2006年12月18日
もう出てから10年以上経ち、そこそこ浸透してきたアシストチャリ、ごく初期型のヤマハPASだが通勤に使ってみて評価してみた。まず航続距離だが20km走ったのはびっくり。ニッカドは足が短いと聞いていたのだが冬場でコレなら、軽い祖母が使う分には相当走りそう。ただアシスト量が15kmまで比例とは言うものの、実際には5km位までモーター出力の関係か出足の関係か特に強いので、一旦落ち込んで、15kmからさらに落ち込むような感じ。ギアをセンシングしてないのでシフトアップでクランク回転が遅くなるとアシストが掛かる辺りは杜撰。他にもレバー類が割と無造作に置かれていて操作性は良く無い。
重量バランスはリアにあるが重心が低いので普通に走っている分には安定している。ただユニットの関係でホイールベースは長く小回りは思いのほか苦手。あるいはアシストかかってすっとぶ事を恐れたのかも知れないが、降りて動かすには重く乗っては小回りしないのはなんだかなぁ。あとバッテリーがあるのに付いてるダイナモライトは暗くてうるさくて馬鹿みたいだ。まあ、分解整備でマシになったしクセノン球にしたりしたんだけど。
もう一つ気が付いた弱点はフレーム高で、アンダーボーンではあるがアシストのクリアランスやフレーム強度の関係で足を引っ掛けやすい。折角綺麗に化粧板を使っているのに、蹴ってしまうのはもったいない。ここは近く透明カバーを貼る予定。また前輪に何かしらのガタがある(ハブ軸方向では無いのだが)。他にもスタンドやらキャリアやら激安チャリと同じなのはどうかと思う。
総評としてはヤマハのやる気の無さが伝わってくる力作。アシストチャリをどの位の性能、価格で出すべきか分からなかったんだろうね。この形で13万ぐらいしたようなので、相当ユニット設計に失敗した感じだが、お客としては13万の自転車の装備がコレかよ、みたいな感じはする。そこらへんはジレンマだが、アシストの性能に直結するパーツはもっと軽量化を望みたかった。ぱっと思いつくパーツをアルミや樹脂にするだけで3~5kg程度は軽くなる。
もう一つ、アシストチャリはバッテリーが切れると重いチャリと言うがありゃ嘘だ。物凄い思いチャリが正しい。先日と印象が違うのは、どうやらモーターとクランクがピニオンギアで接続が切れるようだが切れなくなる事が多いので、モーターまわすハメになるから。今のはDCモーターだし、そこらへんは良いんだろうな。
さて、アシストチャリの性能そのものは正直大したことない。身障者用の電動車椅子みたいな物に感じた。最大の問題は15kmでアシストが減りだす点で、健常者(と言う言葉もどうかと思うが)は簡単に超えるスピードで、それを超えると車体の重さがネックになる。24kmまで減衰アシストとは言うが、車体が重いので・・・出足ひと漕ぎをすぎれば、余程の坂でない限りロード自転車のちょっとした物の方が速いだろう。ただしこのパスは24インチサイズなので、適性サイズで比較しないといけないだろうが。
あと、ダイナモライトについても,規格は6V-2.4Wなり3Wだが、製品で随分性能が違う事を知った。分解できない部品だからどうなっているか分からない部分もあるが、良い製品ならハブダイナモと足して変わらない。そこらへん、悪貨が良貨を駆逐した後の話だ。
Posted at 2006/12/18 01:20:19 | |
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自転車 | クルマ
2006年12月16日
電動アシスト自転車を買った。と言っても私の限られた予算では2代目PASの中古がやっと。でも、電動としてはこの時期からベーシックな部分は完成していたかな?って気はする(ただバッテリー残量がコマで目視できないのは不便かも)。店頭ではスッカラだったバッテリーも一応3kmは大丈夫、どこまで伸びるか?また整備だが、ユニットがばらせず断念。隙間から見たらグリスも充分だったのでばらす必要は無さそうだ。ここらへんは初期モデルの頑丈さだけがとりえみたいな部分でもある。でも、どうやったばらしたらいいのか分からないのは問題かも。
さて、人が気にするのは外観で、こいつも祖母へのプレゼントの予定なので各部清掃。特にフレームカバーが綺麗で大面積なので、磨いてクリアを吹くと非常にいい感じに仕上がった。ただデカールに縮みが出たのは計算外。下の素地カバーはそのままで行こうか、何か塗ろうか思案中。ワイヤー類などもグリスアップ。
乗った感じだが、アシスト量は結構絶妙かも知れない。出だしで恐いと言う人が多いが、それは電動アシスト自転車がゼロ発進でシートに座ったまま走れるためにアシスト量をふやしている反動だろう。出足はともかく良い。その先は比例アシストのはずだが、15kmなんて簡単に突破してしまうのでアシストが足りないような感じを常に受ける。でも、電源を切ると格段に重くなるので意味はある感じ。また電源OFFでも登り坂で無ければ車体のロス自体は普通の自転車と変わらないかむしろ良い気がする。パワーや重量にあわせて強度を高めてあるので、ママチャリに不安がある人にこそ良い感じだ。リアもドラムブレーキ(バンドじゃない)のでよく止まるし。やはり、老人をターゲットにしていたのが良く分かる。
細かい所を見れば防錆処理が甘かったり、キックプレートが無かったり、ライトがダイナモの効率が悪いタイプだったりするが、概ね満足。やるとしたら、フロントホイールをハブダイナモのアルミリムで組みなおすぐらい。ただバッテリーは1回交換してあるとは言え寿命であるのは間違いない。このモデルは当初鉛蓄電池で設計されていて、ニッカド仕様になっているので、鉛電池を買えば自作出来る。いや,ニッカドやニッケル水素って手もあるのだが、何せ高いので。
Posted at 2006/12/16 19:17:09 | |
