2007年11月10日
モデルチェンジしたのに全然話題にならないフィット。デミオもそうだったが、最近は新車をさかんにアピールしない気がする。新車効果でバーと売っちゃう機種と、ベーシックカーで細々と売りたいのとで違うのか、旧型在庫の問題があるのか、ぶっちゃけ宣伝費の削減なのか、販売顧客層を見てからターゲットを微調整してるのか。ただ、フィットはモデルチェンジを期待していただけに、保守的な感じになってしまった、プロに聞くと皆予想できた事だと言うが、一つだけ言いたいことがある。「燃費良くしろ!」
いやね、折込チラシに「パワーと燃費を両立!」なんて書いてあるんですが、一方で「パワーや大きさでないエコ性能」みたいな事も書いてあるんですよ。確かに1.3で100馬力はデミオやスイフト、旧型に比べても10馬力位は高いんですが、そう言う部分で売っていたのは昔のカローラとサニーの100cc比べみたいな頃でしょ?そんな事気にする人がフィットには乗らないって。重要なのは下のトルクと燃費で、この10馬力削って燃費が上がるんだったらそうして欲しかった。と言うか、モデルチェンジでそこの性能が向上しなかったのが私には不満。
他の人のブログでも書いたが、今の自動車は恐らく史上最も豪華だった一時代の最後になると思う(一時代と書いたのは、やっぱりアメ車の黄金期は一つのピークだったと思うから)。もうエネルギー収支がじり貧なのが分かっているので、あと数十年したら自動車産業が大きく衰退しているかも知れない。それが分かっているのに偽エコのハイブリッドだのを出してうそをつきつづけなければならない自動車メーカーは、刹那的な利益しか見てないんじゃないだろうかと思ってしまう。そんでも少しでもエンドデイを先延ばしにするために、インドや中国、アメリカを馬鹿にする前に、せめてカタログスペックでリッター30kmぐらいのモデルを出して欲しいのだ。実際3リッターカーは充分に可能なはずだ。このフィットにアイドルストップと、若干の軽量化、トルク重視セッティングを組み込めば楽に達成出来るだろう。
もう一つの見方としては、ホンダは将来的なマイナーチェンジでそれを達成する気かも知れない。フィットにしてもデミオにしても最近はベータ版売って市場でいじっていく感が強い。開発スパンが短くなったし、販売力をキープ出来るメリットがある。そこでより燃費性能が高いモデルを出すのだ。ただ、フィットでさえたった一代でブランド化した。だったら、もう一つ小さいクラスがあってもいい気がする。コンパクトとは言っているが、すでにフィットも5枠の立体駐車って中だと結構パンパンだ。このエンジンをより小さいシャーシに積む?ま、それとは別に試乗してみたいが。
Posted at 2007/11/10 06:59:11 | |
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