2008年02月13日
ニュースで「燃費向上をうたった一部商品に公正取引委員会が表示違反だかで排除勧告」を出したと言っていた。今頃?な気はするが、ガソリンが高くなるにつれてあの種のオカルトグッズが根拠不十分な数字をでかでかと出していたので、今後取り締まりをきつくするなら結構な事だと思う一方で、どうせなら客観的な数字をちゃんと示せるフォーマットを提案すればいいのにと思った。たとえばオイル添加剤、KUREなんかはシャシ台データーを公表していたりする。が、車種はマチマチであるし、グラフは悪意を感じるほど差を誇張している。これはエコグッズばかりではなく、タイヤなんかもスタッドレスの停止性能なんか「消費者馬鹿にしてるのか?」と思うほど過剰な表現(言葉ではなくて図やグラフ、数字など)が羅列されていたりする。たとえばブレーキ性能はA社はマーク2で、B社はアコードで比較されてたりしても消費者には分からない。本来ならA社従来商品と比較されたって消費者に従来商品は選べないのだから、A社とB社が水平比較出来る事が望ましいんじゃないかと思うのだ。ある種の製品(プラグだったか)では、実験エンジンがちゃんと設定されて、それで客観的な性能向上を確認しているので安心出来る。もし現実の車でそれを設定してしまうと再現性が無くて、そうすると科学的な反証性の観点から効果なしと言う商品が増えすぎてしまう恐れはあるのだが・・・
そして、このエコグッズの取り締まりをするなら、結局の所メーカーのカタログスペック自体を取り締まれよ!って話にもなる。なぜなら再現性が全く無いんじゃないのかと思われる過剰広告の最たる物は自動車本体のカタログスペックだからだ。いや、もちろんアレは厳密なテスト機関がちゃんと実施した規格通りのテストだから、上の怪しいグッズと同列には論じられない。ではあるが、さもモード燃費が再現性があるかのように書かれているのには疑問もあるし、もちろんテスト内容なメーカーの対策にも疑問はある。たとえばオイル添加剤に0W位の物を作ってやれば、それは単なるオイルに過ぎないけれど冷間暖気始動ちょっとの燃費は確実によくなる。だから堂々と燃費向上グッズとして大手を振って販売出来るけれど、それは違うでしょ?と言うのが現在の自動車本体の燃費だと思うのだ。
ところでテレビで家庭排出のCO2の26%が自動車って話が出ていた。これは光熱費とかごみとかと並んで非常に大きい割合だ。正直もう大きい車も立派な車も要らないから、燃費がコンスタントに25km位の車だして欲しい。そうすればCO2は簡単に10%減らせる。
Posted at 2008/02/13 19:27:05 | |
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