2008年05月08日
・ウッド加工にはトリマーと言う工具がある。ルーターと呼ぶのもほとんど同じだと思うが、つまりリューターと基本的な考え方は同じで「ビットを高速回転させて削り取る」工具である。以前気の迷いで買ってしまっていたのだが、ラティス貼る際に取り出して飾りでもと思ってつかってみたら使いづらかった。まあ、半分以上自分の責任なのだが、ボウズ面ビットなんか使って1×4材を削って見ると、平面が小さくて水平にならず斜めにビットがあたって全然削れないって事が起きる。あと2万回転ぐらいしているので、ジャイロ効果が大きくて作業はそれなりに面倒だった。また、付属のビットで削れる量はかなり小さく、こんなんちまちまやる位なら、気の利いたカンナでいい気がする。
逆に使えるのはベルトサンダーで、こいつはカンナだとどうしてもコバを割ってしまうような柔らかい材の荒い切り口でもすぐに仕上げてくれる。ただ、大面積に使うと、やっぱり平面が出てくれないのでカンナの方が楽だし綺麗だ。ベルトサンダーで高い番手の使うと一瞬で目詰まりするし。そんな訳で、日本の伝統的な手作業工具の使い勝手の良さを再確認しました。今日は丸ノコの出番の予定ですが、こいつも使い勝手は悪そうだな。
・ラティスのデザインは色々考えたが、どうも平面に貼ると奥行きが感じられないし、かと言って斜めに貼るなんて無理(技術的にもセンス的にも)。そこで思いついたのだが、支柱から横に桁を出して、そいつの長さを変えれば視覚的に奥行き間が出せるのではないか?と。ついでに言えば、そこにバラを絡ませたりハンギングを下げたりライトを取り付けたりって発展性が狙えるし、そうやって上方視界をちょっと遮る方が庭が広く感じられる。
色々な庭を見たり読んだりして段々分かってきたのだが、そもそも庭のデザインと言うのは機能性と相反する所にある。不便な方が建物や庭ではデザインとして優れているのだが、そこには一般人には維持しづらいって部分も若干含まれている位面倒だ。植栽の健康を考えれば一番いいのは畑だし、住民の気楽さを考えれば無植栽かレッドロビンの垣根位だろう。でも、それは庭とは呼べない。アメリカ仕込みのウッドデッキと芝生ってのがイマイチ魅力ないのも、やや効率主義な所があるからだろうか?
Posted at 2008/05/08 11:52:01 | |
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ガーデニング | 日記