2006年10月19日
カートを手に入れたが、2年は不動だったそうなので基本整備をしている。エンジン関係はヘッドを開けてシリンダー内壁を調べただけだが良好そうなのでミリテックを塗ってしまい。キャブは構造が理解出来ないのでさしあたってニードル類の清掃に留めインテークからゴミ吸わないように工夫した。
問題だったのはベアリング類でフロントのホイールベアリングは外側が固着、ナックルベアリングも動きが渋かった。ここらへんは荷重が特に掛かる部分なので消耗品ではあるが、そのまま乗っていたとしたら他にもダメージを与えるし気持ち良くないだろう。で、ヤマハのこの年式のはホイールベアが6003、ナックルが608で、普通の金属シールを使うようだ。ネットで破格で買えたが、まあどこで買っても同じような物だろう。ここで軽くベアリングについて勉強だが、普通ここらへんのベアリングは充分な耐久性・耐荷重性があり(6003で一個で200kg位、一輪で二個使っているので400kgになる。カートが130kgとして3Gで余裕ゼロになる。当然だが一輪にそこまで荷重は掛けない)、浸水の可能性もまああるが、ダメになった原因が気になった。交換するので外したベアリングを分解して見たが・・・グリスが入ってない!!
いやね、フツー、ベアリングにはグリスが封入されている訳ですよ。上の耐荷重性にしても純正グリス使った場合の数字ですから。グリスには思いつくだけで3つの役割があって、一つは潤滑、2つ目は防錆、3つ目は放熱ってのがある訳です(グリスを媒介に伝熱する)。どちらにせよドライで使うなんて正気の沙汰じゃない。で、シール外して556吹けば簡単に回るようになりました。発注早まった気もしますが、まあインナー叩いて外したので諦めましょう。でもインナー叩くよりもドライ使用の方が明らかに問題でした。
ただ不思議なのはこのベアリング、私以前にドライにした様子は無い。そりゃ灯油で洗浄したなら分かるが、それだけの知識のある人がまんま使うとも思えない(あるいはドライ状態で任意のグリス封入を前提に販売されていた?)。いくら熱などでいたんでも側面のグリスぐらい残るだろうし、正常に作動していたベアリングでも中身は無い。謎だ。
そんな訳で次のベアリングをどう使ったらいいのか悩み中だが、色々な潤滑材を使ってテストが出来た。その前にシールの接触に注意したい。まず低荷重ですんげー良く回るのは予想通りドライ状態だった。ゴミが取れたのもあるだろうが、かなり良く回る。次が潤滑スプレー、オイルと続きグリスはかなり粘性抵抗を感じる。エンジンオイル同様、保護性能と低負荷での抵抗はトレードオフにある。ミリテックも使ったが、あまり変化は分からなかった。では、どのグリスを選択すべきか?実際には6003の許容回転数はグリスで5000回転/分前後なので、タイヤ周長が50cm位として分速2.5km、時速120km程度まで使える計算になる。っと、結構余裕無いんだな。
Posted at 2006/10/19 14:07:31 | |
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2006年10月13日
・レーシングカートを手に入れたので、メンテ。簡単にヘッドが外れるので嬉しい。カーボン付着はほとんど無く、シリンダー内壁も綺麗。ピストンサイズは35でまだまだOSがあって良かった。シリンダー買うと3万はするからなぁ。だったら全部セットでPRDの新品が買えるし。
フレームはほんと綺麗だった。シートは・・・ダイエットしないと(笑)。なんとか入る事は入るんだけどな。ノイズボックスはクリーナーが無いので吹き返しオイルで中にはゴミが沢山付いていた。
Posted at 2006/10/13 23:02:18 | |
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