが囮だ。
・ターフメイトが荷台を塞いでいるので整備、天板は最後の板もなんとか外してフレームを外す、ハンドルは付けたままでもスルー出来た。フレームはへこみや歪みがあったのでハンマーで修正、溶接の剥がれもあるので溶接しなおしてから塗装かな。思ってたより凝ったフレームで、その分重かった。もう少し軽く作っても良かったと思うけど、ぶつける前提で言えばその強度がマージンになってるからな。
これでカウルが外せて機材内部点検が出来たのだが、ブレーキはなんとメカニカルディスクブレーキだった。ディスクの動作はネジボルトにアームがついてるのを回してねじ込まれてパッドが密着するような仕組み。ボルトの尻に調整ボルトがあって、それ締め込むと遊び調整が出来るので、それだけでブレーキは直ってしまった。ただ、ここの整備性はあまりよくなく、メンテハッチはあるが、それ使うにはタイヤ外す必要があるという謎設計。タイヤはボルト固くて諦めた。ブレーキが使えないと進んでしまうからだ。
さて、問題のプラグ回収だが、幸いメンテハッチからプラグが引っかかってるのが見えて、回収出来た。前のオーナーもここで苦労したらしく、フレームの底にプラグが3個も落ちていて、一個はこれでいいかと思ったのだが、エンジンを圧縮無しで回してみるとへんなカラカラ音がする。ピストン?クランク?いやもっと表層だな?と見ていて、どうやらシュラウド内部からっぽい。ところがこのシュラウドを外すのにマフラー外して防音隔壁外してとかなり厄介だった。ヤマハの野郎、性能重視でメンテ性無視しやがって!と思ったが、マフラーがスタッドボルトだった事もありさほど苦労せず外せた。この機材が過酷な熱負荷や雨風にさらされない設計だから出来た事だろうが・・・で、シュラウド外した案の定冷却フィンがバッキバキに割れていて、その底にスパークプラグが2個落ちていた。つまりプラグ落としたまま運転してフィンぶっ壊してしまっていたのだ。もちろん落としたまま使ったユーザーが悪いのだが、そもそもプラグが落ちて底まで落下するというとんでも設計をしたヤマハが悪い(真顔)。これ、作った奴は左遷されたんちゃうか?と思うが、どうなんだろうな。
強制冷却エンジンは2ストスクーターでは見慣れた構造だが、2ストの場合バルブがないためヘッドをシュラウド内部に納めてもヘッド真上にプラグを出すのは簡単だ。しかし4ストはプラグを奥まった場所に入れる必要がある。本来であればこういう所はトンネルパイプで囲うべきだが、空冷で苦しいから冷やしてやろうと思ったのかコストダウンを計ったのかなんなのか。このエンジンで長距離走る事はないので、フィンが壊れている事はすぐには問題ないと思うが、部品出るなら交換したい。あと、プラグが踊って点火時期のセンサーをかなりぶったたいてるのが心配。
そして電源系はこれまた謎。4本線で、セットでオルタネートしている構造なのは汎用品と一緒。しかし、セット間の抵抗値を計ると全く導通がないセットと最初から導通してんじゃん!ってセットがある。余程抵抗値が高いのか。これ、片方は多分スパークのアースで、もう片方が電装系のオンオフだと思う。オフの時にオープンが電装、クローズがスパーク・・・だよな?
さて、心配事はそもそも何のためにそんな頻繁にプラグ交換したんだ?って事。マフラー内部とかエアクリから見てエンジン本体は痛んでない感じだが、プラグはトータル5本も交換していて、(C2Hだった)、これはちょっと異常かなと。中にはちゃんと燃焼していたプラグもあるが、新品っぽいのもあるし、気になる。バッテリーはB型の端子に換えたので40B19に出来た。あと、オイル交換がマジ面倒な場所にある。底面フラットにしてひっかからないようにしたのはいいけど、ならドレンをリモートにしとけよと。農機具は普通にそうなってるのに。
まあ、そこらへんバラした所で降雨で中断があって、暗くなるまで触ってみたが、色々謎でコネクターというコネクターのチェックをする事になった。スイッチ類もセフティーとかあるんだが、インターロックなのかなかなかセルが廻らない。全部のインターロックスイッチの動作を確認して途方にくれつつふと見ると、エアクリボックスと共締めだったアースがブラーンとしているのが見える。でも、かなり細い信号線みたいなんだが、こいつを繋いだらセルが回りプラグからも火花が飛んでいるのが確認出来た。こいつはエンジンが掛かるラグを嫌って、強力なモーターで動きつつスターターとしても使うという構造をしており、これで最低限EVとして動かせるし、エンジンをかける勝算も高くなった。こいつは低床設計のためタンクも燃ポンで送ってるので、とりあえずタンクのガス抜いておいた。これで新品ガス入れて動けば組み直しておろせる。
・首相が辞任した。言いたい事は色々あるが、一つ政治的でない部分で感じた事など。最近、組織の幹部が突然退任するニュースが目立っている気がする。日産のカルロスゴーン、三菱の益子、あと他にも何人がいたはずなんだが失念。まあ企業幹部は多数居るから、当然突然の辞任はあるわけだが、逆に言うと企業幹部に病気をおしても居座って高齢でどうしようもなくなってからやっと退任というのが多すぎる。そうなる前に後継者を育成して、自分より良い経営が出来る環境を作って引退する。それがトップの役割だと何度か書いてきた。本来、組織のトップは50ぐらいから10年が体力知力の限界だと思うし、40から10年ぐらいが能力だけで見れば理想かと思う。ひるがえって今の大企業幹部は70ぐらいがのさばっている、定年は65じゃないのかと言いたい。75ぐらいまで経営トップが居座ると、50歳の本来あるべき幹部までに2.5世代を飛ばしている事になる。40代比較なら3世代以上だ。
もちろん、最高経営責任者が実質お飾りで働き盛りの人達が実質的に経営しているのなら問題ない。いや、給与もらうなよって話はあるけど、責任取って尻尾切られる対象でなおかつ広告塔として有名になった高齢者が居座るのは分かる。でも、本当に経営に口出しするにはちょっとねぇ・・・
・明日 ソムリエ会う、試供品取る、ターフメイト修理して降ろす、消毒とバインダー修理
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Posted at
2020/08/29 20:21:23
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