2021年06月03日
雨でお休み・チップソー再利用
・仕事、午前中ダラダラ、田植えやってた企業のレストランに行ってはじめて別の階に入った。ここにあった紡績工場の調度品などが内装にも使われていた。外装も今更ながらあの工場のだったんだなって気がついた。味はいいけど米は炊き方がイマイチ、スタッフも昔一度大規模な入れ替えがあってから変わってない。不採算でいい人材をもう置かない方針なのかもな。
午後は苗箱返却しようと思ったが雨が酷くて運ぶのやめてB園の誘引。房も作ろうと思ったけど、濡れてる時に触るのは花房でも良く無さそうなのでやめた。櫛につきすぎてテキライしすぎるし。ここでも開花を発見、もうストマイ散布で良かったわ・・・キノンドーは前倒しすべきだったな。
・雨だったので、以前からやってみたかった「廃棄チップソーを削って8枚刃を作り出す再利用」をやってみた。一応出来たが、手間的に見合わない部分がそこそこあった。ただ、ある程度まとめれば結構やれるかも?という見通しも立った。まず、いきなり8枚刃を付けるのは無理だった。チマチマ削っていくのは時間がかかりすぎる。という事で、ケンマーの動きを利用して大まかな形をマジックで描く(マジック固定してケンマーを作動させると割と簡単に書ける)。そしたら切断砥石系で大まかに削り出せば、3,4回刻めば刃には出来る。しかし台金がかなり硬いので切断砥石で近い形に切るのは難しい。なので、ある程度使った刃をガイドにしてプラズマカッターで落としてから、最後だけケンマーでやるのがいいのではないかと思う。いや、プラズマカッター自体も固定すればケンマーで直で切り出す事も出来るんだろうけど。
また、チップソーは軽量化(という名目だが、本当にそうなのか知らない)で中抜きしているのが多く、強度など大丈夫か心配。さて、実際に使ってみてどうなのかは今後ご報告したい。
・トマトの立ち枯れの謎が解けた。てか昨年もこの話を振ったら技術員も企業の人も「???」みたいな感じで分からなかったのだが、画像検索ではっきりと同じ症状が分かった。苗立ち枯れ病でリゾクトニア菌というのが原因だ。最近多発したのは、乾燥するとこの菌の活動が活発になるからなんだろう、ネキリムシもいることはいるが、元凶はこっちだ。で、この菌は未熟有機物をすきこむと増殖するそうな。ある程度成長すると抵抗力がつくので発生が抑えられるみたいだ。なんで経験者がみんな知らないんだよ・・・
防除方法だが、土壌細菌なので防除は難しそうだが、バシタックの水溶液のかんちゅうというのがあるので、初期の灌水時にこの水溶液を作って置いて与えるという手が使えそうだ。また湿気に弱いので休耕期に湛水する手もあるそうだ。本質的には連作障害の一つの原因の可能性が高く、今後の収量に影響しそうだ。土壌処理だとクロピクやバスアミドがあるが、劇物で使いたいような代物ではない。とは言え汚染土壌で栽培するのもほんと嫌になるからなぁ、雑草の種子含め土壌燻蒸処理したくなる気持ちは分かる。あと、消毒自体はどれでも効果があるぐらい広く効くので、初回消毒をすぐ行うのも手ではあろう。
他にあるのは太陽熱処理(還元消毒)だが、トマトだと栽培期間が長く夏場なので難しそう。少なくとも一ヶ月は使えなくなる。完熟堆肥は含まれる菌類がリゾクトニア菌を被圧出来る可能性が指摘されているが、未熟堆肥は逆効果になる。んでも一年水田にした後でも発病してる訳だから、湛水はそれほど効果はないか別の細菌(ピシウム菌)の可能性もちょっとだけある。
他には緑肥のカラシナ系にガスが殺菌力があるとされる品種があるのだが、これがまたすきこめる時期が限定されていて難しい。ギリギリ、一発収穫切り上げてから播種すれば年内利用が出来るかなぁ、無理かなぁと言った所。何より、これは苗に対しては立ち枯れ病だが、恐らく生育途中でも青枯れ病なんかに影響しているはずで、実際昨年の収穫がしょぼかった原因は初期成長と共にこれの影響が心配される。いわゆる連作障害って奴だ。これは最初から死刑宣告受けた気分だな。実は近年、この連作障害をデーターで取ったらしいのだが、それが結構な差だったらしい。
今後やってくなら、一番いいのはローテーション組む事だが、そういう農地がない。あるいは堆肥の大量投入や輪作による菌密度低下などもあって今年は一応やる予定だが、堆肥も高いのでそうそうは入れられない。
・明日 苗箱 Z園房作り
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2021/06/05 02:29:14
今、あなたにおすすめ