2009年04月29日
・最近テレビ番組や雑誌などで「安い物」特集が目立つ。こんな時代だから少しでも安い物と言う心情は分からないではないが、物には適正価格と言う物がある。異常に安い物には当然犠牲にした物がある。それが労働者の正当な報酬なのか、生産者への対価なのか、食の安全なのか、企業の利潤なのか、それは分からない。またトータルで見れば企業全体ではちゃんと利益は出ているんだとは思う。しかし社会の中でそういう商品を積極的に宣伝していいものだろうかと思う。
・例えば、百歩ゆずって、それがぜいたく品であれば、それの正当な対価が凄い安くなっても構わないとは思う。最近893さん関係と話して思ったのだが、彼らが高級外車に乗るのはもうそれが高いという事実のみだと言っていい。無駄な出費が出来る事を見せびらかしている。実体は高級車の値段とか言うのは、限りなく空疎なのだ。
一方毎日の食品とか衣料品とか最低限必要な物は、正当な値段を破壊する事は、いずれ巡り巡って、そういう供給源の破壊に結びついてしまうと思う。
・物やサービスには値段と言う概念は重要で、結局対価に対してどれだけの物が得られるかが重要なのは言うまでも無いから、やっぱり高級料理や檄安商品が値段を中心に語られるのは仕方ないと思う。でも、やっぱり、まっとうな値段と言うのを消費者が想像する必要があるのではなかろうか?
Posted at 2009/04/29 22:18:56 | |
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