2006年11月26日
・自転車の小物についての予定。自動車だと何を変えればどう変わるか分かるが、自転車だと意外と手近にある物を考えなしに採用してしまっていた。でも、自動車よりも動力に限りがある分分かりやすいはず。タキザワの通販本の商品の意味もなんとか分かってきた。で、最近考えているのはより快適に通勤するチューニング。
まず自転車でも最も端的に効いて来るのは車輪の軽量化。私はMTBだがスリックにして満足していた。でも、メトロも26×1.75は中途半端と言うか「太い」部類で、今は標準1.5で最も細いのが1.25になるらしい。スリック化による転がり抵抗の低減をこれまで考えてきたが、実際にはセンターリッドのブロックなんかもほぼスリックな訳で、やはり細身&軽量がミソだったようだ。実際メトロは軽くはない。ただスゲー丈夫で、このタイヤでパンクした事は一度も無いし耐久性もエア圧含めてメンテを忘れるほど丈夫で、メトロそのものは好きかも。さらに前はパナのマッハSSを使っていたが、1.95の微小ブロックにも関らず、あっちのが軽かった&耐久性など低かったのがわかった。まあ、妥当なのは1.5のメトロかニンバス。でも生きてるタイヤを捨てるのももったいない。
で、チューブタイヤが多い自転車では(チューブレスがある訳では無く、アウターとチューブが一体のチューブラーってのがロードではある)、チューブそのものも軽量化の対象で、普通のブチルゴムの奴より薄かったり違う素材で軽い物がある。これまた耐久性と背反するのだが、異様に物持ちが良い私は確か15年前からのチューブもまだ使っていたはずで、これを1.5用の軽量タイプにするのはかなり有効。
もっと根本的にはリムも今のは軽量かつ高剛性になっているし、スポークもテーパータイプにすれば軽く出来る。知らなかったのだが、リムも寿命があるそうな。私のはやはり10年は使ってる。
次に快適性に響くのがグリップで、オリジナルのスポンジタイプは擦り切れるまで使って好印象だったが、その後は硬いタイプを使ってダメにならないので使いつづけていたが、あまりクッションが良くなかった。実はMTBはフレーム剛性がメチャクチャ高く、リジッドフォークの街乗りでタイヤをスリックの高圧で使うのは体に優しくない。フォークはアヘッドで無いのでサス化が非常に面倒なので、ここはグリップで誤魔化すしかない(あるいはスポーク強度を落とすか)。
同様にサドルもVELOの穴開きタイプにしたが全然快適ではない。売りは尿道の圧迫が少ないであったが、全く正反対でちょっと将来が心配だ。シートポストのサス化もあるのだが、結局サドルでやっても同じだと思う。
他の部分の軽量化はあんまり意味は無いだろう。もちろんお金を掛ければ10kg台のMTBにはなるだろうが。一方ロードのチェーンはまだ届かないので督促したら控え番号が見当たらないらしい、キー。このロードの調子が良ければわざわざMTBまでロード化する意味は無いので、オールラウンドの現状でいい訳だが。
Posted at 2006/11/26 00:54:16 | |
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自転車 | クルマ
2006年11月24日
・チェーンがまだ届かないので、ベアリング類の給脂を先に済ませてしまった。自転車って単純な構造だが、動力が限られているのでベアリングの良し悪しはシビアに出る。しかしシマノが独占してからユニバーサルな規格は潰されていく傾向にあり、分解式(カップアンドコーン)ベアリングなんてのも今は少なく、非分解式も規格が変わりつつある。ま、安くて高性能ならいいんだけど、市販品の自転車のペダルなんか明らかに作りが悪いのがあるので、BB単品でもどうなんだろう?
さて、普通ベアリングの中ではレース内でボールの位置を決める「リテーナー(保持器)」なる物がある。厳密にはレースの溝があればボールは落ちないので不用ではあるが、組み込みの便利さから言って「無いなんて考えられない」のが常識だ。ところが、さすが30年前のカワムラ、ベアリングをばらすとリテーナーが無い。ヘッドなんかボールがバラバラと落ちて大変だった。さらに組む時に自然な位置にならないのでさらに大変。固いグリスで貼り付けられればいいが、私の特製グリスはねっちょりするけど柔らかいので組むのに一苦労。ところが、ここのベアリングは普通に手に入るそうで、ボールの痛みを考えれば用意すればよかった。あと当時はメッキの製法が違うらしく、レースやボールのメッキ自体は非常に良かったのも印象的。
じゃあリテーナーの是非について
メリット
・組み込み・脱着が楽
デメリット
・接点がリテーナーレスよりは減る>耐荷重性に劣る?
