2007年10月05日
ちょっと小金があったので、前々から欲しかったコンプレッサーを買った。周辺価格が上がりだしていて、値上がりする前にと言う危機感もあった。さて、選んだモデルはナカトミのCP1500、多分一番安いコンプレッサーの一つだ。1馬力のタイプだが、オーソドックスなオイル式なので106リッター/分ほどと100Vでは上限に近い。短いコイルホースとエアガンが付いてくる。
オイル式なので最初にオイルを入れる必要があるが、どうやら元々ある程度入っていたようだ。ただ横倒しになったか何かで少々抜けている。恐らくだが製造元でも最低限起動して起動・気密のテストをしているんじゃないかと思う。わざわざオイルを入れろと説明書にあるのは、こうやって抜ける事を見越したんではなかろうか?で、コンプレッサーオイルはAZだとVG68だったと思う。これはSAEだと5W-20程度に相当する。しかし付属オイルは触った感じだと10W-30前後に思われた。私はこう言うオイルはいじりたくてしょうがないので、ちょっとエステル系オイルとブレンドしてモーターアップを添加してみた(ミリテックを入れたかったのだが見つからなかったので)。ここらへんは即効性があるので慣らしに向いていると個人的に思っている。GRPは慣らしには向いてない(多分)。
次に慣らしならシリンダーヘッドを外してシリンダー取り付けボルトを緩めてクランキングしてセンターを出すのだが、ヘッドからエア圧送チューブが出ているので止めた。どうせそんな高回転使わないし(2000回転以下だ)。ただ負荷は低い方が良いだろうから、エアガンを全開にして圧力を抜きながら運転する。この時はまだ結構うるさかったし振動も大きかった。以前使ったエアコンプレッサーも相当うるさかったのだが、冷蔵庫などもっと静かなので原因を探ってみる。結果、何故かオプションでエアフィルターが存在する理由らしき物が分かった。純正のフィルターボックスは容量が足りなくて防振もなされてないので、そこから盛大にベーンの音などが出ていたのだ。ちなみにフィルターが入っているかは怪しい。開けられない構造なので、単なる迷路構造だけかも知れない。また接続穴がφ20位なのに、φ5ぐらいの穴が4つあるだけなので抵抗も大きそうだ。
最初適当なエアクリボックスを作ろうかとも思ったが面倒なので、まずはボックスの防振に自作ダイノマットみたいなのを貼り付けてみた。かなり静かになる。またモーターシュラウドにも取り付けたがこちらはイマイチ。で、慣らしが進んできたのか段々回転がスムースになってきて、ほとんど気にならない程度の音になった。コンプレッサーの吸気の真横以外ならちょっと昔の冷蔵庫程度の音で、掃除機より静か。ただエアガンの音の方が随分気になるようになってしまったが。オイルの方は早速結構あわ立っているのと、少し黒っぽい色が出ているので金属粉が出ているのではないかと思う。
もう一つ、格安でもらったMAXのAK-602Pとか言うコンプレッサーの様子も見る。コッチはタッカーとかエア工具用の物らしくて、やっぱり別段機能に問題はなかったが本体がカバーに覆われていて分解方法が分からない。手が痛いので今回は諦めた。音はこちらの方がはるかにうるさい。
さて、コンプレッサーの次はエア工具が問題だ。と言うか一番やりたいのは2液ウレタン塗装なのでスプレーガンが欲しいのだが、本格的なメーカー物となると1万を軽く超える。セット物とかだと3000円位であるのに、何が違うのかよく分からないし、目的にそれがあっているかも良く分からない。特にノズル径に関しては1.5mmは中途半端で目的からすると1.3mmが潰しが効くはずだが、安いモデルではない。またコンプレッサー能力に限界があるのでHVLPとか使えないのだが、従来モデルでも高霧化は必然的にエア消費量が大きい問題がある。さらに難しいのは、クリアのような膜圧が欲しい場合は高霧化しない使い方の方があっているそうなので・・・。もちろんウレタン塗料でカラーも塗るなら二種類欲しいが、ウレタンは調色しないと基本的に車体色は売ってないしなぁ。デミオだと他に板金やパテの問題がある。
もう一つ興味があるのが直圧式サンブラで、最近は容器に塩ビパイプを使ったりしてさらに簡易化されているそうだ。ちょこっとブラスト掛ける程度は出来た方がいい事があるので(特に塗装の下地作りには)、興味がある。貰ってきたエンジンなんかボロボロで、ブラスト掛けないと掃除もしたくない。
Posted at 2007/10/05 22:41:16 | |
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