2009年01月14日
・祖母の家から件のビクセンをかっさらってきた。スペックは10×30だった。いわゆるポロプリズムで視点が離れているからか、品質が良いからか、ともかく立体的にカッチリ見える。マルチコートとは書いてあるが、デザインはなんか古い。
・基本的には良い代物だと思うのだが、唯一の難点がフォーカスリングの重さ。リングまわすと視点がブレブレになる。寒い時期ではあるが、これは辛いという事で分解してグリスアップ。最初フォーカスリングの中のグリスの影響かと思ったが、どうやら接眼レンズが入っているスライド部分のグリスの劣化のようで、ここは適当なパルプウェス使ったら引きちぎれた。ノリか!?溶剤で取って適当なシリコングリス(金属部分なので別にウレアでも何でも良いはず)を塗ったらフォーカスは随分良くなった。注意点として左右の接眼スライド部分を固定している奴を外すのは硬いので、ピボットの前をばらして、フォーカスリングと反対側の固定ボルトを外して引き抜くのが楽、だと思う。あと、真鍮のマイナスでしかもコインナットのような浅く丸い切れ込みなので、本来はそういう道具を使うべきなんでしょう。個人的にはマイナスは工業用のボルトではないと思うのだけれど、この場合センターにカバーキャップを留めるボルト穴が切ってある関係で+は使えないし、次善の策としてセンターが出やすいコインマイナスなんだとは思うが、それだったら六角ボルトにするなり、キャップ固定ボルトの位置を考えればいいような。
・ジェットヒーターは使いたい人がいるので塗装して準備中。劣化したオリオンのオレンジに似たラッカースプレーなど無いので、適当なので全塗装になりそうだが、全バラは面倒なのでマスキングして適当にでっち上げる。ただ、今の時期寒くて塗料が全く乾かず、そうすると意外にも全部流れようとする。寒いと塗料の粘度も上がるだろうと思ったのは間違いだった。
Posted at 2009/01/14 23:12:29 | |
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2009年01月14日
・乗る気もイマイチなままCBXのパーツ集め中。昨日はオイルクーラーを落とした。これでも普通に買うと3万位なんだよなぁ。モンゴリが元気なのでパーツは出ているが、フィッティングは当然工作しないといけないので面倒な所だ。かなり巨大なサイズなので、オーバークールの懸念もあるが、塞ぐ分には可能だし。あとはシリンダー開けてピストンリングぐらい交換しようか(DOHCのRFVCはかなーりヘッドが複雑なのであまりやりたくない)、マフラーエンドはどうしようか、フロントサスの強化をどうしようか。フロントサスは元から弱くて、リアがゼファーサスになると明らかに危ない。ノーマルサス同士なら当時のタイヤで平坦な路面を走るにはそれなりのバランスだったのだが、ブレーキだと簡単にフルストロークするしオイル固めると動かなくなる困ったサスだ。オイルロックピースで流用が出来れば考えたい。
・祖父の双眼鏡をいくつか見ていたら、面白い物を2点発見。一つはどうやら陸軍時代の双眼鏡。倍率はたった3倍で、有名な日本光学や東京光学などの刻印が無い。程度が良すぎるので後年購入した物かも知れないが、大体の資料写真からすると下士官用で出品されてたりする奴かな?祖父の階級は知らないが、一平卒ではなかった(戦前からの職業軍人)から、下士官時代に配給された物かも知れない。最終的には将校用の奴が配給されたのかも知れないし、あるいは将校まではならなかったのかも知れない(あ、でも少尉以上が将校ならそれよりは上だったはず)。
・もう一つはVIXENの双眼鏡で、8×30で取り立ててハイスペックでもないので、KENOKOのズームを買ったひとだからゴミだろうと思っていたら、こいつが物凄いクリアな映像でたまげた。昔ながらの形状なので舐めてたが、VIXENはこのシリーズはアルティマとか言う定価3万ぐらいの製品なので、かなりコストは掛かっている。こういうの見ると、光学機器のスペックは数値データーより実際に見てナンボな気がする。例えばコイツならロシア製67mm×8のオモチャよりはるかに良く見える。光学機器と言うのがいかにその国の工業力を反映しているか感じる所だ。そういえば有名な光学機器メーカーって日本とドイツに集中している感があるなぁ。
・エブリィのスモールランプを交換して性能差というか、5Wの標準ランプじゃ危険だったと思った。ある程度明るくないと被視認性が劣り危険と言うのが私の考えなので、パッシブセーフティーを捨てた古い軽箱だと目立つことはとても重要。で、結果はパーツレビューを参考にしてもらうとして、レフが省略されている場合の差について考えてみた。
ヘッドライトのように光を収集させる仕組みではレフ板が存在するが、スモールやウィンカーのように拡散させる仕組みの場合、エブリィはレフ板がない。ただ、ボックス内部は白なので、ある程度は拡散していると思われる。なので反射率を調べてみたのだが、理想的な白と呼ばれる素材では、反射率が99%と言う物もあるそうで、それならばわざわざレフ板を付ける必要はないと思う。むしろレフ板より理想的な拡散反射板とも言える。
が、一般的な白の場合は反射率ははるかに劣り、白い塗料と呼ばれる物で50~70%、障子で50%ぐらいのようだ。標準グレーが18%だから、まあ白く見える基準は結構低い。エブリィの場合も甘く見ても65%程度じゃなかろうか?一方アルミホイルの反射率だが、アルミを反射板とした鏡がすべからく90%以上の反射率を持っているそうなので、むしろ基材だけのアルミホイルの反射率はとても高いんじゃないかと思う(表面鏡はかなり高い)。まあ、辛く見て90%。すると、レフ板アリ、ナシで単純計算で3割以上の差が出る事になる。実際には光源から直で放射される光もあるし、バルブの裏のような条件もあるから、なんとも言えないけれど。
あと、最近ルームミラーの明るいタイプはアルミ鏡なんだと知った。では標準はと言うとクローム。反射率はアルミが80%以上、クロームが40%程度らしい。上で書いた通り、鏡であっても反射率が40%ともなると、拡散反射なら灰色に見えるはずだ。クロームにする意味は防眩らしい。
・ついでにマメ知識、9mmパラベラムのパラベラムとは、「平和を望むなら、まず戦争に備えよ」の「戦争への備え」と言う部分のラテン語だかローマ語だかからの引用だそうだ。
Posted at 2009/01/14 10:43:18 | |
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