・リテーナー内にゴミが入ると清掃が面倒>ボールだけなら簡単に洗える。
こう見るとメンテフリーならリテーナーは要らない気がするが、自転車がメンテフリーかは・・・
あとはフレームの錆びをどこまで取るかだ。何を考えたかこの自転車はフォークエンドなど水がつきやすい部分に限ってクリア塗装のみでサビサビ。なので錆びと取るついでにジンクコート(さび止め)をすべきか迷う。発色を考えればプラサフ錆び止めを使うのがいいのだが、重量増になるのとウレタン塗装に対応するか分からないのが問題。あとオリジナルの塗装の良さも捨てがたい。コンポ類のアルミを磨くのと、フレームを全部塗ってしまうのは訳が違う。
Posted at 2006/11/24 19:05:13 | |
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自転車 | クルマ
2006年11月19日
自転車のリアハブのグリスアップ情報。フロントハブの状態が良かったのでリハハブも簡単だと思ってましたが甘かった。こっちは作りが粗雑と言うか、ないない尽くしの中で苦肉の策が見て取れます。現在の自転車はフリーハブにカセットスプロケットをスプラインに合わせて入れる形状になっていますが、こいつはそれ以前。で、スプロケ側のベアリングの設計はいいとして、反対側で普通玉押し調整をする訳ですが、こちらにはベアリングのシールと言う物があって、そいつがまだ過渡期の製品でしっちゃかめっちゃかです。シムが3枚も入ってるし。多分この量でシールとの接触圧を調整してたんじゃないかな?最初どう組んでも動きが渋いので不思議でしたが、シール接点がありました。それを抜かしてもナットの精度など釈然としない出来でしたが・・・とは言え固定ボルトなんか2種の面取りがしてあって、メカニカルなディレーラーと合わせてクラシカルな雰囲気を漂わせてます。
あとギアも外したので軽く錆びを落としてギア数を数えました。下から14、17、20、26、34。やはりトップギアは思ったより出ない感じですんでランドナー志向なんでしょうが、ギアは下の2段だけ面取りがしてあったのが不思議。何故かフリーハブにだけ前田工業の文字が(他はサンツアー)。パーフェクトとか書いてあるけど、ちょっとそれには程遠いかな?
Posted at 2006/11/19 23:28:25 | |
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自転車 | クルマ
2006年11月19日
30年前も自転車の基本的な構造は今の自転車とそう変わらなくて、今朝はフロントのハブベアリングの整備を行った。自転車はハブが分解できてベアリングプレッシャーも調整出来る。驚いたのは私のMTBのシマノのハブは3年数千キロでカップに虫食いが出来ていたのだが、サンツアーの古いハブはグリスこそ硬化していたがベアリング球もカップも無事だった。MTBはハブへの負担が大きいのはあるんだろうし、ニシキはあんまり距離走ってない気もするんだけど。それから嬉しかったのがハブのダブルナットで、シマノはここに13,14,15のいずれかを使っている。薄いナットなので専用のハブスパナが必要なだけに、イチイチ探すのが面倒だったのだが、サンツアーはここが15mmだけなので非常に助かる(ちなみにペダルレンチも同じ)。色々事情はあろうが、この規格を乱立させるのは馬鹿だ。ただ、ハブボルトはこれ何ミリなのかな?タップしてもイマイチすっきりしないので、あるいはピッチが特殊なのかと思ったが・・・
ハブ整備の結果だが、何故か与圧が高すぎた様子で、グリスアップ後与圧を抜いたらより軽く回るようになった。この調整にもノウハウが存在するのだが・・・グリスは特殊な防水性の高い物を使ったので、もう少し使うと真価を発揮する予定。
ただ気になるのは各部で進行した錆び。クロモリなので赤錆が目立つ。ピンホールのうちに塗装の全剥離を行って再塗装すればもちろんいいのだが、面倒だし、ニシキにそこまで思い入れがある訳でもない。これがビンテージのフレームビルダーの物ならともかくね。それでも錆びが酷い部分(特にメッキカラーの部分)だけでも剥離して塗装しようかな?
Posted at 2006/11/19 10:11:23 | |
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