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自転車 | クルマ
2006年12月10日
チャリンコ通勤も慣れて来て、たち漕ぎしている青年をのんびりと煽れるようになった。膝は相変らず爆弾抱えてるけど、軽いギアで負荷を掛けないようにしている。さて、先日フロントブレーキのシュー(パッドね)を交換してダイレクト感に驚いたので、今度はリアもと思ったが在庫してない店が多い。一応シマノの上のグレードのVブレーキのカートリッジタイプは全て共通なので(今はアリビオグレードでさえ同じシューが入る)怠慢としか言いようが無いのだが、まあブレーキだけ見ても数種類あるので最悪何でも使えるVのシュー本体があればいいって事かも知れない。あっちの方が高いし(一体型が800円、カートリッジは500円位)。
で、今日は帰りにパンクしていていつもと違う自転車屋に寄ってエア入れて、バルブ台座の締め込みが甘かっただけだと判明したついでにシューを買ったのだが、その品番がM70R2である。ところが、全く同じ品番で、全く同じ謳い文句で、M70R2シビアコンディション用と言うのがある。値段は100円ちょっと安い。しかし謳い文句が同じなので何が違うのか全く分からない。品物そのものは見た事無いけれど、ともかく選ぶ所が無いのに安くてしかも品番が同じ製品と言うのは聞いた事が無い。はっきり言えば狂気の沙汰だ。
親切なタキザワ(用品店)のカタログを見たら、その安い方が1mm厚くて性能も高いらしい(耐磨耗性も高いので、厚さで誤魔化している訳ではない)。えー、それだったら、シビアコンディションをデフォルトにしろよ!と言いたくなる。一応ノーマルより「音鳴りしやすい」とあるが、ノーマルだってかなり音が出るので「何を今更」である。M70R2自体がレース用シューなんだから・・・またアリビオなど街乗りに使うグレードをターゲットにしているなら、むしろそっちを1mm厚いソフトな本当の街乗り用として出して欲しい。
Posted at 2006/12/10 19:12:29 | |
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自転車 | クルマ
2006年12月01日
オンボロのロードを通勤に使ってみた。暫定だがMTBとほぼ同じ位の時間で会社に着いた(暫定とはセッティングや乗り方等が練れてないから)。速い印象が無いのに快適、ただしシフト関係は古い奴は面倒だなーと言った感じか。Wレバーは左右の手で操作しなければならないが、車体は安定性が低いのでシフトチェンジが命がけみたいな。
でも自転車通勤はほんといいと思う。自動車のブログで言うのも何だが、都市部で通勤渋滞でノロノロ走るのは自動車の本質と全く関係ないと思う。先日テレビで実験していたが、自動車の通勤時間で東京だと半分はアイドリングだったのだ、マジで。ここらへんは山間部ルートならもっといいだろうが、逆にボトルネックに集中するので似たような物だろう(テレビの実験時は渋滞ピークでは無かったし)。だったらアイドルストップをもっと普及させろよと思うが日本のメーカーは利口バカだと思うので無理か。ヴィッツなんかそれで20万も高くなる抱き合わせだし、ガソリンを余程無駄遣いさせたいらしい。その点自転車なんか渋滞は無いし信号待ちでも降りてストレッチでもしてりゃいいのだ。
またエネルギー効率は自転車は当然ながら良い。恐らくだが私が通勤で出している出力は150W~200Wの間だと思う(ピークで)。ならせば100W少々だろう。つまり自動車のヘッドライトだけで人間は走る事が出来ると言うか、私が運動したつもりになっているのは、自動車のヘッドライトをやっと点灯させているだけ・・・一体自動車の何がそんなエライんだか。でも雨の日だけは自転車は勘弁だけど。
しかし自転車の消耗部品を換えようと色々な店に行ったが、いわゆる自転車屋は老人の殿様商売で全く誠実さが感じられず、こう言う奴らが自転車業界をダメにした元凶なんだろうナァと思う。自転車だって機械なので悪くなるが、完成車が安く修理屋は信用出来ないとなれば使い捨てになるサ、私だって。それはエコとは程遠い。何しろ特殊修理工具(現在も手に入る)でボルトを緩めるだけにしても、高い所だと2000円とかふっかけられた。逆に新車自転車も3万も出せば私の以上のスペックが手に入るし、古い部品は全然手に入らないし・・・
Posted at 2006/12/01 22:02:59 | |
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自転車 | クルマ
2006年11月26日
やっとチェーンが届いて走れた。その前にクランク左右間違っててBBまでばらした>俺のアホ。チェーンも112Lじゃ足りなくて、でも古いのを足す気にもなれなくて、そのまま組んだ。あと2リンクぐらい在庫があればいいんだが。そしたら雨で結局全然乗れてないのだが、それでもペダリングの軽さやシフトの面倒くささ(でも動作は軽い)、ポジションの違和感など様々な事が分かった。特に前後間が詰っていて膝で手を蹴りそうになる。でもホイールは実用最大サイズなので取り回しがいい訳でもないし、ステムを長い奴にするかな?明日は徹夜確実なので明後日自転車屋にでも行って見よう。他に驚いたのがクランクの長さで恐らく165mm。MTBは170mmで乗ってるので短い気がしたが、乗ってみると逆に長いような印象を受ける。これまではストライド走法的トルク走法だったが、ピッチ走法になるかも。とは言えギアが足りない問題を一挙に解決するにはフロントトリプル化が一番有力なんだが。
Posted at 2006/11/26 22:35:14 | |
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