2009年01月15日
・SETI計画から宇宙移民計画のウィキを見ていて人口規模なる考え方を発見した。それによると、遺伝的な保全条件において、初期人口が150~180人でも2000年に相当する60~80世代の生殖が可能と言う試算があるらしい。また、別の話では近親交配を避ける最低割合の許容度が1%であるらしく、その半分の値を取る50人が直近での最低個体数であるとしている(どういう計算かよーわからんが)。提示されている式だと
許容する人口=4×男の数×女の数/男の数+女の数
のようだから、多分減数分裂の遺伝子数なんじゃないかと思うが。例えば男女半々で50人とするとちょうど50って数字が得られる。これが12人同士だと、許容人口が23になり先細りになる。当たり前だが同性だけだとゼロだし、極端に偏ってるとすぐにゼロになる。
・何が面白いかと言うとグレンラガンのロシウの村の人口はまさに50人ぴったりだった点。上下変動がある程度考えられるので、これを現実(フィクションだが)に持ち込んでいいのか分からないが、まあ50人と言う数にはちゃんとした科学的な裏づけがあった事になる。と言う事は、当然だが、そのルールを作った人はこの人口規模について考え方があった事になる。
・また絶滅危惧種についての考え方もこれで一応分かりそうな気がする。つまり、50を割ったらもうオワタと思って構わない訳だ。トキとか一応ツガイが居れば繁殖はするが、当然ながら自然繁殖条件だと数世代で終わる計算になる(まあ、遺伝情報によるだろうけど)。実際にはさらにテリトリー問題とか世代問題が関わってくるので、もっと許容数は少ないだろう。ただ、ちょっとした疑問として種の進化を考える時、150~180の進化個体を同時に別な遺伝グループとして調達できるのか?ってな気はする。また馬のようにクロスブリードでも異常個体を排除すれば数世代やってるじゃん?ってな例もある。
・そういえば先日テレビでルワンダの大量虐殺がコンゴへの移民になり、そいつら野生生物を密漁してゴリラの数も減っているとやっていた。ゴリラの数は250だそうで、これはもう絶滅寸前と言っていいだろう。その点人間なんか沢山いるんだからな、なぁ・・・私は経済学は正直言うと嫌いで、昨日もテレビでサンクコストなる概念で大量消費や非人情的な商売を肯定していたのに疑問を覚えた(もちろん、それは経済学の一分野に過ぎない)。ただ、地球の資源規模、存続性を考えられる時に、人間の個体数だけ議論の外ってのはどうかと思う(まあ中国の一人子政策のような例もあるけど)。一義的には戦争は悪い、民族虐殺も悪い。ただ、アフリカの例を見ると、あれって過密によるレミングス現象にも見られ、大きな目で見ると保護システム的な物にも見えるのだ(同様にHIV)。もちろん、それでダメージを受けるのは自然なので、放置して良い訳ではないが。
・馬糞をまた貰ってきた。前貰ったのはすでに無臭に近い段階までこの寒いのに醗酵している、凄い事だ。という事で今回も無醗酵の奴、車の中が臭くなる事を我慢すればCPは最も高い。多分前回と合わせて300kg程度にはなってるはず。一袋に100kg以上入れると重くて引っ張り出せなくなるのだ。今は雪があるので、落とした後の移動は比較的楽。畑Aはほとんど小麦で埋まってるので、畑Bで使う事になるだろうか。
あと、連作障害を防ぐためにも畑の作付けを記録しとくべしと言う話があった。正直昨年はロクな作物が取れなかったので忘れていいのだけれど、計画は必要そうだ。今考えているのは
畑Aの小麦の後作に蕎麦と大豆、畑Bは奥にイチゴの路地放置栽培、タマネギの横辺りは葉菜類、手前に夏野菜の畝を作り、中間部分で芋かなぁ。昨年はサツマイモが全滅(成長が著しく遅くて雑草に負けた)、夏ジャガもほぼ全滅(種芋程度しか取れず、種芋は保存中に親に食われた)したので、マルチで雑草対策をし、施肥をしたい。
ところで小麦も大豆もどうやら平畝が良いそうで、畝立ては楽になる。雑草も畝の谷の方が多かったから、水分がよりシビアなようだ。まあ、小麦も畝立てして植えたけれど、結局寒さで土が破砕されて平畝に近くなっている。どのみち、谷間が広いとそこが雑草に負けるので、大豆と小麦を並べて栽培できないかなぁーなどと考えている。調べたら立毛間播種と言う手法であるみたいだし。ただ、大きな耕作機械は畝間には入らないので、面倒っちゃ面倒。
面倒といえば播種で、小さい面積なら当然手撒きでいけるのだが、大きくなるとなかなか大変。特に小麦や蕎麦のように細かいのを大量に撒くのは大変だ(あと土がコンクリ状態だと大豆も大変)。世の中には播種機と言うのもあるのだが、これまた簡単な構造なくせに非常に高い。ごんべいだかは3万位する。こんなの適当に自作すればいいと思うんだが、結構難しいんだろうな。
Posted at 2009/01/15 15:17:07 | |
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