2009年02月28日
「ひまわり」は何でか最近ネットでよく語られるのでプレーしてみたのだが、発表自体は少し前。2007年の5月にはすでにデーターがある。でも、物凄い緻密な絵や親切なシステム(ADVでこれ以上のシステムは見た事無い気がする)は昨日売られたばかりと言ってもいいかも知れない。それだけ世の中のADVゲームのシステムは重要視されていないとも言えるし、これでシナリオがもう少しあーであーなら説得力がもっとあったかもね、と言えなくも無い。ぶっちゃけシナリオがたるくって、味付けされてないメシ食べているような満腹感があるのだ。それから、今時のADVとして、その程度は絵出すだろ、と言うような物も無い。というかキャラの立ち絵、基本一種だよね!?と言うのが凄い(アリエスはそれでも何種類かあるのか。あすかとアクアは一つのはず)。その一つに力を入れれば見られるのだと言わんばかりで、実際アクアはとても表情がいいのだけれど。謎のために主人公を記憶喪失にしたのはいいのだけれど、その必然性のためにどうも主人公に感情移入できない点があわれでした。ああいう需要もあるのかも知れないけれど。
「RUINA]これまた、どこの個人がひっそり作ったんだ!と思われるゲームでネタの鮮度から見てやっぱり昨年以降だと思うのだけれど、RPGツクールでこういうハードな方向でガチガチに作ってあるのは初めてだ。探索パートでもらえる経験値が多いので戦闘によるレベル上げと言う作業からは解放されたともいえるけれど、逆にどのレベルに行っても戦闘が辛い。2週目以降はクリア方法が分かっている訳だからいいんだろうけど。そしてセーブが出来る街まで上がってしまうといろんなポイントがチャラになると言う結構アレーな設定で、頑張りすぎると結構やりなおさなければならない点が辛い。それだけ探索に緊張感が出るともいえるけれど・・・
主人公はほとんどしゃべらないし、ツクールなのもあってシステム面ではかなり使い勝手に問題を感じるのだけれど、基本をとてもしっかり作ってあるだけに、時々あるネタ要素がかなり笑える。(夜種王関係はどれもだし、釣りコマンドはかなりヘンな場所でも平気で使える)。似た作品が沢山あったらやるかと言われるとちょっと躊躇するボリュームや謎の量、ランダム要素ではあるのだけれど、シナリオの独創性というか圧倒感はナディアとかラピュタとかベルセルク好きな人にはお薦め。
・そして「TR」のリメーク版にも手を出した。純粋にTRを忘れだしているなー、どんな話だったっけ?と思ってDLしたのだが、大して変わってないと思っていた(エンジンだけ変えた)と思っていた所がすごいムービーがはいっていて驚いた。「ミメイ」でもそういえばムービー入れてたんだよなー、と思い出す。というかゲームじゃなくてサウンドノベルだよな。あまり選択肢は無かった気がする。でも、一番すごいと思うのは、やっぱりシナリオと音楽のマッチ度で、これはフリーのサウンドは使いまわしが多い事とも関係するのだろうが、最初にやったフリゲで印象付けられた要素はなかなか忘れがたい。それにしてもTRの話題の現代性にもちょっとやられたかも。
Posted at 2009/02/28 14:05:38 | |
トラックバック(0) | 日記