2008年12月26日
・電動スクーターがそろそろ実用化されつつあって、噂どおりに郵便局が導入したら一気にコストも下がりインフラも(必要なら)整備されるんじゃないかと思っているのだが、一つ不思議な事に気が付いた。それは出力。
・原付1種は排気量なら50cc、出力なら600W以下と言う規定がある(50ccであれば何馬力出しても別に構わないが、メーカー自主規制があるので7.2馬力がノーマルの上限。もちろん個体差やメーカー差があって、実体はNS系は9馬力ぐらい出ているって噂)。2種なら125以下または1000W以下になる。
・しかし馬力換算だと1馬力=750Wである。ブラシレスモーターなんかの出力換算を見ても効率が90%ぐらいで見ても1000Wクラスモーターではせいぜい60クラスと互換なので換算が間違っていると言う事はないと思う。
・まあ、モーターはトルクを下から稼げるし駆動ロスをなくす工夫もあるようなので、後軸出力はまた違うだろうが、結構しょっぱい数字だった。まあ定格出力と最大出力はまた違うんだが、原付スクーターなんか若い人はほとんど全開で乗ってるし、ノーマルならそれでも壊れたりはしないので(リミッター切ってなければ)、何でそんな低い制限になっているのかはかなり疑問。また、もう一つ不思議なのは、ヤマハの電動スクーターのモータースペックは1200Wだ(一種登録で)。いいんだろうか?
・ちなみにヤマハさんの電動スクーターはバッテリーの問題で現在販売中止、安全なバッテリーにすると値段が高くなりすぎると言っている。ちなみにバッテリーは4.5Ahぐらいで57000円のリポ。何ボルトか分からないが、模型用のサンダーパワーあたり3年前で18.5Vでその位だったから、まあまあ妥当な値段だとは思うが、絶対的には高い。ブラシレスをリポで動かして50kg程度の車体でも航続距離がたったの40Kmってのは泣けてくる(実用は20km程度だそうな)。まあ、バッテリーは6kg程度だそうなので、値段さえクリアすれば容量増せば航続距離は割りと簡単に伸ばせそうだが、出力に関してはやっぱり行政の規定方法がよく分からない。ちなみに7.2馬力をW表示すると5400W程度になってしまう。まあまあ普通のスクーターでさえ4馬力、3000W程度だから、その程度を許容して欲しい所だが。
Posted at 2008/12/26 09:07:32 | |
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